<< 三重の地大豆ものがたり | main | 2013年を振り返って その2 >>

2013年を振り返って その1

2013年アズワンコミュニティを振り返って、
イモちゃんから見えるコミュニティをレポートしてみたいと思います。

イモちゃんは、鈴鹿に住んで13年、
アズワンコミュニティ鈴鹿の歴史と同じ位かな。
たまたまここに居て、触れることも多く、イモちゃん自身、
「アズワンコミュニティとは何だろう?」と探訪しています。
そしてこの一年、コミュニティのいろんな人にインタビューさせてもらいました。その中で一番印象に残ったのは、やっぱこのコミュニティを初期の頃からつくってきた野尻さんへのインタビューです。

野尻さんの話を聞くうちに、これまでアズワンコミュニティをつくろうとやってきた人達の念い、そして念うだけでなくそれを実現しようと試みてきた13年を垣間見た気がしました。

またいろんな出来事を振り返ってみると、昨年12月に始まった「ライフストア」が大きいかなー。ここを訪れる人は、その試み・実践とその様子を目の当たりにして驚きをあらわに!
この試みは今の社会からはぶっ飛んでいるようです。

    【参考】
    ・「贈り合いの世界へ」
    ・「本当にやりたいことを・・・!」
    ・「そのまま持っていくお店」


一方、これまでアズワンコミュニティをつくろうとやってきた人たちの
ストアに籠める思いはどれほどのものだろう?!
その背景を想像すると計り知れないものがあります。
野尻さんの話を聞いて、そこに一番反応しまた。
これまでやってきての今、
今やっとストアという形になってきたのではないか。
そこにあらわそうとするもの、やろうとしている中身は?!
「贈り合いの世界へ」と表現してきた、その中身の奥深さを想像するだけで、
興味深々、わくわくドキドキです。

12月には、ストアをやろうとする人たちで集中研究会を設けていました。
そこをつくっていこうとする人たちが、その目的に立ち返り、中身を見直し、
検討をしながら進んでいるようです。

イモちゃんは、直接ライフストアに関わっているわけではなく、本当に何をしようとしているのかをよく知らないです。利用させてもらいながら、いろいろ聞こえてくる話に耳を傾けながら、ちょっと離れたところから見ているだけですが…
(イラストはクリックすると拡大します)

そこから察するに、実際にその現場に関わる人たちは今までそこをつくろうとしてきた人たちとは別の人だと思います。今ストアをやっていこうとしている人たちが目立つけど、それを支えている、そこがそうなるように支えている人たちがいる。
これは、ストアよりちょっと早く始まった「アズワンコミュニティオフィス」も同じだと思います。この仕組みがあることで、誰でもが一人で抱え込む要が無くなり、何でも相談しながら楽に安心して暮らせる感じがするけど、そういう社会にしようとつくってきた人たちがいる。アズワンコミュニティの成り立ちを見ているような気もします。


そして、アズワンコミュニティをつくってきたそのベースは、「やさしい気風」。
人と人の間に漂うやさしい気風、遠慮気兼ねない間柄に漂う気風、自分を守らなくてもいい気風…なのでは?!
そういう気風の醸成のために、研究に研究を重ね、実践しながら進んできた13年だったのかもしれません。イモちゃんを含めここの人達は、そういう気風にやさしく包まれながら共に進んできた、そんなふうにも思うのです。

今年は、そういう気風だけでなく社会の仕組みとして形になって動き出した年でもあるのかな。
だからこれからが始まりとも言えると思います。
そういえば野尻さんが言ってたなー。
「…これからよ、幸福劇場の地上天国…、
  …天国から天国に行けるような感じになるやろうな」


アズワンコミュニティは、
どういう世界を実現しようとしているんだろう?!
変化進化の連続、固定するものは何もない実際の世界
やっぱ、これから始まるんだろうなー
そして、「気風」というのは時間をかけて醸成していくもので、アズワンコミュニティだけに留まるものでもない。
触れる人、関わる人に自然と伝播してしまう…。

ここでやろうとする中身、その実態は?!
少しずつ形になって見えてきた2013年ではないだろうかと思いました。

(記事 中野敏美)
- | -