スペースJOYで夕食がはじまった《2》

アズワン鈴鹿コミュニティの暮らし
自分らしく、その人らしく




「その人がもっとその人らしく暮らせるように…」
そんな願いがあって実現してきたJOYの夕食。関わる人たちの中にある気持ちです。

毎日の夕食づくりは主婦の悩みの一つとも言います。「今日の夕飯は何にしよう?」と考えるところから、買い物、調理、後片付けまで、かなりの仕事です。

「そういう時間を、その人がもっと本心でやれることをやってほしい」
と、みゆきさんが話していましたが(前の記事参照)、本当にそれが実現できれば、主婦は解放されるでしょう。

というわけで、JOYの夕食に来ているお母さんたちに話を聞いてみました。

子どももお母さんもゆったり

舞子さんは1歳半の子を持つお母さん、岸上拓也さんとの3人暮らしです。夕食がある日はほとんど利用しています。

「うん、すごく助かる。子どもが一緒だから家で作るときは、子どもの世話もしながらだから、同時にはなかなかできなくて。片づけもあるしね。ここに来ると、ご飯食べ終わっても、子どもは遊んでたり、他の人が見てくれてたりして、ゆっくり出来る」

ご主人の拓也さんも―
「夕食作っているときは、子どもを俺に見てって言われるけど、子どもの方は、スーッとお母さんの方にいっちゃうしね。舞子さんも、毎日作るのが得意じゃないみたいだから、JOYの夕食があるときは、ここで食べるのがいいなって思ってる」

ご飯づくりが得意な人とそうでない人、確かにそういのはありますね。
舞子さんは、最近、職場がサイエンズスクール事務局になり、夕方5時まで職場に専念しているそうです。それも、JOYの夕食のお陰だとか。

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スペースJOYで夕食がはじまった《1》

アズワン鈴鹿コミュニティの暮らし


コミュニティスペースJOYでの夕食風景

◆温かいご飯と味噌汁と

「今日から夕食始めます、メニューはチキンライス、肉団子と白菜スープ、ブロッコリーです。どうぞ」

LINEグループにそんなコメントが流れたのは1月28日のこと。コミュニティスペースJOYで夕食を用意してくれるというのです。昨年、JOYのスペースが広くなり、昼食で賑わうようになりましたが、今度はそのテーブルを囲んで夕食も。今のところ週4回ペース。(スペースJOYの説明と前回の記事はこちらをクリック

その場を直接用意しているのは、おふくろさん弁当のみゆきさん。弁当屋で調理した料理を運び、テーブルに並べ、みんなが来るのを待っています。6時になると人が来はじめ、一人ひとりに声をかけては、ご飯や味噌汁、時にはおかずをよそってくれます。熱々出来立てです。(接待してくれるのは、同じ弁当屋の絵里ちゃんやJOYのマミーが入ったりしています)

アカデミー生が食べに来たり、家族で、夫婦で、子ども連れで、独身の人も、コミュニティの滞在者がいることもあります。年配の人から、若者から、子どもまで、世代の違いも感じず、食べながらよく喋っています。会話が弾んで、とても賑やか。
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「サイエンズを学びたい」ブラジルから来た青年


「人間社会の問題を根本から解決できるんじゃなか」、そんな思いではるばるブラジルからやってきた青年がいます。フェリックス君、20歳。サイエンズアカデミー生としてこれから鈴鹿コミュニティで暮らしながら、サイエンズを学び深めていきたいそうです。その最初に、先日、アズワン鈴鹿ツアーに参加しました。



3月15日ー16日アズワン鈴鹿ツアーで。フェリックスとお母さんのマルセリン

 ――ツアーに参加してどうだった?

 フェリックス みんな心からオープンで、温かい気持ちが伝わって、安心していられるのが気持ちいいです。
コミュニティのことは、ブラジルのみんなに聞いていたので、だいたい想像はついていましたが、やっぱり実際に来ると、すごい違う感じです。
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「“みんなで悟ろう”という発想が新鮮!」



春の訪れと共に、各地からアズワン鈴鹿コミュニティを訪れる人たちも続いています。ツアー参加者に、その印象を聞いてみました。



3月9日~10日、アズワン鈴鹿ツアー 参加者のみなさんと

お金の縛りからどう解放?

 ――今回ツアーに訪れた動機は何ですか?


 Hさん 人との調和、お金の縛りからの解放について知りたくて、です。

 Uさん 友人の友人がこのツアーに参加したと聞き興味を持ちました。はこぶねコミュニティを広げたいと思っていた際、アズワンコミュニティの存在を知り、何か学びになることがあるかなと思い参加しました。


◆“みんなで悟ろう”の発想が新鮮

 ――ツアーに参加して、印象に残ったことはありますか?

 Hさん 皆さんの声がおだやかでした。話し合う大切さに気づくとともに、各々が自分の本心を・本質をみつめ、確かめることがさらに大切だと思いました。

 Uさん ほとんど全く前知識がなく、流れで参加することになりましたが、人間関係において、“みんなで悟ろう”という発想が新鮮でした。みんなが迷い・不安・恐怖無く本質そのもので生き生きとされてるなと思いました。今の社会を“幻想”ととらえ、そこから抜けていく考えは他のいろいろなものとの共通点を感じました。
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「フラットな関係性をどう築く?」アズワンツアー


「フラットな関係性を望んでいても、なかなかそうならないのは何故?
仕組みややり方を考えてきたけど、そうではなかった」と、今回アズワン鈴鹿ツアーに参加したDさんのお話しです。(記事:いわた)


3月2日~3日のアズワン鈴鹿ツアー参加者とスタッフ

いつもと違う心持ち

 ――2人のお子さんと参加してどうでしたか?

Dさん 子どもを受け入れてもらって、子どもの方もすんなりと馴染んでいけました。スタッフの方に子どもの様子を聞かせてもらい、それもよかったです。

今朝は、いつもと違う心持ちで、子どもにやさしく接することが出来ました。こういう感覚でやっていけたら、お互いに穏やかな関係になれるのかなって思います。

身近な子どもで感じられたので、夫とも、また、自分のコミュニティ活動の中にも落とし込めていけたらなーって思います。どう作用していくか、ワクワク楽しみな感じが芽生えました。

本当はフラットな関係性にしたい・・

 ――地域での活動も活発そうですね。何か活かせそうなことはありましたか?
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高齢者の居場所と子供食堂から探る「居場所の力とは?」(後半) 



◆居場所の力と本人の力

司会進行役の中井さんが、自分の関心事を各パネラーに質問していました。
子供食堂の伊藤さんには、子供を“褒める”ことについてどう思うか?と。
伊藤さんは「形だけ褒めたとしても何が子供に伝わっているか、それよりも一緒になって楽しんだり共感すること。子供の方がピュアで発想も豊かです。そこを大事にしたい」と返していました。


理想の暮らしを語る会の中井正信さん



中井さんは、様々な観点で質問をぶつけていました。子供を叱ったことでその子の中に何が残るのか。社長夫人だった人が認知症になり施設に入ったが、社長婦人のままの態度で施設職員を叱ったりして居られなくなった、その人のアイデンティティとは何だろう?など。
本人の力と居場所の持つ力の関連の中で、自分が認知症になっても、そうなる前に本来の自分を知っていければ、認知症になっても周囲の人と仲良く暮らせるのではないか。そういう本人の持つ力と、居場所の力によって、その人も周りもラクに暮らせられないだろうか。そんな内容だったと思います。
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高齢者の居場所と子供食堂から探る「居場所の力とは?」(前半) 


2月度公開講座パネラー



◆安心した居場所はどうやって?

人生最期まで自分らしく、そう生きられる地域社会にしたい。そんな願いで活動する「理想の暮らしを語る会」の2月度公開講座が2月23日、鈴鹿カルチャーステーションで開かれました。今回は「自分らしく暮らすには、『居場所と安心』が不可欠」をテーマに、高齢者の居場所づくりに取り組む西村美紀子さん、子供食堂の活動を続けている伊藤美枝さん、人と社会の本質を研究するサイエンズ研究所の小野雅司さん、そして理想の暮らしを語る会メンバーでケアマネの森原遼子さんをパネラーに3時間半に渡るディスカッションがありました。

安心した居場所がどのように作られ、どのように自分らしく過ごしているのか、その実践例が各パネラーから紹介され、会場とのやりとりの中でテーマを深めていきました。浮き彫りになった事は、安心できる場所が居場所となり、そこでその人がその人らしくイキイキとしてくること。そういう場を運営する人たちには、「人が好き」という愛する心があることでした。パネラーの発表をザックリと紹介します。


「協」の西村美紀子さん

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サイエンズメソッド探究体験―アズワンツアー



立春を過ぎ、梅の花もほころび、春の温かさが感じられるようになってきました。アズワン鈴鹿ツアーも毎回内容を検討しながら進んでいます。最近のプログラムでは「サイエンズメソッド探究体験」という場も出来ました。これまでもミーティングなどで一つのテーマで探究していましたが、それが進化してきています。
また、先日は、スイスから青年がツアーに訪れました。今年の夏にはスイスでサイエンズスクールのコースも予定しているそうです。いよいよヨーロッパに「サイエンズメソッド」の灯が点りそう・・
今月のツアー参加者の感想を紹介しましょう!



◆大事なのは心から人とつながること
サイエンズメソッドを体験する機会があって自分の心に目を向けられた。
コミュニティの形が大事なことではなく、大事なのは人の心で、心から人とつながることだと思った。(スイス・20代・男性)

◆外側でなく自分の内側にあったこと
コミュニティの皆さんが人として、ありのままの自然体で、豊かに暮らしているなと思いました。
この場で過ごして感じた安心感や幸せな気持ちや、思考がクリアになる感覚など、これから家に戻ってその状態を感じるにはどうすればいいか考えています。自分の外側のものではなく、自分の心次第でどうにかなりそうな希望が湧きました。

自分の外側の環境とか物質的なこととか、外側からの知識で自分をよくしていこうとか、子どものためによくしていこうと考えていたのですが、一番大事ではやいのは自分の心の中にあること、自分の内側にあったんだってことがすごい大きな発見でした。(女性)
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「理想の暮らしを語る会」2018年度活動レポート集発行!



「老年期をどのように老い、どのように死ぬか。」
を問い掛け、自分らしく老い、最後まで自分らしく生きられる地域社会を創ろうと活動する「理想の暮らしを語る会」の2018年度活動レポート集が出来ました。2017年度版に続いての発行です。

隔月で開催してきた、公開講座の様子、会のメンバーが医療従事者や介護関係者へ訪問し、話を聞いたときのレポートなどがまとまっています。

たとえば、「家庭医とは?」と、耳にした会のメンバーが総合診療医を訪ねた時のことや、家庭医療専門医を訪ねた話など、自らが行動し、生き方を探りながら、新しいつながりを築いていく活動の様子がイキイキと綴られています。

また、隔月の公開講座では、介護者、ケアマネ、理学療法士、社会福祉士がパネラーとなって、それぞれの立場から、「介護は新しい文化を創造する!」をテーマに話をしています。そこには、「その言葉の中身が見えて、知ることが出来た公開講座でした」と感想があり、介護の新しい姿を見せてくれているようです。

更に、昨年11月に鈴鹿ハンターで開催された「市民活動フェスタ2018」で発表した寸劇の脚本も掲載。「“介護”実は人間らしさを取り戻す文化活動だった」というテーマを劇にしたものです。「脚本の無断使用歓迎!」で、この脚本は地域共生社会の実現を願い、みんなで作ったものなので、これを、どこででも活用して頂きたいそうです。




「誰もが、死の瞬間まで、身体はままならなくなったとしても、
 幸福な人生を全うしたい、と願って暮らしているんじゃないでしょうか。
 老いや死を、考えることは、今をどう生きるかを考えることだと思っています。
 私たちの会では、老いや死について、日々の暮らしのなかで、もっと朗らかに、
 楽しく語り合えるようになったらいいなあという趣旨でスタートしました。」

会の趣旨の一節です。

老後に備えて、何かしておく、という消極的対策ではなく、今現在の中から、明日を切り開ていくような、積極果敢な生き方、力強さを会のメンバーから伝わってきます。その姿や背中を見せてもらうたびに、次の世代に注がれてくるエネルギーをひしひしと感じずにはおれません。(記事:いわた)
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恒例?のお餅つき、今年はやる?やらない?からスタート

鈴鹿コミュニティ、恒例(?)のお正月お餅つきが、1月2日に街のはたけ公園でありました。恒例行事は毎年開催して当たり前?なのでしょうか。参加する人たちも、あって当たり前、やって当前、そんな頭になっているかもしれません。今年は、そんな前提の見直しから、はじまりました。



言い出したのは、稲垣さん。
LINEでみんなに投げかけていました。

「餅つきどうしようかな?習慣的に、やるか~みたいになってるけど」

そんな稲垣さんのコメントに応えて…

「やめてもいいんじゃない」、という意見も。

あ~、当たり前を見直すには一度止めてもいいのかな、と思ったり、
そんな、意見も出た後で、

「お正月は家族が集まるからぜひやってほしい」

と、希望する声も出てきたり。

「餅つきだけに持ち寄りでやりたい」…、

いろんな声がLINE上を飛び交って、当日を迎えたのでした。

やりたい気持ち、やりたい分だけ集まって、実現した今年のお餅つきでした。

そのお餅の背景も稲垣さんがコメントしています。(最後に掲載)





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