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韓国江華島探訪団からのお便り

2月26日~3月1日に来鈴した、江華島探訪団の一人、オ・ヒョンダンさんが、早速手書きの感想文を持ってきてくれました。
翻訳を依頼されたユキさん(江華島でペンション経営をしているユ・サンヨンさんの奥さん)によると・・・、オ・ヒョンダンさんは、コーヒーを飲みながら、ジンちゃんやソリちゃん(ただ今韓国から長期交流中の青年二人)がとってもなじんでいて可愛かった話や、江華島でウドンサ(韓国ソウル市にあるの青年共同体)の若者たちと一緒にやりたいと思っている話など、いろいろ聞かせてくれたそうです。また、いろんな人から『みんなえらい感動して帰ってきたらしいけど、鈴鹿ってどんなところ?』という質問を受けるそうです。
では、以下、オ・ヒョンダンさんの感想です。どうぞご覧ください。
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鈴鹿アズワンに行って来ての感想文(オ・ヒョンダン)
3月1日午後4時ごろ、カンファ島に無事到着しました。
私はカンファ島でもう一泊して、3月2日になってようやく私の住んでいる島(ポルム島)に着きました。
最後に書いてこれなかった感想文を書こうとペンを取りました。

感謝と、胸にあふれる感動でいっぱいです。
温かく情に満ちた笑顔と、抱擁での慰めが胸に迫ります。
一緒に過ごし、お世話をしてくれた鈴鹿アズワンの皆さんの心に感謝しています。そういう世界があるのだということを知りました。

心で感じ、目で確認し、私たちがもっと努力し追求していくしていくべきであるからこそ敬虔な気持ちで、実現ではなく、実験して実験されるべき光り輝く過程の世界を夢見て、想像してみています。
お茶を一杯飲むにしても、お茶を出してくれる人に感謝する心で共に分け合うことを喜び、お茶碗の美しささえも、まず誰かを楽しませるようにと配慮する心が、そういう世界を可能にするものなのだと知りました。



自分の考えをほかの人に強要したり判断したりせず、みな自分の本性のままに生き、私がそうであるようにほかの人もそうである事を認め尊重する、そしてみなが楽で安全な社会が可能だということを見てきました。
私たちもこれからそういう心がばらばらにならないように、未熟ではあるが一つ一つ見て実行していけばそういう世界が可能になるでしょう。
人間本来の性についての実際的、多角的な研究とスクール、実践の内容、周辺に集まって暮らしながらお互い縛ったり強要せずにお互いの役割と関係で繋がっているという事が印象深かったです。

自然のままに自らの存在本性を認め、楽で安全な信頼の社会 鈴鹿。
私は私たちが一緒に過ごした場所を出発してから車の中で、フェリーに乗るまでたくさん泣きました。
どうして涙が止まらないのか?
一体どうして この涙は出てくるのだろうか?
自分自身に何度も問いかけました。単純に親切と心づかいと温かい配慮とお世話してもらったことへの感動だけではないようです。また帰って直面しなければならない現実に対する恐れや、漠々としたものだけでもないようです。

早朝、朝ごはんを食べて急いで出発するとき、照子さんがトーストと剥いたりんごをラップに包んで手に持たせてくれました。道中ずっとポケットの中のトーストを握り締めてきました。お腹がすいてもそのトーストを食べることができず、一泊して家に着くまでずっと持って来ました。
そして感想文を書きながら子供のように布団の中で照子さんにもらったトーストを食べました。
物でなく心で開くべき世界を夢見ながら…
私は今 幸せです。
皆さん又会う日までお元気で。
    
2015.3.2 カンファ ポルム島にて オ・ヒョンダン
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