「フラットな関係性を望んでいても、なかなかそうならないのは何故?
仕組みややり方を考えてきたけど、そうではなかった」と、今回アズワン鈴鹿ツアーに参加したDさんのお話しです。(記事:いわた)
3月2日~3日のアズワン鈴鹿ツアー参加者とスタッフ
いつもと違う心持ち
――2人のお子さんと参加してどうでしたか?
Dさん 子どもを受け入れてもらって、子どもの方もすんなりと馴染んでいけました。スタッフの方に子どもの様子を聞かせてもらい、それもよかったです。
今朝は、いつもと違う心持ちで、子どもにやさしく接することが出来ました。こういう感覚でやっていけたら、お互いに穏やかな関係になれるのかなって思います。
身近な子どもで感じられたので、夫とも、また、自分のコミュニティ活動の中にも落とし込めていけたらなーって思います。どう作用していくか、ワクワク楽しみな感じが芽生えました。
本当はフラットな関係性にしたい・・
――地域での活動も活発そうですね。何か活かせそうなことはありましたか?
Dさん 家の向かいに空き家を借りて、シャアハウスにして、ウーファーさんやファームステイの方と一緒に農業したり、イベントしたりして、来た人たちと交流できる拠点づくりをして、私は楽しんでます。
それと、やっぱり近所の人たちと何か心通わせて生活を満たして豊かになっていきたい。それで子育て中のお母さん達に声をかけて共同炊事をやってるんですが、今はイベント的に餅つきしたり、麹づくりや味噌づくりをやっているところです。
それで、週一で集まって、ご飯作って食べようってしたくて、ただ、食材を持ち寄るのか、材料費を出し合うのか、光熱費はどうするのか、といろいろ考えることがある。そこはオープンマインドで、自分が負担する気じゃないと人は集まってこないのかなーとか。何かルールづくりしようとか、マインドマップを書きながら考えていました。本当はフラットな関係性にしたんですがーー。
根本から違ってた?
Dさん 今までどんな活動をしてきても、どうしても私が指揮を執るみたいになってしまう。みんなで意見を出し合ってフラットに言い合いたいのに、みんが従う形になってしまう。それはたぶん、私がそうしてるからかもしれないんだけど。と思ったときに、あー、これは根本から違ってたんだなと、今回ここに来て思いました。
手段や仕組みの方を考えていたけど、このコミュニティのみんなの心の中は、「人を聴く」ってことを思ってた。私が知りたいのはそこです。どうやったら人のことが聴けて、自分のこともちゃんと自分で聴けるのか。内観できるのか、そこがあってこそ、何をするかだな、と思いました。そこからやっていきたいなって。
――どうしても、やる事柄をどうするか、という事になりがちですね。
Dさん アイデアはいろいろ浮かんできて、やれる気になって、情熱で出来る。でも1、2回はうまくいったとしても、どんどんブラッシュアップしていくときに、あの人最初に言ったことと違うじゃないのってなってうまくいかなくなる。それは、目的がちゃんと出来てたら、変わっていく形が出来るんじゃないかなと思いました。
――形ではなく人の気持ちに焦点が当たってきたようでした。
その人らしく本心で生きられるコミュニティ!
アズワン鈴鹿ツアー【 続 き を 閉 じ る 】