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日本と韓国、心と心の交流

2月8日、韓国から13名が来鈴、11日までアズワンコミュニティを探訪しました。


通訳・引率はユ・サンヨンさん、他のメンバーは、住むところ、活動、年齢など様々で、多彩な顔ぶれが集まり、新しいコミュニティづくりの可能性に触れたいという探訪団でした。 きっかけは、これまでアズワンを訪れた人たちから話を聞いたり、
韓国語で出版された「人間の本性に適した社会」を読んでなどです。
4日間、コミュニティの様々な人に触れ、話を聞き、質問を交えながら懇談、
目に見える活動の前の何かに気づいていたようでした。



最後の夜の懇談会での、感想です。
27歳の青年
「この3日間、はじめはアズワンの活動面を知りたいと回っていた。
そのうち、ここでは人と人の関係を大事にしているなと感じた。
今は、そこを大事にするには、それを願う自分がどんな自分かを知ることから始めることだと見えてきた。」

YMCAで長年活動している女性。
「社会を良くしようとしている組織のなかで、人と人が不信感で苦しんできた。これまで、やるべきこと、目の前にある事柄だけを見てやってきた。
それをやろうという自分を見て来なかった。自分の中に自分がいなかった。
親しい関係ができてきたら、そこには無限の可能性が現れる。
村づくりがやれる人をつくる活動をしていきたい。そのため、『自分を見る』というところから始めたい。」


以下、この探訪に同行した宮地さんのfacebookページより抜粋し紹介します。
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初日から、打ち解けた雰囲気でした。



自己紹介のなかで、一人ひとりの方から今回の訪問にかける思いを聞かせてもらいました。
「社会の矛盾をなんとか変えたいとやってきたが、システムを変えるだけではなく、人間の文化を悩みながら変えていく方向を探っている。」

「暮らしを変えるには、街から離れて共同体をつくろうと思ってきた。
だがアズワンは、街のなかでそういうコミュニティをつくっている、不思議。」

「会社経営をしている。労使関係が対立にならないあり方を描いてやってきたが、分配というところで行き詰っている。展望があるだろうか?」

「若者や学生が多く暮らす地域で、共に考えられる場づくりをしている。
ぼくらは、人と人の関係をつくれないできた世代。それをどうつくっていくか」

「貧しい人がいない。規則や縛りのない社会はどんなものか?」
和やかな話のなかにも、韓国の今の社会状況の厳しさがにじみ出ていました。

「物についての研究開発や進歩は目を見張るものがある。
社会とか人と人の関係については、旧態以前未解決のまま、人間自身を苦しめている。この原因がどこにあるか究明して、解決していくことが急務。
ここを、共にやっていきたい。」
韓国メンバーの熱い願いを聞いて、小野さんが語り、初日を終えました。



2日目の懇談会では
「話し合いでやるといっても、意志決定はどうするのか」

「親しくなるためのイベンや集まりは、どんなふうにしているのか」

などの問いかけが出て、

「話し合って、決めたことをやるとなったら、不自由になるよね」

「親しくなるためと言ったら、実際は親しくないというのが前提になっているのかなあ」

「親しくならないのは、どこかに間違いがあるのでは」
など、いろいろ出し合いました。



そして、3泊4日アズワンコミュニティを探訪してみて見えてきたものは?!
2月10日最後の夜の懇談会の感想です。

27歳の青年
「この3日間、はじめはアズワンの活動面を知りたいと回っていた。
そのうち、ここでは人と人の関係を大事にしているなと感じた。
今は、そこを大事にするには、それを願う自分がどんな自分かを知ることから始めることだと見えてきた。」


YMCAで長年活動している女性。
「社会を良くしようとしている組織のなかで、人と人が不信感で苦しんできた。これまで、やるべきこと、目の前にある事柄だけを見てやってきた。
それをやろうという自分を見て来なかった。自分の中に自分がいなかった。
親しい関係ができてきたら、そこには無限の可能性が現れる。
村づくりがやれる人をつくる活動をしていきたい。そのため、『自分を見る』というところから始めたい。」




10日の夜は、サイエンズスクールの「マイライフセミナー」に参加したいという人がたくさんいました。そして、お互いすっかり和んでしまい、お酒やおつまみをいただきながら、談笑・歌の競演で夜が更け、翌朝、鈴鹿を出発しました。
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