ただ今、韓国ソンミサンマウル探訪団来訪中
7月1日から韓国のソンミサンマウルから、女性13名の探訪団が3泊4日で来訪しています。韓国の首都ソウルで共同体を始めて約20年、これまでやってきてある程度の形にまでなってきましたが、もう一歩進んでいきたい。そのきっかけに、アズワンコミュニティの試みを視察です。今年1月と4月にも探訪団が来訪しました。


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いつの頃からか、人との関係の中では、自分の主体性を押し殺す事が良いとか、人の言う事は聞かなければならないとか、勝手に思い込んでいたんだと気づきました。
自分では、今まで、他の人に比べれば、自分らしく、生きていると思って生きてきましたが、人の中では、全く自分らしさを失っていました。
この自分らしさを、人との中で取り戻す事が、私が何でも話し合えるために、必要なことだと思います。 まずこの事を自分が感じている想いや、そこから来る考えを素直に表現する事なしには、何でも話せるという状態にはなれないんだと・・・。本当の自立にはならないと、やっと気づく事ができたように思います。
「愛されたくて、本心を隠してきた」
・・・・・いい子でいたい、その事で愛を受けとりたいと、切実に求める気持ちから、本心を隠すようになったのかもしれません。こういう事が少し見えるようになったのは、今回の成果でした。
自分が出来ていないと指摘されると心にゆとりがなくなり、話し合いのはずなのに、いつのまにか始点がずれていくことが多かったと思う。誰が言った、言わない、とか、自分の援護で話し合いにならないで終始してきた。中途半端で終わってしまって、いつも同じことを繰り返してきた気がする。
ここにきて皆さんの話を聴いているうちに、自分が何で守りに入るのか、また相手の言葉の背景を知ることで紐解いていかないと、何でも話し合える仲にはなれないことに気付かされました。
参加経営者の方々と交流させていただいて、多くの経営者が同じような課題を抱えているんだということを知りました。
「安心できる関係で無理に強いることもなく楽しく経営を成り立たせたい・・・」
しかしながら、これまで上下関係の上での指示や命令で従業員をコントロールすることでしか経営されてこなかったし、できなかった。なぜなら世界ではそれが当たり前だしそれ以外の方法でやっている人なんていないから。
このカレッジに参加している人のそういった葛藤を強く感じましたし、新しい世界への道へ進む勇気も感じました。
幸いにもおふくろさん弁当がその道筋を創ってくれたので、私たちはその道筋をより太く、より着実なものにしつつ、次に歩きたい人が歩いていけるように、何より自分たちが幸せであるためにみんなで一緒に進んでいきたい。
そう思える経験をさせて頂きました。ありがとうございます。(Y.W. 30代男性)
(スタッフの片山弘子さん談)
自由に安心して、本心を共有し合えること。経営も仕事も家庭でも。
ところが 本音と勘違いしやすい。
意外に本心ってなんだか、自分で気づけなくなっていることが多い。
自分の本心に出会うこと、それを聴き合える間柄ができることで、今そこにあるお互いの価値や、実際に即した課題を、ものにしていくお互いになって行ける。
すべての始まり、なぜ話し合えなくなるのだろう、何が邪魔をしているのか。自分の中で何が起きているのか、良いも悪いもなく、みてみること。
お金が介在しない、働く者同士に上下関係がない、人間本来の姿とはなんだろうと市民の人が考える場がある、争いごとがない…今の社会にはないものがここにはたくさんありました。
コミュニティの方々は皆温かい。メンバーの方のお家に泊まらせていただき、初対面なのに、これまで誰にも話さなかった様な事を夜遅くまで語り合いました。
この場所にはこれからも何度も来る予感がします!
おもしろいなーと、とにかく思いました。
素の自分でいられる場所で私も生活してみたいです。
話を聞いて、「○○が××だから、ここはうまくいっている」というような話になることはなく、そういう物のこだわりがあまり無さそうだからみんな楽しそうにやれているのかなと思いました。
最初に自分が何をしたいのか、「自分の参加目的」が問われた。うまく答えられなかった。
振り返ると、これが、もっとも重要な問いなのだと思う。
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自分の価値観の見直しが起きました。対人的にも、人間関係でも、不都合をあまり感じていないと思っていたけど、それは自分の気持ちを考えようとしなかっただけで、もしかしたら改善せず、放置していたのかもしれないな・・・。
(感想より一部抜粋)