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ウリさんの日記 --- その1

ただ今、アズワンコミュニティに長期滞在中のウリさん(ブラジル在住のドイツ人)。
今回は、ウリさんの体験の様子や感想を、彼女のFB(フェイスブック)から紹介したいと思います。
おふくろさん弁当へ職場体験に行ったり、ライフストアを見に行ったり、そこに居る人達と触れながら、どんなことを思い、どんなふうに感じているのでしょうか?!
どうぞ、ご覧ください。
おふくろさん弁当の前で
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もし、私の友人達に、
「私は今ここ日本で職場体験している」と言えば、不思議がるでしょう。
なんでそんな体験するためだけに、そんな遠い所まで行くのかって、
問いかけてくるでしょう。

そんな時、私はこう答ます。
「 はい、私が体験しているのは、
外側からだけ物事をみる観光客として過ごしたくないからです。
私は、ここでの実際の生活がどんなであるのかを
自分の肌で知りたくてここに居るのです。
それも、ただ日本でということではなく、
主にアスワンコミュニティで体験したいのです。」

ここでの「生活」と言っても、
何かひとつ決められたものがあるわけではありません。
人それぞれに生活があって、
それは一人一人にとって、それぞれ違います。

ここでの生活が私にとってどんななのか、
ここに書いてみようと思います。

他の人の生活については、今の状況の中で、出来る限り話をすることと、
特に一緒に過ごす事を通して理解しようと思っています。

【おふくろさん弁当体験】
朝は、おふくろさん弁当まで歩いていきます、約7分の道のり。
歩き始めるだけで、ワクワクしてきて、
もう何人の人に私が飛んで跳ねている姿を見られてしまったことでしょう?!

私の友人達は、こういうことも言うでしょう。
「しかし、あなたは毎日同じことをやるのかい?」と。

私はこう答えます。
「おふくろさん弁当では、毎日が違うよ!」。

笑いが絶えない日がよくあります。
そして、とても静かな日もあります。

ウリさんおふくろさん弁当体験

週の内1日は、発注が多い日があるようです。
何を言っているか解らないけど、その日の段取りをどうしようかと、
2~3日前から、話し合っているようにみえます。
電卓を手にしてる人や、何人かはデザインをしていて、
外観が美しく見えるようにするには、どのように食材を
弁当箱に並べたらよいのか話し合っていたりするのを見ます。
(基準を決めてるのではと思われます)
なので、その発注の多い日は、ちょっと騒がしいです。
みんな、目標を達成しようと集中している様です。
決められた量を決められた時間に出荷させること。
そして、その後、休憩時間はにぎやかになります。

私の印象では、そこには非常に豊かな対話や
コラボレーションがあるということです。
また、老いた人、若い人も、大声で話す人、小声で話す人、
やせた人、肥った人、背の低い人、高い人、色々な人が働いています。
私と一緒に3人の妊婦が働いています。
そして、ここは、幼児か子供連れのお母さんがよく尋ねてきます。
出産前までそこで働いていた女の人たちが、
ちょっと「ハ~イ」と挨拶に立ち寄ったということらしいです。

また、ほぼ毎日、器具やメジャーを持った男の人が出入りして、
何か施設の改善をしています。
私はこの動きが好き!

この一週間、私は、コミュニケーションがどのように行われるか、
多く観察していました。
言葉によるコミュニケーションというのがありますが、
今のところ、私にとっては多少制限されてます。
ある程度までは、ただ注意を向けていれば、
その人に今どのようなニーズがあるか、読み取ることができます。
そしてその対応は、即アクションです。

ベルトコンベアー
隣の人がベルトコンベアーの速度についていけないように見える場合、
一度にどっとトレーが来る時は、私の手がそちらの方をヘルプします。
あちら側からもあります。
同僚たちが、私のパートがうまくいくように、
注意を払っているように感じます。

多くの場合、言われていることを理解していると示すために、
私はパントマイムで表現します。
これはとても、楽しいです!

特に休憩時間には、グーグルトランスレータが大いに助けになります。
私が買ったスマートフォンは非常に良い投資だったし、
ここの大抵の人は持っている!

木曜日の午後、典子さんがコミュニティライフストアに連れて行ってくれました。
まだ知らない場所でした。ここも、とても賑わっていました。
この時間帯は、ここは寄り合いの場(point) になるそうです。

コミュニティの人たちは、
それぞれの夕食のために、ここから持って行くことができます。
色々な野菜の種類や卵もあります。
これはいいですね!

典子さんによると、
ここはコミュニティ通貨リンカ無しでもいけると説明してくれました。

ここでは、物をプレゼントし合っているようです。
誰かが何かを持って来て、そして必要とするものを持って帰ります。

街のはたけ公園で、SUZUKA FARMの隣で野菜を作っているグループ、
ベジコミクラブで週三日間で野菜を作っているという人と話しました。
彼は、そこで採れた野菜をここ(ライフストア)にもってくるそうです。
ライフストアでは、みんなが何か持ってくるわけではなく、
持っていくだけの人もいるそうです。
私は、「おふくろさん弁当で働けることがハッピーです」と応えました。
なぜって、そのトレイの上に、私の参加した分が乗っているからです。
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ウリさん、いろんなことを体験しながら、ここアズワンコミュニティを感じているようですね。まだまだ滞在は続きます。また、紹介したいと思います。
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