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コミュニティが自然に浸透している・・・

この夏、アズワンコミュニティを体験した韓国サンマウル高校生達の感想が
届きました。今回は、2編、紹介したいと思います。
サンマウル送り出し会

チョルギュ君
チョルギュ君一週間鈴鹿に行ってきて、
すごく楽しかったです。
一週間という時間は、
すごく短くて早く感じました。

そして、この間、
鈴鹿でいろんなことを感じました。

鈴鹿というコミュニティが、
他のコミュニティとは違う感じでした。

まず、サンマウルとは、確かに違う気がしました。
学校は、コミュニティを主張しながら、
学生をむりやりに引っ張っている(?)感じでした。
でも、鈴鹿は違いました。
コミュニティというのを言わなくても、
他のどんなコミュニティより、もっとコミュニティみたいな感じです。
なんか表現しにくいけど、
鈴鹿はコミュニティというのが自然に染み込んでいる感じです。
作ってない自然さというか。

とにかく、今回の鈴鹿の訪問は、私が考えてきたコミュニティを、
もう一回考えてみる、いい機会だったと思います。
でも、一週間はやっぱり短いと思います。
またいつか行きたいです。
ソンヒちゃん
アズワンコミュニティに行ってきて - パク・ソンヒ

ソンヒちゃん

一週間鈴鹿に行ってきて本当に幸せな思い出しか残っていない。
鈴鹿にいる間、凄く楽しかったし、みんなにありがとう、と伝えたい。

私が三重県にある鈴鹿に初めて来ようと思った理由は、
最初はどんなところなのか、
なぜ学校と交流があるんだろうか気になって、
少し軽い気持ちで申し込んで、行くようになったけど、
ものすごい気づきや、知識を学んだ。

送り出し会にて
     (コミュニティの人たちと記念撮影)

最初、鈴鹿に来て紹介をしてもらった時は、
コミュニティのシステムがちゃんとできていて、
人々の中によく溶けていると思った。

韓国に帰る頃にはサンマウルの共同体問題が何なのか、
どんなところを参考にしたらいいのか、
現在の社会と鈴鹿の中での社会の違うところを深く考えれたし、
知るようになった。

ウリさん、よしこさんと
(宿泊先のよしこさんと、ブラジルから長期滞在中のウリさんと)

帰国して母と鈴鹿について会話をしたら、
母は鈴鹿コミュニティの案内地図を見てびっくりした。
母が未来形都市を調べたとき、鈴鹿も調べたことがあるという。
(鈴鹿という都市の名は忘れていて、私と話する時まで、自分が調べてみたことのある未来形の都市だということを知らなかった)

母との会話と一週間の鈴鹿の旅を通して、
鈴鹿って本当に私が軽い気持ちで行くには凄いところで、
一年生が行くのにレベルが違って、ちょっとは無理だったのではないか、
とも思った。

2013年マップ
     (クリックするとPDFで見れます)

鈴鹿はコミュニティシステムがちゃんとできていた。
一番大事な機関であるSCSには、カフェ、美術室、相談室、ヨーガ室、伝統茶体験室など、人々とのコミュニケーションに役に立つ環境が組成していたし、相談を通じて適応や人間関係、自分の相談をして自分をもっと発展させる。
そしてこういうシステムがよくできているのは、何よりも各自が「コミュニティ」を意識してないから、もっとよくできているのではないかと思う。
サンマウルの場合は、コミュニティを意識してみんな気にしているから、
発展しにくいと思う。

一日目
鈴鹿に初めてきて、中井さん宅で荷物を置いて、いろいろな案内をしてもらって、鈴鹿の人たちと夕食を楽しんだ。
鈴鹿に来る前に先に送った自己紹介書を思い出してくれて、
自己紹介をやっと終わった私に、「カルピスが好きか?」と聞いてくれた。
緊張した雰囲気が賑やかに変わって、ありがたかった。

食事
     (夕食は、お好み焼き)

夕食で簡単な紹介と挨拶をして、夕食後は、スミンくん、チョルギュくん、博也くん、正和くんと、韓国の伝統遊びを教えてユンノリしたが、私は隣で見物した。
英語と日本語を混ぜながら頑張って説明していて、
難しいけどゲームをしている姿が面白かった。
ユンノリが終わってからは、みんな各自の家や部屋に戻って、
寝る準備をして一日目が終わった。

出発前夜
     (コミュニティの青年達とも打ち解けて)

二日目には、SCSで日程を聞いて、生け花の体験をした。
生け花体験は、ドラマやテレビの中でしか見たことがなく、
なんで生け花をするのか理解出来なかった私は、
実際にやってみると、生け花は面白く、体験をしながら集中している自分を発見した。
完成した花は、Cafeサンスーシのお気に入りのテーブルの上に置いてあった。

生け花体験
     (生け花体験)

生け花が終わってからはフリータイムだったので、町を散歩しながらお菓子や飲み物を買った。夕食後には今日一日何をして振り返ってみてどんな感じだったのか話した。

三日目、朝早くからお弁当屋に行ってお弁当作りを手伝った。
私は梅干、ご飯ならし、レタス、キャベツ千切りにしてあるのを弁当につめるのをしたけど、最初は忙しくて慣れなかったが、しばらくすると自分なりのノウハウができて、忙しかったけど、最初よりはやりやすかった。
いつも座ってばかりで、久しぶりに何時間も立って働いたら足がすごく痛かったけど、私の手を通ったお弁当が人々に届くことを思いながら頑張った。

ひょうたんのアート

午後には私だけの瓢箪に絵を描くアート体験とミーティングをして、夜には若者交流で夕食を食べた。
ぎこちなかったらどうしようと思ったけど、二つのチームに分かれてゲームもしたり、写真も撮ったりして思ったほどぎこちなくなかった。

四日目、伊勢神宮と鳥羽水族館、お寿司屋に行った。

伊勢神宮
     (伊勢神宮へ)

水族館
     (水族館にてアシカショー)

夕飯は待ちに待ったお寿司を食べた。三人は凄く楽しみにしていた。
席に座ってすぐ流れているお皿を片手に持って、
他の片手は注文をしながら恐ろしいぐらい食べ続けた。
ソリちゃんを含めて四人で合わせて65皿も食べた。凄いと思う。
一日運転してくれたゆうなちゃんの家族に、ありがとうと伝えたい。

かいおうにて
     (お寿司屋さんかいおうで夕食)

5日目、前日の疲れがでて、仕事に遅刻した。
急いで作業服に着替えてラインの前に立ち、作業を始めた。
最初にお弁当屋でした日より、もっとつめやすかったし、
もっとたくさんの仕事をすることができた。

アート製作体験
     (アート体験 ひょうたんに絵を描く)

昼を食べてSCSにアートの続きをやりにいった。
前回のアートタイムのときは大体完成したが、
気に入らなかった私は、何ヶ所か修正して完成させた。

私は小百合ちゃんの家でホームステイをすることにした。
家には私と同じ年のめぐみちゃんがいた。
小百合ちゃんのお母さんにも会って一緒に夕食を作った。
お好み焼きとカルピスで夕食を楽しく食べてデザートを食べながらカードゲームをした。カードゲームをしてからは小百合ちゃんとめぐみちゃんと話して2時ぐらいに寝た。

食事会にて
     (青年食事会 コミュニティハウスえぐちにて)

6日目、朝からお弁当屋さんにいった。
おふくろさん弁当で仕事をするのは最後だったから今までよりもっと頑張ってした。
お弁当のつめを終えて一緒に仕事をした方々と話をした。
本当に面白かったけど、いつまた会えるのか分からなかったから寂しかった。
心惜しい気持ちでみんなに最後の挨拶をして、家に帰り、ソリちゃんと博也君とすずフェスに行った。

すずフェスにてヒロヤ君と
ソリちゃんと

仕事が終わったスミン、チョルギュウくんとも会ってベルシティに行ってきて夕食とミーティングが終わってからはみんなとカラオケにも行ってきた。

7日目、里山に行って炭焼き釜の見物や説明をしてもらって、
今年の2月に来たソリちゃんたちが植えたシイタケの木も整備した。
ブランコも乗りながら、楽しい時間を過ごした。

川で集う
BBQへ
     (おやじの会の人たちと川でBBQ)

しばらく家に寄って、また出かけた。
結構時間がかかって着いた所は谷だった。
みんなと挨拶をして話をして肉を食べてから谷に向かった。
持ってきた服が無くて水に入らないつもりだったが、せっかく谷に来たからそんなつまらない水遊びはだめだぞとだれかから言われて攻撃をされたせいで服がだいぶぬれたが、いい天気だったし、写真もいっぱい撮って楽しかった。余分の服を持ってこなかったのは残念だった。

川遊び2
     (川遊び)

夕方には行きたかった温泉に行ってこれまで溜まってた疲れをとれた。夜には鈴鹿で活動するのが最後なので食事をして送り出し会をした。送り出し会に大勢の人々が来てくれていままで感じたことを発表して、練習した歌を歌った。帰りたくない気持ちで涙がでそうだったが我慢した。素敵な楽器の演奏と歌、予想しなかったプレゼントで凄くありがたさを感じた。
みんなと写真もとって最後に挨拶をして送り出し会は終わった。

送り出しの演奏
     (サプライズで演奏が…)

最後の日、7時半に出発をしたからばたばたしたが、
最後だからと、朝から最後の挨拶をしにきた方々がいて感動した。
私たちの姿が見えないときまで手を触れてくれた方々と、
港まで見送ってくれた中井さん夫妻、ソリちゃんに感謝の言葉を伝えたい。
また、いつか会えますように。

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