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冬の虹

1月13日~16日、アズワンコミュニティの「オフィス」、「ストア」、「インフォメーション」のメンバーでミーティングをしました。職場も成り立つように、日中は、午前の部と午後の部二つに分かれ、夜は合同でやりました。その参加者の一人、miyatiさんの感想を紹介します。


 (スクールのコース参加者と一緒に食事;サイエンズスクール研修所にて)

以下、参加者のmiyatiさんの感想を紹介します。
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鈴鹿の街の大空に、昨日(15日)の夕方、虹が立ったそうな。
その時間、部屋のなかで、話し合いに没頭していた。

虹というのは、俳句では夏の季語らしい。
冬の虹は珍しいという。
それを実際に見損なった。残念!
冬の虹は鮮やかで、とびっきり、美しいらしい。

FBにさっそく投稿された写真を見ると、自分の目で見上げたら、どんなに感動しただろうと思った。冬の虹は、また潔く褪せていくものらしい。

部屋のなかで、そんとき、みんなで話し合っていた。
アズワンコミュニテイというとき、そこの仕組みに「コミュニテイオフィス」とか、「コミュニテイストア」とか、最近では「インフォメーション」とかいう名前で、そこを担っていく人が現われてきたり、ストアならそういう場所が出来てきた。

それらの名前で今、何がしかやっているけど、
それって、何をしてるんだろう?
何のために、やっているんだろう?

実際、それにかかわっている人、ちょこっとある面かかわっている人が寄り合って、
「何をしてるんか?何をしようとしてるんか?」と自問したり、「現状はこうだよな」と出し合ったりした。



現状から考えていくのもあるけど、「ホントはどうしたい?」とか「どうなっていきたい?」って、見ていったらどんなことになるんだろう。

「わたしんち、酒とか醤油を売るお店やってたの。子どもの頃、父がお客さんのところに、”もうそろそろ、醤油なくなってませんか?”って、電話してたのを思い出す」
とhidekoさん。

「そうだよね、お店と、お客さんと言ったらいいのか、使う人がそんな間柄だったのかもね」

ストアのいまの姿、これからの姿、いまでもこれからに繋がっていくような実際がいくつも、実例で出てくる。

ストアが物が満たされていくだけでなく、その人、その人の暮らしがお互いに知り合う場であり、その人がそんなこと思っているなら、「この千切りキャベツはその人にとどけたくなるね」

ストアに物が並んでいる姿は見えていたんだけど、どうも物だけでない、何か目に見えないものが見えてくる感じがあった。

いま、振り返ると、ストアに虹が立った。(笑)



オフィスでいろいろ話しをするのは、誰のためって、自分のためだよね。自分のためという、自分って、誰かに自分のことを知ってほしいという自分なんだよね。

オフィスに各自が部屋で保管している大事な書類とか印鑑などオフィスに預ってもらうというのって、どうだろう?

今の世の中は、どんどん個人情報とかいって、自分のところに囲うという方向だけど。その書類などは、その人が扱っていくもんだけど、その置き場所がオフィスとイメージすると、「わが家の棚がオフィスにできた!」オフィスと自分が、身近になるという気持ちがでたきそうだ。

社会でも、こういうことが出来ますよ、というのがあるだけのものだと思うけど、どんな社会になっていきたいかと思うと、そういうことから、暮らしの安心や自分がみんなのなかで生きている、生かされている?そんな気持ちがなんとなく出てくるのが、いいのかな?

「こういうのって、えい、やあ、とか気合を入れてやるんじゃないほうがいいよね」
koitiくんの弁。

「わたしのためのオフィス、わたしのためのストア、わたしのためのインフォメーションよね」これはmieさん。

ということは、この三つの仕組みというか、そういう役割って、一人ひとりの「マイライフ」を豊にしたり、幸せになっていくためにあるんだよね。

そこから、その三つをイメージしたらどんなになるだろう?
仕組みも大事だし、その運営も、そうなるように、そうなっていくように、研究や検討が欠かせないよね。

虹が出ていた時間帯は、「おおいに”妄想”しちゃおう」ってな雰囲気で、そのためには、こうしらいいとか、そんならこうできるんじゃない、とか好き放題に言っていた。

冬の虹は、鮮やかに立って、潔く褪せるという。
妄想は褪せても、何のために、何をするか、この研究と検討は続いていくだろう。
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