【コミュニティーの核はピュアハート♡】
指導者もいない、専門家もいない
登録もない、入会金もない。。。
人と人が繋がり、コミュニティーをコミュニティーたらしめているポイントの中心にあるのは、「限りなく純粋なニュートラルハート♡」でした。
何かを非難したり攻撃したりもしない。
一人一人が自分自身の内面を深く見つめていく。
そこに答えや判断も付与しない。
とにかく問い続ける。仲間と一緒に問い続けます。
様々なしがらみや思い込みを剥いで、どんどん心を裸にしていきます。
そうして見えてきた人間本来の姿。
アズワンコミュニティーの皆さんは、
その眼差しの先に平和を愛する人間本来の姿を見つめ、そして掴んでいました。
アズワンコミュニテイーの拠点鈴鹿カルチャーセンター周辺近くには、際立って美しい里山の風景があるわけではありません。至って普通の街中の風景です。
でも、多くの人を惹きつけて止まないのは、人と人が繋がり紡ぎ出しているそれはそれは美しい「心の風景」があるからではないでしょうか。
見ることも、触ることも出来ないけれど、
アズワンコミュニテイーの人々が醸し出す美しい「心の風景」に、
安心感や心地よさを感じて多くの方が惹きつけられています。
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・アズワンコミュニティー探訪DAYツアー概要
お話:坂井和貴さん
鈴鹿市には大企業のHondaが来ている。市の名前を「本田市」などに改名して
いわゆる企業の城下町にはしなかったという歴史がある。
この街には新しいものを受け入れる柔軟な風土がある。
アズワンコミュニティーは、今年で15年目。争いのない優しい社会を作るという芯の目的がちゃんと叶っているかどうか日々問われている。本来の人の姿が本来の社会の姿とマッチングしているかどうか、常に確認する。一人一人が内面の争いもない人となる事が大切。
いくつかのコミュニティー事業が展開出来たのは、利子のないコミュニティーバンク(フラワーバンク)を作ったおかげ。
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・スズカファーム
お話:小林耕一さん
コミュニティーバンクの融資を受けて株式会社を立ち上げて運営している。無理なく回転出来る中規模経営にこだわっている。農法は慣行農法が主だけど、有機農法や自然農法も取り入れたいと考えている。メインの作物は米。他に20種類ほどの野菜を栽培している。販売先は、「おふくろさん弁当」「直売所」「コミュニティーストア」「MaxValueの地場産コーナー」など10カ所ほど。明るく前向きな気持ちで農作業をすると、不思議な事に野菜の味も美味しくなるよう。給与のスタイルは10人10色。個々人の事情にあった給与が支払われている。
サイエンズ研究所とタイアップして行われる年に一回の4日間集中研修がある。研修では、スズカファームが会社が、アズワンコミュニティー全体の争いのない優しい社会づくりの目的にきちんと叶っているかどうかを見つめ直す。
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・おふくろさん弁当
お話:岸浪龍さん
立ち上げ当初は2,30食の販売だったが、今は1,800食ほど加工し販売している。スズカファームの農、加工、流通などトータルで運営し、中規模で採算が合うようにしている。余って捨てるような事は一度もしたことがない。
人が本当に幸せに暮らしていくにはどうしたら良いのか、そのための社会作りが一番の目的。その問いや学びを繰り返しているサイエンズスクールに参加出来るように会社を作ったのが、「おふくろさん弁当」の始まり。サイエンズスクールで常に本来の人の姿を問い続けて思考回路が変わってしまった。お金じゃない。 会社が人を縛らない。人が人を縛らない。けれどコミュニティーに関われる事が嬉しくて、ついついみんな会社に来ちゃう。会社内も人を大事にし合う関係がある。上下関係も一切ない、社長係が居るだけ。こちらも給与のスタイルは10人10色。
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・コミュニティーオフィス
お話:竹本さん
今は定期的に相談窓口の場を設けている。一ヶ月に70名くらいが利用。現在コミュニティーオフィスのスタッフは5名。
複数人でお財布を共有している「ファミリー」というコミュニティーの形もある。現在は38名がコミュニティーファミリー。コミュニティーオフィスが出来たおかげでファミリーの取りまとめも円滑になった。
・インフォメーション
大きく、ACS(アズワンコミュニティーステーション)とSCS(鈴鹿コミュニティーステーション)の二つの窓口がある。ACSはコミュニティーの縁側。SCSは地域の縁側の機能を果たしている。ポストや宅配、鍵の受け渡し、伝言などなど要望があれば何でも対応している。
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・サイエンズスクール
お話:宮地昌幸さん
どうも、アズワンコミュニティーの要はこのサイエンズスクールにあるみたい。
⭐︎Scientific Investigation of Essential Nature
(科学的本質の探究)の頭文字、"SCIEN" と、
Zero(ゼロ・零・原点・無・空などの意味)
2006年にNPOとして立ち上がった。とにかくスクールでは、仲間と共に内面を問い続ける学びをシェア。禅問答のよう。
例えば、何人かで保育園を立ち上げようとしたけれど、話し合いが進まなくなり辞めてしまったという経験があった。熱い思いで始まった素晴らしい取り組みのはずだったのに、どうして話し合えなくなってしまったのか?なぜ、怒りの感情が沸き起こるのだろう?その理由について客観的に調べ始めたのが、サイエンズスクールとサイエンズ研究所の始まり。守り、恐れ、不安、思い込み、しがらみ、その理屈についての研究が始まった。アズワンコミュニティーは10年紆余曲折様々な失敗を繰り返し、サイエンズ研究所が立ち上がり落ち着いてからの5年の発展は早かった。
森林に例えるならば「極相」状態のよう。
アズワンコミュニティーは様々な失敗を繰り返した後に極相を迎えた極めて成熟したコミュニティー社会を形成するに至った。そんな風に感じました。
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・すずかの里山
お話:高崎広さん
当初は頭で里山の理想を描いていたが、そのうち人と人との繋がりが大切だし楽しいなぁと感じながら里山の作業をするようになっていった。少しづつ、土地を提供してくれる人が増えていった。半分は自分の思い、半分は成り行きに任せるのが心地よい。里山に関わっているのは主に三人ほど。80代の方の指導で炭焼き窯も作った。みんなで「作業歌」を歌いながら炭焼き窯作りを行った。何かに挑戦しても、いつでも壊しても良い大きな気持ちで取り組むのが良い。恥ずかしがらずに何でも話し合える状態が良い。「やりたい事」と「やりたくない事」の両方を調べる。理想と実践とそしてハートが揃っている事が大切。
【そうか、Deep Peaceだ!】
2日間の探訪DAYを終えて一人でお風呂に入りながらゆっくりと浮かんで来た言葉「Deep Peace」。
そうか、ここアズワンコミュニティーは、私が光と土のコミュニティー作りで核にしたら素敵じゃないかしらと考えていた
「Deep Peace」を、既に実践しているコミュニティーなんだという事に気が付きました。
人と人の争いがない事はもちろんの事、一人の人間の内面にも争いがない状態「Deep Peace」。
見直してみると最初に既に坂井さんもおっしゃっていました。
「一人一人が内面の争いもない人となる事が大切」って。
いつか、アズワンのサイエンズスクールに参加したいな。そして、コミュニティーとコミュニティーの優しい関係作りも発展させたい。
さらに宇都宮を拠点に始まった光と土のコミュニティーからは、人と人の平和な関係はもちろんのこと、天界と地球とも平和で豊かな関係作りを提案していきたい、
そう強く思いました。
【 続 き を 閉 じ る 】