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サイエンズスクール 2015年を振り返って

アズワンコミュニティのベースとなる「サイエンズ」を学ぶ機関、「サイエンズスクール」。アズワンコミュニティはもちろん、世界中の「サイエンズ」を知りたい学びたい人達、いろんなことをゼロから考え直してみたい人達、人として成長していきたい人達、そんな人達に向けて学ぶ機会を提供しています。2015年は、事務局や研修所生活スタッフに新たなメンバーが加わり、大きく一歩前進の年となったようです。
では、今年一年を振り返ってを、サイエンズスクール事務局ブログより紹介します。
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「この一年を振り返ってみると・・・」
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この一年を振り返ってみると・・・ (2015.12.26 Saturday)

サイエンズスクールの入門コースであり、サイエンズの入門の、<マイライフセミナー>を、今年は、7回開催しました。
今までは、4~5回ほどだったので、参加希望の人が増えてきています。
<マイライフセミナー>では、自分の生き方・人生、人や社会との関わり方をゼロから見直し、人間として生きるベースを探究します。
遠慮や気兼ねのないお互いを醸成しながら、素直な、ありのままの自分を見出していきます。
いろいろな問題を抱えている人も、問題としている自分がどんな自分かを、まず観察し、「どういうことかな?」「どうなっているのだろう?」「なぜだろう?」と、調べていくと、当たり前としているものに気付き、回答を得るのとはまた違う、根本から探究していく楽しさを経験するきっかけになるようです。


(5月のマイライフセミナーより)

また、マイライフセミナーに参加した後、続けて、本来のものをもっと知りたくなり、「自分を知るためのコース」「自分を見るためのコース」「内観コース」「人生を知るためのコース」「人を聴くためのコース」「社会を知るためのコース」と、続けて参加する人もあります。
そして、2年間、アズワンコミュニティに滞在しながら、サイエンズを学びたいという人や、50日間の滞在の間に、5つのコースに続けて参加した人もいます。
コース参加中の、研修所の暮らしのなかでの、自分を観察するモードや、もっと知りたいという探究モードが、コースの後、今までの日常に戻ると、眼の前のやることに、あっという間に流さてしまいがちです。
自分一人だけで、やろうとするのはなかなか大変ですが、人としてともに育ち合っていこうとする人たちのなかで、暮らしや仕事を通して、自分を観察しながら、話し合いをベースにした暮らしを体験することで、自らの学びも深まっていくようです。

(ミーティングにて)

春に、<サイエンズスクールとは?>ということで、事務局と研修所の生活に携わる5人と、研究所からも加わってもらい5日間、集中して研究会をもちました。
「人としての成長をサポートする、サイエンズスクール」 
何をしようとしているのか。コースを開催して何のためにしようとしているのか。
コースを開催することが目的ではなく、成長することが、終わりではなく、何をしようとしているのか。
日頃、思っていることや考えていることを、お互い聞きながら、見えてきたもの・・・。
今、この社会のなかで、スクールの社会的役割として、この部分をうけもって、やってみようとする、
一人ひとりがその人らしく、持ち味が発揮される社会。
コースの開催は、そのための準備ということではないか、と。

(ミーティングにて)

一人ひとりが、その人らしく成長し、それに応じて自分の持ち味が見出されて、みんなのなかで、その持ち味が発揮される。
これは、すべての人が願っていることではないでしょうか。
そして、その実現には、順序があると思います。
目の前にはいろいろな問題や、問題解決のための活動などがたくさんあると思いますが、
サイエンズスクールでは、そういう問題をなんとかしようという出発でなく、
それに関わる自分を知るところから始めたいと思っています。
このサイエンズスクールが、多くの願う人に使ってもらえることを楽しみにして、
新しい年を迎えたいです。

(スクール事務局メンバーと、研修所生活スタッフ)
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