自分達で創ろう!持続可能な社会! 

先週の18日(日)、鈴鹿カルチャーステーション(SCS)で「やさしい社会国際フォーラム2015」開催されました。その様子をSCSのホームページより紹介します。

ちっぽけな個人は無力か?

一市民から「持続可能な社会を造る」なんてことは出来るのだろうか?

昨今、国民がどれだけ反対しても、政府は安保法案を成立させ、国内の原発も再稼働し、TPPも合意へ向かう。国や社会の前にちっぽけな個人は無力だ、理想的な社会を描いても実現は難しい、と考える人は多いことだろう。
しかし、それは思い込みかもしれない。ちっぽけな個人でも集まれば実現可能かも。社会を変えられるかもしれない。そんな希望を見せてくれる「フォーラム2015」だった。
以下、記者の視点からその様子を簡単にまとめてみた。(記事と写真=いわた)

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「自分達で創ろう!持続可能な社会! 」
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貨幣制度の解放から社会を持続可能にする

持続可能な地域づくりやコミュニティづくりを目指す仲間をネットワークし、誰もが安心して暮らせる社会を目指し、市民・企業・行政が協力できるよう活動している「GENジャパン」(Global EcoVillage Network Japan)。そのホームページと、facebookページができ、アズワンコミュニティの試みも紹介されています。

●9月号は、その日本語訳News-Letter9月号日本語版も掲載されました。
GEN1

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2000年の終わりにスタートしたアズワンコミュニティも、これらの協力関係の一つということができる。アズワンはオープンスタイルの都市型エコビレッジとみなされており、スタディツアーの開催が求められるようになってから、参加者数は増え続けている。スタディツアーには被災地からの参加者もみられ、特に、人々がいかに安心できる関係を営めるのかに関心が集中している。私はこの問いかけが、特に緊急時や危機に際してエコビレッジに人々が何を求めているのか理解する上で、本質的な要素ではないかと考え、この点について私たちの経験を振り返って考察をしてみたいと思う。
・・・・・・・・・・(中略)
しかしながらアズワンを訪れるスタディツアーのほとんどの参加者が注目するのは、以上のような表面的な方法というよりは、どうやって健康的な人間関係を育て、営んできているのかということだった。世界的にも多くのエコビレッジの試みが、人間関係や経済や組織運営の困難さで、試行錯誤の途中で崩壊してしまうことが多い中、アズワンは15年にわたる様々な試行錯誤を経験しながら、いかにメンバー同士や地域の人々との関係を育んできたのか。特に被災地からの参加者が、スタディツアーに参加した動機として、被災地での人間関係づくりをあげていたことを思い出して、直接取材してその内容を確認したくなった。
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News-Letter9月号(英語版)
GEN2

News-Letter6月号

News-Letter3月号

News-Letter1月号
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エクハルト・ハーン博士 来訪

環境先進国ドイツで持続可能な社会を研究しながら実現を図っているエクハルト・ハーン博士(ドルトムント大学院大学教授)。2009年からほぼ毎年、アズワンコミュニティ鈴鹿を訪れています。今回は14日(水)に到着し、次の日にコミュニティ探訪をしました。そして、17日京都、18日鈴鹿で、フォーラムで講演。その後全国各地を回り、27日は、東京学芸大学 環境教育研究センターで環境教育セミナーの予定です。
(鈴鹿シンポジウムでの様子はこちら→「自分達で創ろう!持続可能な社会! 」



ハーン博士は、2009年11月に開催されたシンポジウムで、「街のエコステーション」という位置づけを提唱しました。それを基に、鈴鹿カルチャーステーション(SCS)が始まり、現在に至っています。そしてシンポジウム後も、ほぼ毎年鈴鹿を訪れ、日に日に進んできているその変化に関心を寄せていただいています。

●14日、再会した時の様子を片山弘子さんのfacebookより紹介します。
ドイツからハーン博士、来日。
一年ぶりの再会を祝う。

互いの近況を聴き合ううちにアズワンコミュニティづくりの一年の成長点は、と身を乗り出して聴いてくる。

---そうねえ、最初に、自分を見つめる---
反省でも評価でもない、どうなっているのかな、と観察していこうとする、その道すがらで互いを知り合ったり、くすぐったい位に、人が好きになっていくんだよね~それで、もっと近寄りたくなる。もっと快適にしたくなる。どうやったらお互いがお互いらしく生き合えるか、仕組みを工夫する----
そしてまたまた、もっと気持ち良くなるって感じかなあ----

ドイツでは最近日本の様子を報じるニュースが毎日のように出ているそうだ。そこに日本人の心と環境が大きく変わり始めているのを感じるという。
個人主義がベースのヨーロッパでは、何かに反対するときには強い結束力が出るんだけど、日常の暮らしで、支え合いが難しい。持続可能な日常生活には程遠いんだよねえ---と頭をかくハーン博士。

まず、自分を見つめる、ありのままを認め、そこから始まる文化。高齢化が進むドイツで、これから特に学んでいきたいところだという。個人主義のお互いが、初めて自分一人では生きていけない実際に行き当たるチャンスだと、彼は思っている。


その後のコミュニティ探訪では、街のはたけ公園でのとりくみ(新しく移住してきた人達による無農薬・無化学肥料の野菜づくりを始めている)など、新たな動きを感じてもらいました。



おふくろさん弁当では、なぜ今のような会社の空気ができてきたかを、岸浪社長係から詳しく聞きいていました。



里山では、この1年半の間に奥の里沼へと広がってきている様子や、チームのメンバーが8人に増えたこと、それでも特に話し合って決めるということなく進んできている様子などを案内してもらいました。


6年前から毎年のように訪ねて来られていますが、今回はとても大きな進展を感じたようで、ぜひドイツにアズワンを知らせていきたいとおっしゃっていました。
(以上、探訪案内をした北川さんの感想より)

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アズワンコミュニティ紹介DAY in東京

今年も11月1日(日)に東京の日比谷公園で開催される「土と平和の祭典」にブースを出させていただきます。
このイベントは、全国から有機農家や環境・平和活動の仲間が集い、大地に感謝する祭典です。アズワンコミュニティは、今年で3回目の参加となり、今回は、「三重県鈴鹿市の都市型エココミュニティ」として紹介させてもらいます。
「行ってみたいけど、三重まではちょっと遠いわ…」という方など、この機会にアズワンコミュニティに触れてみませんか!?
コミュニティのメンバーも行きますので、ここでの暮らしや様子など、直接話を聞くこともできます。


  (昨年のトークコーナーにて)

当日は、コミュニティの紹介ビデオ上映、懇談などを企画しています。
*時間:10時~、11時~、12時~、13時~、14時~、15時~
(随時お話ししたりすることもできますので、気軽にお越しください。)
以下のページも参照ください。
   ↓  ↓  ↓
  「アズワンコミュニティ紹介DAY@土と平和の祭典2015」
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社会生態学から見たアズワン・コミュニティの解明

2年前、アズワンコミュニティを訪問した石見尚氏。(詳しくは、→→「こちら」
その後、協同社会研究会(SSAC)による出版物でアズワンコミュニティを紹介していただきました。(「アズワンコミュニティをどう考えるか)。
そしてまた、今年10月5日に、アズワンコミュニティについて、社会生態学的観点から分析し、紹介してくれました。どうぞご覧ください。
   ↓  ↓  ↓
「社会生態学から見たアズワン・コミュニティの解明」
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「経営者向けカレッジ」参加者の感想

先週末開催された「経営者向けカレッジ」は、
「人のための会社」をどう実現するか!?
を探っていった3日間でした。
その感想を以下に紹介します。
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「人のための会社」を楽しく実現するには!?

10月2日~4日、第1回「経営者向けカレッジ」が開催され、「人のための会社」をどう実現するか!?を探っていきました。


このカレッジは、アズワンコミュニティを舞台に昨年5月にスタートした「持続可能な社会づくりカレッジ」(現在は第4期開催中)が母体となっています。そこでは、主に人間関係に焦点を当てて探っていくことで、参加者が楽に軽く生きれるようになってきている実績があり、日々、人の問題に直面し、最も切実に感じている経営者の方たち向けのカレッジができないかということで開催されました。

以下、スタッフの北川さんのレポートを紹介します。
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第4期「持続可能な社会づくり」スタート

「持続可能な社会づくりカレッジ」も第4期目を迎えました。
その第1回目が、25日~27日の日程で開催されました。
今期は、8名の参加者。その内の4名が福岡からで、第1期からの流れが続いているようです。また、カレッジに2度目の参加という人や、マイライフセミナーから引き続き参加という人もいます。


スタッフの北川さんの感想より
すでに何らかのつながりがある人たちが大半ということもあるのでしょうが、3日間でとても打ち解けた空気になっていきました。1期、2期、3期と回を重ねるごとに、自分をオープンにしたくなるスピードが速まっているのを感じます。
カレッジの舞台となっているアズワンコミュニティのオープンな空気感が、そのままカレッジにも反映されているように思います。11月までの3ヶ月間で、どこまで進んでいけるか楽しみでなりません。

今回は、スタディツアーで各所を参観しました。
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いろんなところで紹介されています。

ここ数年、アズワンコミュニティを訪れる人が増えてきました。また、各地で紹介させてもらう機会も増え、いろんなところで取り上げられるようになっているようです。
今回は、民主主義を応援するポータルサイト「What's デモクラシー?」の中で、各地のムーブメントの一つとしてアズワンコミュニティ鈴鹿の試みが紹介されました。
http://whatsdemocracy.jp/links/4234

このサイトは、デモクラシー情報のポータルサイトとして、各地のムーブメントがリストアップされています。
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秋のカレッジ、フォーラムのお知らせ

この秋、アズワンコミュニティを舞台に開催されるイベントを紹介します。

●10月2日(金)~4日(日)、
JSSC主催の「経営者カレッジ」が開催されます。
*詳しくは、
http://jssc358.wix.com/college#!blank/c22fa
をご覧ください。



●10月18日(日)、環境先進国ドイツからエクハルト・ハーン博士を迎え、「自分達で創る自分達の持続可能な社会」と題してフォーラムが開催されます。ハーン博士、循環共生社会システム研究所の内藤正明氏とは、毎年交流を続けており、今回、アズワンコミュニテイの試みも報告させてもらいます。
*詳しくは、http://www.suzuka-jp.org/news/975/をご覧ください。



戦争はもちろん、対立や責め合いがなく、暮らしの心配もなく、安心して生きられる社会を誰もが願っているのではないでしょうか?
持続可能な社会への道筋を一緒に考えていける場になることを願っております。関心のある方、お誘い合わせてご参加ください。

また、このフォーラムに合わせて、17日(土)からアズワンコミュニテイの探訪DAYも開催されます。この機会にアズワンコミュニティを実際に訪れていただけると嬉しく思います。 ・日時 10月17日(土)13:00~18日(日)13:30
*詳しくは http://as-one.main.jp/ac/visit.html
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