「はたけで食べよう!」シニアスタッフの心情は…

雲一つない青空に恵まれた日曜日。「はたけで食べよう!」が開かれました。親子で賑わう人気イベントです。企画を運営しているのは、トランジションタウン鈴鹿のシニア世代。どんなイベントになったでしょうか? スタッフの大平さんがレポートしています。おじいちゃんの目線の奥には、この日の焼き芋のような、心がホッコリするものが……じっくり味わってみて下さい。(編集部)
シニアを目覚めさせる子どもたちのエール
スタッフが諸々の事情で急きょ来れなくなる。シニア世代ではごく当然のことだ。しかも5年ほど続けているとどんなに少ない人数でも動じることはない。逆に無い知恵を絞れと激励されている様だからね。それともこのシニア世代を突き上げる背景を各自が自分の事にしているからかな。
2017年12月3日、今年最後の、「シニアと子どものコラボ・はたけに行こう!はたけで食べよう!」は、われわれスタッフに目の覚めるようなやる気を与えてくれた。
シニア世代に、「第三幕を謳歌せよ!」と声援してくれているかのようにも聞こえてくる。何と心強い発信ではないか!
さてさてどんな目の覚めるような企画だったのだろう。
★焼き芋準備がやめられない



❝たわし❞ってスゴイ!
☆子どもたちが、焼き芋にするサツマイモを、水槽のなかでゴシゴシとタワシで洗う。これが面白くて止められないという。土で真っ黒な芋がゴシゴシ「こする」とみるみる真っ赤な色に生れ変る。
❝タワシ❞も初めてお目にかかるそうだ。最近はスポンジ類が多いからね。このタワシは優れもので子どもの力では皮はむけない。土だけが綺麗に落ちる。
ゴシゴシ、ゴシゴシと洗い続けられる。
「止めたくない!」
「もっとやりたい!」
☆洗ったサツマイモを濡れた新聞紙に包む。さらにアルミホイルで二重に巻きつける。熱心に取り組んでいる子どもがいた。その子はこの日の「焼き芋」の為にやってきたのだという。
焼き芋好きなその子は芋を転がしたり、生ピーナツを網の上で焼いて周りの人たちに食べてもらっていた。炭の火は危なくないか?という心配はすぐに吹き飛んで、その子と火との間合いは大したものだった。こんな場面に出会えることもあるのだなと何だか気持ちがほのぼのとした。
子ども達を側で見ていると
我々までやりたくなってくる。


★里芋掘りのはずが、ごめんね!


青い大きな葉が広がって、茎しなやかな曲線の株元は土の中ヘめり込んでいる。その先がどうなっているかは分からない。
スコップを抱えた子どもが里芋を掘りはじめる。株元の周囲にスコップを立て、踵(かかと)で押し込み、皆んなでよいしょっ、よいしょっと引っ張る。大きな土の固まりがボコっと抜けた。その土を払って見えてきたのは親芋だけで子芋は付いていない。
スタッフ「・・・・。」
つぎの株に移って、そして子ども達が掘りはじめる、しかし芋は付いていない。青青とした茎の元は20センチ程の黒い土、でも子ども達は手で土を丁寧に払って夢中で遊んでいる。皆んなが土をいじってあそんでいる。芋があろうがなかろうが歓声を挙げている。
しかし、子ども達が植えた里芋なのだ、子芋をいっぱい付けた里芋掘りをさせてあげたいと、願わずにはいられない。来年こそはと肝に命じている。ゴメンね!


サツマイモの贈り物
となりの畝にはサツマイモが残っているので、せめて実の付いているものを体験させてやりたい。里芋がサツマイモに変わっても良いだろう。
サツマイモ掘りをやってもらった。根っこの様なサツマイモを大事そうにコンテナへ。
そう今年はサツマイモ掘りが雨で延期に、そして中止になったので代わりにスタッフで掘って、「参加申込み者」に届くようにしたのだった。
(雨で中止となったので申込者へ電話連絡して鈴鹿カルチャーステーションまで取りに来てもらいました)

遠く県外からの参加者が数名もいた。2年ほど前からお父さんと参加していたのだが何しろ遠距離ゆえに大変で続かなかったと言う。が子どもにせがまれて、鈴鹿在住の祖父に頼み込んでようやく参加出来ることになったのだというのだ。




★ランチタイム




この企画の醍醐味は…
この「シニアと子どものコラボ」は今回に限らず毎回刺激をくれる。「現役のパパ、ママ」はこの企画が友達作りの場にもなってるし、また、「客観的に子どもを見れる空間でもあるんです」と話してくれた。そして「ひと息つける場」でもあるのだとも。丸5年も実施していると参加者も入れ替わってくる。子どもの年齢が高くなり関心が薄まり小さな子と入れ替わっている。スタッフより参加者のみなさんの方が「この企画の価値」を知っているようだ。
ここはやはり「シニアと子どものコラボ」の醍醐味だな!
よし大いに遊ぼう!(記 大平)
★三々五々



☆子どもたちが、焼き芋にするサツマイモを、水槽のなかでゴシゴシとタワシで洗う。これが面白くて止められないという。土で真っ黒な芋がゴシゴシ「こする」とみるみる真っ赤な色に生れ変る。
❝タワシ❞も初めてお目にかかるそうだ。最近はスポンジ類が多いからね。このタワシは優れもので子どもの力では皮はむけない。土だけが綺麗に落ちる。
ゴシゴシ、ゴシゴシと洗い続けられる。
「止めたくない!」
「もっとやりたい!」
☆洗ったサツマイモを濡れた新聞紙に包む。さらにアルミホイルで二重に巻きつける。熱心に取り組んでいる子どもがいた。その子はこの日の「焼き芋」の為にやってきたのだという。
焼き芋好きなその子は芋を転がしたり、生ピーナツを網の上で焼いて周りの人たちに食べてもらっていた。炭の火は危なくないか?という心配はすぐに吹き飛んで、その子と火との間合いは大したものだった。こんな場面に出会えることもあるのだなと何だか気持ちがほのぼのとした。
子ども達を側で見ていると
我々までやりたくなってくる。


★里芋掘りのはずが、ごめんね!


青い大きな葉が広がって、茎しなやかな曲線の株元は土の中ヘめり込んでいる。その先がどうなっているかは分からない。
スコップを抱えた子どもが里芋を掘りはじめる。株元の周囲にスコップを立て、踵(かかと)で押し込み、皆んなでよいしょっ、よいしょっと引っ張る。大きな土の固まりがボコっと抜けた。その土を払って見えてきたのは親芋だけで子芋は付いていない。
スタッフ「・・・・。」
つぎの株に移って、そして子ども達が掘りはじめる、しかし芋は付いていない。青青とした茎の元は20センチ程の黒い土、でも子ども達は手で土を丁寧に払って夢中で遊んでいる。皆んなが土をいじってあそんでいる。芋があろうがなかろうが歓声を挙げている。
しかし、子ども達が植えた里芋なのだ、子芋をいっぱい付けた里芋掘りをさせてあげたいと、願わずにはいられない。来年こそはと肝に命じている。ゴメンね!


サツマイモの贈り物
となりの畝にはサツマイモが残っているので、せめて実の付いているものを体験させてやりたい。里芋がサツマイモに変わっても良いだろう。
サツマイモ掘りをやってもらった。根っこの様なサツマイモを大事そうにコンテナへ。
そう今年はサツマイモ掘りが雨で延期に、そして中止になったので代わりにスタッフで掘って、「参加申込み者」に届くようにしたのだった。
(雨で中止となったので申込者へ電話連絡して鈴鹿カルチャーステーションまで取りに来てもらいました)

遠く県外からの参加者が数名もいた。2年ほど前からお父さんと参加していたのだが何しろ遠距離ゆえに大変で続かなかったと言う。が子どもにせがまれて、鈴鹿在住の祖父に頼み込んでようやく参加出来ることになったのだというのだ。




★ランチタイム




この企画の醍醐味は…
この「シニアと子どものコラボ」は今回に限らず毎回刺激をくれる。「現役のパパ、ママ」はこの企画が友達作りの場にもなってるし、また、「客観的に子どもを見れる空間でもあるんです」と話してくれた。そして「ひと息つける場」でもあるのだとも。丸5年も実施していると参加者も入れ替わってくる。子どもの年齢が高くなり関心が薄まり小さな子と入れ替わっている。スタッフより参加者のみなさんの方が「この企画の価値」を知っているようだ。
ここはやはり「シニアと子どものコラボ」の醍醐味だな!
よし大いに遊ぼう!(記 大平)
★三々五々



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