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アズワンコミュニティに滞在してみて

一週間アズワンコミュニティに滞在したYayoiさん。
8月の「自分を見るためのコース」(NPO法人サイエンズスクール鈴鹿主催)への参加で来鈴。
その前後をアットホーム本山に滞在しながら、いろんな人達に触れ、たくさん話をして過ごしました。
一週間滞在しての感想を、Yayoiさんのfacebookより抜粋し紹介します。
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《やさしい社会の試み》をもう14年もジミーに、着実にやっているアズワン鈴鹿に一週間行ってきた。コミュニティーに暮らす人の家に泊めてもらい、たくさんの人を紹介してもらって、たくさんの話を聞いてきた。その中で特に印象に残ったのは私の親よりちょっと若いご夫婦の話。

奥さんが入院することになりコミュニティーの人たちに「旦那さんを一人にしないで」と言う内容のメールをした。翌日にはコミュニティーの人たちが集まりご主人のスケジュール…月曜日はAさん宅、火曜日はBさん宅、水曜日はCさん宅でごはんとう感じ…が組まれ実行された。結果、奥さんが入院していた1ヶ月半か、2ヶ月か忘れたけど、その間、ご主人1人でごはんを食べたのは3回だけだった。(参考1参考2

私が凄い!と、思ったのはこの機動力より、その中身だった。
このコミュニティーのほとんどの人が《自分のできる範囲》をよく知っている。
だからできる範囲で協力する。
「本当はやりたくないけど、皆がやってるから私もやらなくちゃ」がないように見える。1回引き受けても無理だったらそう言える。
そして《無理》を土台にして《どうするか?》が話し合われる。

一見当たり前なのに、私の周りには見られない光景だった。
仕事でほとんど家にいないのに《順番だから》自治会の役員にならなきゃいけない人。皆がそうしてるから《サービス残業》をしなくてはいけない人。
本当に《しなくちゃいけない》のかな?「できません」って言っちゃダメかな?
自分のできる範囲を知って、それを口に出せるのは自立した人に見えた。
もちろん口に出した後、周りがどう反応するかはまた別の問題だったりする。

この羨ましいコミュニティーには、
《自分ができること、出来ないこと》の区別の他に、
《相手ができないこと》を聴く耳もあったし、
《それはいりません》と断る自由もあった。

アズワンと、自分の周りと、どっちが心地いいかと言えば、もちろんアズワン♡
でも、人がやっていることだから本来は人がいればできるんじゃないかな?
アズワンの人たちは《自分の中身》と《相手の中身》を本当に大切にしている。
私もそんな風になりたいし、それを興味がある人たちと一緒にやっていきたいと思う。
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以下は、この投稿へのふみみんさん(エコビレッジ活動家)のコメントです。

私もアズワンに通いだして3年、
最初の頃はまったく意味不明のコミュニティだった(笑)
だって、コンセンサスや意思決定もない、
自分のしたいことだけすればいいなんて・・・
こんなのでコミュニティが成り立つはずがないと、
私の固定観念ちゃんが言っていたけど、
14年も進化続けているアズワンがすごく不思議な存在だったんですよね。
でも、わけわかんない中でも一つだけ感じたのは、
ここでは、一人一人がとても大切にしてもらえてるっていう安心感かな。
そして、やっと少しづつだけど、
この意味不明感がとけてきたような感じがしています。
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