韓国サンマウル高校生 アズワンコミュニティ交流

だんだんと恒例になってきた、韓国サンマウル高校生のアズワンコミュニティ交流。



今回、子どもたちが訪れてみたいと思った動機はいろいろです。
「4月に小野さんがサンマウル高校でアズワンの話をしてくれて興味をもった」

「人が生きていくこと、”共同体”に関心がある。」

「お弁当屋さんで、やってみたい!」

「コミュニテイを上手にやるのは難しいんじゃないかしら。
  アズワンでは、どんなふうにしてるのかな?」
サンマウル高校では、一人の生徒がいくつもの部活動に入っており、その中身は社会派の活動が多いようです。どうも、”コミュニテイ”について考えてみたいという人が多かった感じです。(宮地さん談)
また、引率したサンマウル高校のハン先生は、今回、奥さんと共に来日。
この間は、子どもたちとは少し離れた深田宅で過ごしました。



そして今朝、5日間の滞在を終え、「また来たい!」との声を残してコミュニティハウスえぐちを出発していきました。
同時に、日本の高校生二人も韓国へ出発。
二人は、サンマウル高校へ短期留学、そしてアズワンコミュニティと交流のあるサンヨンさんやウドンサの人達と交流の予定です。



以下、交流の様子を同行した宮地さん、北川さんのfacebookより抜粋し紹介します。
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アズワンコミュニティに滞在してみて

一週間アズワンコミュニティに滞在したYayoiさん。
8月の「自分を見るためのコース」(NPO法人サイエンズスクール鈴鹿主催)への参加で来鈴。
その前後をアットホーム本山に滞在しながら、いろんな人達に触れ、たくさん話をして過ごしました。
一週間滞在しての感想を、Yayoiさんのfacebookより抜粋し紹介します。
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縁は異なもの・・・

8月2日~3日の開催されたコミュニティ探訪DAYの様子を、宮地さんのfacebookから抜粋し紹介します。
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飾ったり、隠したりのない方がいいなー

ただ今韓国から体験交流中のセリちゃんにインタビュー。イモちゃんなりにレポートしてみたいと思います。

来鈴して早3ヶ月、「来た頃からすると別人のようだ」と自分で言ってました。そして、「もうちょっといたいなー」と8月の帰国を延期しようかなと検討中です。

期待外れ
韓国では、サイエンズスクールの「マイライフセミナー」と
「自分を知るためのコース」に参加しました。
アズワンコミュニティに魅かれ、期待してやってきたけど、
来鈴当初はつらい気持ちになり、「だまされたー」「もう帰るー」と。
職場では、勤務時間は順守!、
疲れていても「大丈夫です~」ニコッ!と、
常識観ばっちりの、いわゆるいい子でいたそうです。

おもしろくなってきた!
が、しかし・・・、
サイエンズスクールの「内観コース」を皮切りに、
参加するごとに自分の気持ちや心の状態が鮮明になってきて、そこからおもしろくなってきました。
前は自分の気持ちや心の状態に気付きもしないし、
目を向けてもなかったなと、振り返って思うそうです。
「でもね、前より鮮明にはなってきたんだけど、それをうまく整理できないんだ。今は、ちょっと心が落ち込んでまーす」という彼女、とっても明るいです。

セリちゃん曰く、「研修コースに参加していきなり変わるわけではないし、
人間だし生きているから、いろんな気持ちにもなるんだよね。
でも、明るい方向へと動き出している。
今どうなってるかなーと自分を見ようとする、できるだけ詳しくね」
それがおもしろい!

飾ったり、隠したりのない方がいいなー
セリちゃんは、韓国で仏教系の活動を何年も一生懸命やってきました。仏教では、慈しむ心が溢れるような人になろうと修行するそうで、セリちゃんもそうなろうとやってみたけど、どうもなれなくてがっかり。
でも一方で、修行して何があっても動じないきっちりした大人になるより、子どものように飾ったり、隠したりのない、楽な感じの方がいいなーとも思ってたそうです。
サイエンズスクールのコースに参加すると、楽な方向へと進んでいけるようで、益々はまっています。

周りの影響って大きいよー
この前韓国に一時帰国したら、周りの人達がとっても疲れて見えて、自分の周りにいる韓国の人達はいい人ばかりだけど、「社会から自由じゃないなー」と思ったそうです。お金に対する不安、老後、会社のプレシャー…etc。

「今、これで帰ったらすぐ泡になって消えちゃいそう。」
「この間の滞在は、何だったんだー!?」となりそう。
環境の影響って大きいなと思う。
だから、もっとここにいて勉強したい!
もっと自分の状態や成り立ちを見る力をつけたい!
と、滞在交流延長を思うそうです。

自由な環境
また、今おふくろさん弁当でやっていては・・・、
自分がここをやる、ここまでやるという線があるけど、
それが固まっていない感じがする。
自分だけじゃなくて周りもね。
その時々に応じて変わる(動く)柔軟さがある。
そして、言いたいことが言える、そうなるかどうかはわからないけれどね。

誰もが通れる大道を
自由な気風(自由な社会)があってこそ、
人は成長していけるのかな。
社会は人がつくる、
そして社会(人と人)の中で人は生きていく。
そう言えばこの前のフォーラムで、
「社会」という言葉の語源(「society」の訳)は、
「人間交際」だったと言っていたなー。
お弁当屋さんもその一つだけど、
人が幸福に生きられる社会をつくっている
アズワンコミュニティの紹介には、誰もが通れる大道をと書いてある。
そして「人を幸福にする仕組みや運営を」と続いている。
なんかイモちゃんの中でつながってきたぞー
聞いていてそんなふうに思いました。
またいろんな人にインタビューしながらアズワンコミュニティを探訪してみたいです。
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お金が要らないって、どこまでいけるんですかねー!?

6月14日(土)~15日(日)、探訪DAYが開催されました。
一日参観してみての夜の懇談会では、
「お金が要らないって、
どこまでいけるんですかねー!?」
という声が出て…。
これをきっかけに、いろんな意見が出ました。
一部紹介します。

 「アズワンさんって、田舎にあるイメージだったんですけど、街のなかにあるんですね。
  街の中でも、幸せに暮らせる、なにかヒントがあると感じました」

 「お金が要らないといっても、今の世の中お金がついてまわりますよね…」

 「お金の前に、不安がないとか、安心というのがあるかな」

 「人と人が、家計のこともオープンにできる間柄に成りあっていくことが
  あるかな」

 「はじめから、出来ていたわけではないですよね」

 「はじめは、お金が無い暮らしだったかな・・」(大笑い)



また、以下に今回探訪したAさんの感想を紹介します。
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責めの無い社会気風

先日、韓国からやって来た青年二人の探訪DAYに同行した宮地さんによるコミュニティ雑感を紹介します。(ブログ「かたつむり・つれづれ」より抜粋)
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懇談会で、ドタキャンしても責めが無かったという話を聞いて、
再就職したばかりだが、正直、会社を辞めたいと思っている青年が、
「人生や社会で、自分がやりたいというだけでやっていってもいいんだろうか!?」と感想を言っていた。(詳しくは、下記の全文を参照)
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韓国青年の純粋な、
そして真剣な真情に触れながら、
いつの間にか、自分の世界が変わっているのかな…
それは自分で変わったというより、
そういう空気、気風のなかで、
そんなになってきた、とも言えるのか。
社会を変えるというは、
どうも「一人ひとりを大事にする」
という考えだけではなく、気がついた人たちの暮らしの中で、そういう気風をつくっていくことではないだろうか。
これは、現状そのままで、どこの場でもできることではないだろうか。

今、韓国から若者たちが、サイエンズスクールのコースに参加する目的で、
アズワンコミュニテイに滞在している。
それぞれ、自分の内面を観察しながら、「自分の中の社会」、「社会の中の自分」、その実際を見極めようとしている。
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韓国の一隅に、いつの間にか誰もが安心して暮らせる、家族のような間柄の人と人によるコミュニテイが現れてくる。
夢物語ではないだろう。


全文は、以下をご覧ください。
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世界がひっくり返る!?

6月5日に韓国からやってきた青年二人。
送り出し4泊5日のコミュニティ探訪を終え、
「また来たい」、「これからも交流していきたい」と帰国しました。
アズワンコミュニティの試みに触れ、
暮らしや仕事に対する考え方がひっくり返る思いがしたようです。
ここの試みは、今の社会常識とは
全く異う次元のようです。

以下に2人の感想を抜粋して紹介します。(同行した宮地さんのfacebookより抜粋)
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韓国から青年二人がコミュニティ探訪

梅雨入りの東海、韓国から青年2人が鈴鹿にやってきました。
アヌップさん(43歳)とジュニョさん(31歳)。
ただ今アズワンコミュニティ体験交流中のセリさんが伊勢若松駅で迎えました。
3人とも、韓国の青年共同体「ウドンサ」を拠点にして、暮らし活動しています。

ウドンサ青年歓迎会

5日(木)は、鈴鹿カルチャーステーションやはたけ公園などを見学。
その後、コミュニティ食堂ふぁみーゆSUZUKAにて夕食と懇談会。

アヌップさんは10年やってきた海外支援活動に区切りをつけて、
人生と社会について模索中。
ジュニョさんは、自分の気持ちに素直に生きていこうとすると苦しく、
生きづらさを痛感し、これからどんな方向があるのか考えたいと思っています。

あじさい

ジュニョくんがアズワン訪問を思い立ったのは、
交流中のセリさんが韓国に一時帰国した際、
「あれ、セリの顔が明るい!」と感じたことがキッカケだそうです。

韓国ウドンサについては、以下をどうぞ
(昨年8月、サイエンズ研究所小野さんの韓国訪問記より抜粋)
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マテウス君ブラジルへ出発!

ブラジルからやってきたマテウス君21歳。
3月18日に来日し、約3カ月のアズワンコミュニティ滞在でした。この間の半分以上はサイエンズスクールのコースに参加、SUZUKA FARMで働きながら、コミュニティの各家々で過ごしました。サイエンズスクールのコース参加が主だった彼、この間やってみては、
  
  「実際の自分」ということをもっと知るということが
  僕にとって大事、そうしているとなんか幸せな感じがする。」

  「心を広がせる」・・・、そうやってないと苦しい。
  「心を広がせる」というのは、「自分を知る」という感じ。
  「自分の心を知る」

  3月来た頃と今は、なんか違う。
  「頭で知っている」ことが随分多かった。
  (前は知らないことを頭で知っているという感じだった。)
  本当に知らないっていうことを知る。頭じゃなくて・・・
と、感想は「自分を知る」ということについてが続きます。

今も周りに縛られている、お金とか、ビザとか…。
どうしたらもっと自由にもっと幸せに生きていけるかなー
自然の中とかいいかなー、森の中とかジャングルとかいろいろ思い浮かびます。



昨日の送り出し会では、お土産に地下足袋を買い、
「足袋で旅する」とダジャレを言う彼に、
「タビタビ(度々)おいで!」とダジャレが返ってくる場面もありました。
あたたかく送り出され、今日ブラジルへ向けて出発です。



この間は、「自分を知る」を堪能したのかな!?
「知らない」ということをことを知る、それは無限に広がる世界の始まりなのかもしれません。
ブラジルでも日本でも場所はどこでも、進む方向は同じ。
共に歩んで行きましょう、行ってらっしゃーい!
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ドイツ ハーン博士のコミュニティ滞在記

5月14日、ドルトムント大学名誉教授のハーン氏が来鈴。
約2週間滞在し、30日帰国の途につきました。
ハーン氏は、20代から都市生態学の研究をし、環境調和型の都市の再生のプロジェクトなどにも関わり、国際的な研究機会にも参加してきました。
今はドルトムント大学で、ドイツの内外を問わず、環境調和型の都市計画や再生の実務に当たっている人たち向けにインターネットによる講座も受け持っています。
そして、若き人材育成にも楽しそうに取り組んでいるそうです。




今回で4度目のアズワンコミュニティ訪問。
これまでも通訳として同行していたHさんのこの一年の変わり映えにに驚き、
”ハートセンター”(コミュニティcocoroセンター)というような仕組みを暮らしの中に根付かしているコミュニテイがどんな背景のもとに営まれているか、
そこを知りたいと関心が向いたようでした。



今回の滞在の様子、詳しくは、
宮地さんのブログ「かたつむり・つれづれ」をご覧ください。

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「隣人エクハルト・ハーンさん」
発表
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