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ここはお金の要らないお店

みゆき今回のイモちゃんのコミュニティ探訪は、
”ストア”にお惣菜を贈っている
おふくろさん弁当のみゆきさんにインタビュー。

今年4月に生まれ変わって、
再スタートした贈り合いのお店、
コミュニティストア”は、
”鈴鹿カルチャーステーションの
アズワンコミュニティステーション内にあります。
最近は、野菜や果物、牛乳、卵、各種日用品、
お惣菜など、日常暮らしていくのに要りそうなものが、
ずらりと並んでいます。

果物

これらは、SUZUKA FARM、おふくろさん弁当、そして買い物上手な人達からの贈り物。そして私達は、それらを一方的に欲しいだけ使わせてもらっています。

やさい2
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お惣菜みゆきさんがストアに関わり始めたのは、
今年の3月の再オープンの時からです。
当初、新調した棚や器に並んでいたのは、
ほんのちょっとの野菜とお惣菜でした。
それを見た時、これから先並ぶであろうたくさんの品々が浮かんできて、
「なんて豊かなんだろう!」と思ったそうです。
みゆきさん、「ここは物も心も本当に豊かな場所だ」と言います。

そこにある、あるものの豊かさ。
物が活かされる喜び。
物だけでなく心も満たされる…

●お弁当屋でまとめて調理する方が、それぞれの家々でメニューを考え調理するよ り、手間も効率もいい。
(それを使いたい人は使うし、使いたくない人は使わなくてもいい)

●出荷できないような小さな玉ねぎ、一般にはそういうものは捨てられてしまうそうですが、ここでは人の手が添えられ、玉ねぎが玉ねぎとして活かされていきます。

●お弁当に使わなかったものも捨てることなく、ここで活かされます。
調理する者にとって、つくったものを捨てるというのは、やはり心苦しくなるそうです。

みゆきさん自身、「私がそこをやりたいなー、やらせて欲しい・・・」
物のやりとりだけど、人の気持ちを感じれるところではないかと言います。

本当にやりたいことを目指しての、今のこの段階。
みゆきさんには”豊かさ”はどう見えているのだろう!?

”豊か”というのは、どういうことなだろう!?

みゆきさん曰く、
近くのスーパーに行けば、もっと品数豊富で、お金を出せば手に入る。
お金を出せば自分のものになる。
手に入れた物は、どう扱おうと自由だという感覚になる。
これって、物からしたらどうなんだろう!?
物と物、人と人、そのものがお店まで来るにいたった過程…、
そんなことを思うと、ここにこの場所(ストア)があることの意味が
何ともすごいなーと思う。
私は一方的に贈るのみ。
物を贈りたい人がいて、必要な人が必要なだけ持っていく。

そんな贈り合いの世界を目指している一人一人が、アズワンコミュニティをつくっているようです。
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コミュニティストアの関連記事
「贈り合いの社会へ コミュニティーストアの新たなる試み」(2014.4月)
「本当にやりたいことを・・・!」(2013年3月)
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