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社会の安心

コミュニティイラストふだん着で探訪DAYが始まってもうすぐ一年。
アズワンコミュニティを探訪すると、そこに暮らす人達の気風から感じるものも多いようです。

先日は、4泊5日で韓国からも探訪にやってきました。
今回、イモちゃんは、その最後の懇談会に参加させてもらい、そこで感じたことをレポートしてみたいと思います。

懇談会では、『最近、心に残ったこと』ということで、コミュニティに暮らす3人が話をしました。(詳しくは、韓国からの友人、鈴鹿滞在記(4)--「人を大事にする社会」をご覧ください)
三人三様、それぞれに心に残る事を話しましたが、どれもコミュニティ(まわり)から愛情を受けている、大事にされている、そういう中で心配がなくなってきたというような中身だったように思います。
このコミュニティには、『安心』があるのかな。
それは、制限付き、枠付きでない、絶対的な安心。
そういう土台があり、ここに暮らすうちに、それを実感する。
コミュニティがそのままの自分を受け入れてくれる。
そして、自分がそのままの自分を受け入れるようになる。
そうなると、自分にできることを何かやりたくなったり、
心オープンにいきたくなったり、
その人が伸び伸びしだすのかもしれないと、イモちゃんは思いました。
『安心』と一口で言ってしまえばそれまでだけど、
こういう社会の安心というのは、どうやってできてくるのだろう?

3人の話を聞いて、韓国からの訪問者の方々は、
昔の家族的な韓国を思い出し、涙が溢れてきたり。
ある青年は、自分は悩みがないと思っていたけれど、なんだか心が重くなってきた。自分にも悩み(心に抱えるもの)があることに気づき、それを出したくなったりしました。

そして、それぞれに、これまで探訪してきての感想が続きました。
ここは、コミュニティの中にも外にも境がない。
現象面でも心でも、壁のないコミュニティだ。
まるでコミュニティの人のように受け入れてくれた。
自分がこうしたいというのを理解してくれている。
解決しなくても、そのままが言える自由な感じ

また終盤には、
特定の人に愛されるというのは、それはそれで幸せに生きていけるのだと思う。でもそうじゃなく、それ以上にここの人たちは私を愛してくれている、そういうのはみんなにとっても必要なのではという意見も出されました。
そして、そういうことを自覚しないで生きている人が、韓国社会でも日本社会でもほとんどではないだろうか
と話は進んでいきました。

ここに触れると、守る要がなくなり、自分の囲いが外れていく、外したくなってくる。
そういうものが、アズワンコミュニティには流れているようです。

(記事 中野敏美)
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