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「SUZUKA FARM」2016年を振り返って その3

「SUZUKA FARM 2016」その3は、6月~12月の様子です。
おいしい野菜がたくさんできることは大事、でも一番大事なのはなんだろう?
義務も責任もない、「何もしなくてもよいし、してもよい」というベースに戻って調べていくと…。どんなSUZUKA FARMへ進化していったのかな?

6月~7月はじゃがいも収穫です。K社のポテトチップスになるじゃがいもをどんどん採っていきます。普段はファームに来ない若者たちも応援に駆けつけてくれて、毎日朝4時から開始です。おにぎりやアイスキャンディーも持参して、一気に半月ほどで採り切ります。
今年は330アールの畑で80トンの収穫を目指しました。




収穫後は皆で集まって食事会。畑でもバーベキューをしたりしています。




ファームには時々可愛いお客さんがやってきて、ミニトマトやきゅうり、なすなどの収穫体験をしてお弁当を食べたりバーベキューをしたり、ママ友たちの憩いの場にもなっています。
またもう少し大きな子供向けに「はたけでたべよう」という企画に一役かっています。→ サツマイモの苗植え!ジャガイモ収穫!



夏の暑い時期には汗をかくので、水分補給にスイカやきゅうりの採れたてをムシャムシャ。夏の野菜の女王オクラの収穫も、朝の涼しい時間に軽いエクササイズを…と、コミュニティーの熟年の方たちが来てくれます。




8月になると秋の野菜の作付けが始まります。キュウリ、人参、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどなど、「あれを植えよう」、「これはどうかな」とあちこちに点在する畑に行き来します。




まだまだ暑い9月には、来年に向けて玉ねぎの種まきが始まります。
今年は全国的に玉ねぎが不作だったとのことで、SUZUKA FARMでも期待していたようには出来ませんでした。




でも、「何をしようとしているのか?」
各自自問、それぞれ数日~一週間の休みを取ってサイエンズスクールの研修コースに参加し、本質的なことを調べてみる機会を持ちました。

「畑をすることが目的ではないなー」
今まで「責任」「義務」で縛り合い、しなければならないことが実際にあるように捉えていた実態を客観的に調べる機会を得て、本来はどうなんだろう、と、ファームミーティングもガラリと変わってきました。

「何もしなくてもよい、してもよい」というベースに戻って、何が一番重要なのかがはっきりしてきました。もっと自由に伸び伸びと…!
そして、留学生にも運営面を任せてみるなどをするようになったのです。





また、10月には毎年地元の中学校から課外授業として、見学に訪れてくれます。農業に携わる若者から食との繋がりを話してもらい、生徒たちは熱心に聞いています。




11月と12月とまだまだ収穫が続きます。
ブロッコリー、サツマイモ、ゴボウ、ネギ、人参。そしてニンニクの定植などもして野菜も人も育っていきます。
2016年暮れも収穫&出荷で毎日忙しく過ごす日々ですが、2017年はどんな展開になるかな!?大胆におもしろく試みは続いていきそうです。



【「SUZUKA FARM」2016年を振り返ってその1】
【「SUZUKA FARM」2016年を振り返ってその2】
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