韓国から、夫婦で再び来訪

カン夫妻9月に韓国ミネサクラブのメンバーとして、アズワンコミュニティを訪問したカンさん。今回は、ご夫人を連れ添って再訪問。
3泊4日、コミュニティの各家々に滞在しながら、参観、懇談会、そしてキムチ交流など、ゆっくりたっぷりと過ごしたようです。

カン夫妻記念撮影

カン夫人とコミュニティ奥さんたちの『キムチ交流』では、ワイワイ楽しい中でキムチが出来上がったようです。
キムチ交流

その様子が、宮地さんの個人ブログ『かたつむり・つれづれ』で紹介されています。どうぞ、ご覧ください。

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韓国から夫人同伴、アズワン滞在記
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アズワンコミュニティの「問題」・・・韓国ミネサクラブの雑誌より②

イさん
ミネサクラブの隔月の雑誌「ヒア・ナウ」9・10月号の巻頭言の文章です。
8月にアズワンコミュニティを訪れたミネサクラブ代表のイ・ワンギュさんが書いたコラムだと思います。



コラム
アズワンコミュニティの「問題」

問題とは何だろうか? 私たちの言う問題とは、漢字語で「質問するテーマ」という意味です。

あることが起こって、これに対して「これは何だろうか?」と、尋ねようとなるのは一種の「質問材料」だということですよね。
これは、英語も同様です。problemの語源は、ギリシャ語のproblemaであり、「私の前に投げられたこと」という意味です。
これは、ただ中性的に「起こったこと」という一種の変化を意味します。

ところで、この変化が私達の内面に固定されている「基準」とぶつかれば、それはまさに本当の「問題」となることでしょうね。

今回、日本のアズワンコミュニティ訪問後感じた点は、彼らにとって「問題」というのが無いということでした。
彼らの一番重要なモットーは、心の「固定」と「断定」が無い人達の社会をつくりあげるのだということです。
どんなことが起こっても、どんな言葉を聞いても、その言葉の真意は何だろうか? その物事の本当の意味は何だろうか?ということを聴くという、「質問」だけがあるのみ。

万一「あなたは間違っている」という言葉に、「そんなことはない」と反応したとしたら、それはあなたの中に、「正しい」と言い張るような「固定した何か」があるという意味であります。
それよりは、「その言葉の真意は何だろうか?」と自分自身に対して聴いてみたら、その時、質問材料である「問題」となる。頭の痛い「問題」ではなく、質問材料である問題と見ること、全ての内面にある「こうでなければならない」というものを捨て去って、単純に「質問すること」、これがアズワンの人々の気分、態度であるようです。

こうなってくると、私達がよく言う「問題」とは世界に無いのです。変化だけがあるのみですよね。変化は絶え間なく起こっているのに、私達が立てて置いた計画、私の心に「こうでなければならない」と決めておいたことに、変化が起きたら、それを「問題」としていて、ここには、未熟な心があるのみであります。

それ故、「こうでなければならない」が無ければ、「問題」というのもあり得ないのであります。

「問題」の無い人生、何も「問題」とならない人生、それは即ち、「自由なる人生」とも言えるのではないでしょうか。


logo.jpgミネサクラブとは、「”未来にむけて前へ進む”というハングルを略した造語」だそうです。
ミネサクラブは、1996年に設立し、物質と精神の両立を究明してきたそうです。
人の内面の意識やその根源を観て、その内容を月刊誌で会員に公開し、講座を開設して、それを体験する機会もつくってきました。
専門会員500人、一般会員1000人。今、個の内面世界の解決にとどまらず、内面を探求し合う、”教育”共同体づくりに着手し始めています。

次号の「ヒア・ナウ」(11・12月号)に、アズワンコミュニティ訪問の詳しいレポートが載る予定と聞いています。

これからも、連携しながら一緒に進んでいけるように・・・と願っています。
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澄んだ空のような心を使う・・・韓国ミネサクラブの雑誌より①

8月末にアズワンコミュニティを訪れた韓国ミネサクラブの人達。熱心で真剣に本当のものを探っていこうという姿勢が、今でも心に残っています。
ミネサクラブでは「ヒア・ナウ(here now)」という雑誌を1996年から隔月で出版しています。
Here Now
その9・10月号に、早速アズワンコミュニティ訪問記が掲載されました。
それもトップの「動静」というコーナーに採り上げられていました。

チェさんが、その雑誌を送ってくれました。
チェさん

アズワンコミュニティとサイエンズ研究所の皆さん、元気にしていますか?
鈴鹿での余韻がまだ心の中に穏かに残っている感じがしています。

照子さんが作ってくれたサラダと、おふくろさん弁当で作ったという茄子の天ぷらが思い出されて、家で試しに作ってみましたが、無残にも失敗してしまいました。しょうがないので、早いうちに鈴鹿に行く以外になさそうです。

今度、私たちミネサが発行する「ヒア・ナウ」に、アズワン訪問記を掲載しました。早急に作業をしたため、見て感じたものなど全てを扱うことはできませんでしたが、うちの会員達に、感じたことをより生々しく伝えたい気持から、内容はちょっと少なくなりましたが早く掲載しました。

これから、頻繁に交流しながら親しくなっていきたいと思っています。
ありがとうございます。

チェ・スンピョ

P.S. サイエンズ研究所で発行した『やさしい社会』、『人を聴く』をもらうことができますか?

アズワン訪問記

去る8月21日から24日まで日本の鈴鹿市にあるアズワン(As One)コミュニティを訪問して来ました。

人の本性に適した社会を作ろうと、10余年以上尽力して来た人達、そこに集まって住む構成員達。
仕事のための事業ではなく、本性を見つけようとする場で成長する目的で事業をする人達。
たくさんのことを深く考えてみる時間でした。

独島(竹島)問題で日韓摩擦が最高潮である時期に、時を同じくして、摩擦があっても親しい関係は変わらないでいることもできるというアズワンコミュニティ訪問の旅路に私達は踏み出しました。
これはまるで、いくらひどい摩擦があっても家族は家族だという東洋伝統の血縁思想が地域社会で拡がった姿です。

ソウルから仁川に行く明け方の道は、夜のうちに降った120mmの豪雨で、空港リムジンバスのTVが伝えるニュースは事故と水害のことばかりでした。
そのがらんとしたバスに、苛立った顔をした乗客が一人乗ってきてもバスの中の雰囲気は大きく変わりませんでした。
しかし、空港に近くなるほどバスの中はいろんな顔のお客さんたちでぎっしりになりました。この時乗って来た一人のお客さんが不満で一杯な顔で乗ってくると、バス全体の雰囲気はピリピリムードで反応しあい、不満一色になりました。
心ががらんと空いている時は余裕があり、緩衝の役目をするけれど、何かで一杯になる時はその反応が激しくて、軽く受け流すことができないことのようです。
だからいつも心を空っぽにしていること、必要な時満たした後は直ちに又空にすること、それが心の力をうまく使う秘訣ですよね。そういう時に、親しい関係が可能になるのではないでしょうか?

そのように雲がいくら多くても、青い空は常にあるのだということを知れば、親しい関係は可能なのでしょう。
アズワンの人々は、心の中に、断定する固定的な意見を置かないことで、澄んだ空のような心を使うようにしたのです。
今後ともサイエンズ研究所とミネサクラブは持続的な交流を通じて、意識探求と平和で楽しいコミュニティづくりの経験を分かち合っていくこと事にしました。

立派に通訳してくれたユ・サンヨンさんと、丁寧に説明し案内してくれたアズワンの小野さんに厚く感謝いたします。

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(写真1) 名古屋空港に到着しました。
(写真2) 船を降り、鈴鹿の方に行く港で出迎えに来られた宮地さん達。
(写真3) 特定非営利法人であるサイエンズスクール研修所。
(写真4) 毎夜懇談会を通じてその日の経験を分かち合いました。
(写真5) 研修所裏手の大きな貯水池。シラサギが一杯に集まって住んでおり、すがすがしく、開けていて散歩に良かったです。
(写真6) コミュニティの鈴鹿カルチャーステーションで、坂井さんの説明を聞きながら、彼らがどんな風に地域社会とつながりを持っているのかが分かりました。
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(写真7)「おふくろさん弁当」店に立ち寄って、事業も本性探求の場として使っているということ、それでも事業のように熱心にしているなどの話を聞き、職務上の責任が別になくて平等であり、リンカ(Rinka)という地域通貨を使っている点等を説明してくれました。
(写真8) 中井さんから農場説明を聞いて、蓮華池を作った話を聞きました。この日夕方の懇談会で中井さんは自分がどんなに日常のレッスンをしているか話してくれました。
というのは、この日私達の中の一人が、「どうして蓮華が池の中心にはないのか」という質問をしたのに対し、彼は「まだ作ってから 2年にならないからそうなんだ」と答えたが、心に咎めるものがあって、注意してよく調べてみたと言いました。
すると自分の無意識で「この池は失敗した」という考えがこの間あったということが思い起こされたというのです。
それで彼は、「失敗」を隠すために「2年も経っていないからだ」という言葉が無意識のうちに出ていたことに気付いたと言いました。
彼らは日常の中でこういう風に自分を観察して、「私はそんな固定された考えの中にあったな」と眺め、それを通じてそこから自由になるようにしていました。
(写真9) 宮地さんの家で私達のために見事な昼食を準備してくれました。
(写真10)私達が泊まる間の食事を真心込めて準備してくれた照子さんが、リンカ(Rinka)という地域通貨で運営される、無人の野菜が置かれた店の説明しています。
誰でも来て、必要な分の野菜を計り、この店に置いてあるノートに重さと価格を書いて品物を持って行くと言うのです。
もちろんリンカはこのコミュニティの事業体で働いて受けとったり、自分のサービスをして受け取ったものを使います。
したがって一般で価値ないと思われることでも、リンカを稼ぐことができる利点があります。
彼らが大切に思うことは何でも価値あるようにできる可能性があるという感じがしました。
(写真11) サイエンズ研究所メンバーと懇談会を持った後一緒に写真を撮りました。
(写真12) 自分が好きな料理作りを周りの人と一緒にする中で、自分の家を開放して食堂を出すようになった場所で食事をしたのですが、彼女は、いつでも自分がしたくなければ店を閉めて休むことができると言います。
このコミュニティのモットーは何でも、「やりたい分だけやる」で、「私が無理にしていないか」をよく見ていると・・・
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(写真13) お茶会を終えて
深い愛情と真心でお茶をいれる姿を見て、それぞれの茶碗が作られた歴史を聞きながら、一杯一杯真心で茶碗を受け取る間、私達は茶道の深い雰囲気が心に染みこむようでした。
(写真14) 里山の森で
子供達のための「里山作り」をしているこの人は(最前列右側)、「作業中他人の森に入ってしまって、主人を怒らせたが、すまないと謝りに行って、その趣旨を聞いた森の主人が自分の森も使ってくれと言い、それからは大きな森の道が造られ、子供達が楽しく遊べる空間となった」と言います。
(写真15) 日本を出発する前サイエンズスクール研修所で

アズワンに関する記事はこれだけと思ったら、巻頭のコラムにもアズワンのことが採り上げられていました・・・・。
ミネサクラブのイ代表が書いているものです。(次回に続く)
続きは、こちら→アズワンコミュニティの「問題」・・・韓国ミネサクラブの雑誌より②
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『究明を楽しむ』 韓国ミネサクラブ来訪

8月21日~24日まで、韓国のミネサクラブ関連の人達がアズワンコミュニティを訪れました。韓国でPIESS活動をしている柳相涌さんが、7月に出版した「人間の本性に適した社会」(詳しくはここをクリック)の出版元が、ミネサクラブの出版社でした。
韓国の本
今回、柳相涌さんの本の出版をキッカケに、アズワンコミュニティの存在を知り、心の面と社会の面が並行して進んでいる社会の存在に、すごい興味を持っての来日です。
食事
みな、「人間の本性に適した社会」はよく読んできていて、初めの懇談会の際から、鋭い質問や熱い話し合いになったようです。
歓迎食事会でも、豪華な食事もそっちのけで、感情のでどころや、元の心の話や、執着についてなど、とどまるところを知らない感じでした。
心の面を追求して来られた方々が、このアズワンコミュニティを探訪し、どのように感じたのでしょう?!

案内を担当した宮地さんが、個人ブログでその様子を紹介してくれています。
5回シリーズです、どうぞご覧ください。
  ↓  ↓  ↓
韓国ミネサクラブ、来訪の記(1)--「人の本性に適した社会」出版を通して
韓国ミネサクラブ、来訪の記(2)--妥協のない、真摯な問いかけ
韓国ミネサクラブ、来訪の記(3)--「人の本性に至っているか?」
韓国ミネサクラブ、来訪の記(4)--揺るぎない親しさへのはじまり
韓国ミネサクラブ、来訪の記(5)-ー人を幸福にする社会の試み
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人の存在、そのいのちを聴く

書籍先日、まちづくりコーディネーターとして活動しておられる方から、サイエンズNO.1『やさしい社会』、NO.2『人を聴く』を読んでみての感想を寄せていただきました。
PIESSネットワークのHPに紹介しています。どうぞご覧ください。
 ↓  ↓  ↓
「人の存在、そのいのちを聴く」
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何をするのにも「自由意思」で?!

エコビレッジのネットワーク化を推進する活動をしているふみみんさん。日本各地のエコビレッジをまわっているそうです。
今回は、その『ふみみんさんのアズワン訪問記』を紹介します。
コミュニティ図
ふみみんさんは、昨年5月に、エコヴィレッジ・デザイン・エデュケーション(EDE)という活動を一緒にされている須賀さんの紹介で、アズワンコミュニティ鈴鹿を視察に来ました。(「エコビレッジの活動家お二人、来訪」
今年3月には、『ふだん着で探訪DAY』にご夫婦で参加。(「2度目のアズワン訪問」
そして今回の訪問では、サイエンズスクールの『マイライフセミナー』にも、ご夫婦で参加しました。その3度目のアズワン滞在の様子です、どうぞご覧ください。
  ↓  ↓  ↓
「3度目のアズワン」
「マイライフセミナーに行ってきました」
「鈴鹿を散策」
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知れば知るほど、感想は「ゆるい」!

8月20日、日帰り『ふだん着で探訪DAY』が開催されました。
探訪DAY8月
愛知県東海市でコミュニティづくりを模索するKさんが、昨夏にアズワンコミュニティを訪問。今回Kさんが、東海市と知多市の仲間達に声をかけて、子供連れで参加です。
初めてアズワンコミュニティを探訪した二人の方の感想を紹介したいと思います。
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相手に関心があるの?話に関心があるの?

人を聴くサイエンズ研究所出版のSCIENZ NO.2 『人を聴く』を読んで見ての感想が『ふだん着で探訪DAY』に来られた小説家の伯宮さんから寄せられました。
PIESSネットワークのホームページに紹介しています。
どうぞご覧ください。
  ↓  ↓  ↓
PIESSネットワークのHP
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『ふだん着で探訪DAY』 2012年の夏

この夏の『ふだん着で探訪DAY』は、日帰りも含め6回開催されました。
はす2
初めて訪れる方もあれば、一度アズワンコミュニティを探訪し、今度は家族を誘って来られた方など、猛暑の中たくさんの方々が探訪しました。


この夏の探訪DAYの様子を、宮地さんが個人ブログにまとめてくれています。
どうぞご覧ください。
  ↓  ↓  ↓
『炎天の鈴鹿 探訪DAYつれづれ』
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これこそ本当の豊かさだなぁ

8月4日~5日の『普段着で探訪DAY』に参加された名古屋のIさんから、『普段着で探訪DAY』の感想レポートが届きました。
Iさんは、大学卒業後、映像業を経て、国際協力の仕事に携わり、今はファシリテーションの勉強もしているそうです。
そういうIさんの目に、アズワンコミュニティはどのように映ったのでしょう?

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