「ガイア公開講座」水城雄さんの非暴力コミュニケーション



5月18日、アズワン鈴鹿コミュニティを1会場に、Gen-Japan主催のユネスコ認証の教育プログラム「ガイアエデュケーション」の公開講座が鈴鹿カルチャーステーションで開かれました。先回の辻信一さん(明治学院大学教授)の講座に引き続き今回が2回目で、講師は水城雄さん。ピアニストであり小説家で、非暴力コミュニケーション(NVC)の講師をしています。そのNVCの講座と後半は身体を使ったワークショップがありました。



日常会話が暴力的?

私たちの日常会話は、相手の話を聞くことよりも自分の意見を言うことの方が多いでしょうか。それが案外相手にとって暴力的になっているかもしれません。
水城さんが最近電車で見かけた女子高生の会話を例題に解説しました。

A子がスマホを見せながら「この服、チョーかわいくない?」
B子は「え! ダサー! やめときなよ」

というやりとりだったそうです。

「友達同士で、相手のことを否定しても喧嘩にならない仲良い関係なのでしょうね。B子が正直な気持ちを言ってもつながりが切れない関係…」と水城さん。
ただ、A子にとっては、ちょっとショックなリアクションです。
B子の評価やアドバイスの言葉は、A子にとって暴力的ではないでしょうか。
そういうつながりではなく、相手にとって非暴力なつながりを求めていくとしたらどんなリアクションがよいか、と問いかけられました。

- | -

すずかの里山NOW!

春の「すずかの里山」では、「未来の里山プロジェクト」の活動が活発です。地域のみなさんとタケノコ堀り! ツリーハウスも完成!しました。活動を通して、人と人のつながりや間柄が変わってきているとか。里山様子を写真でどうぞ!


◆タケノコ堀り
4月21日(日)、満足度100(パーセント)のタケノコ掘りイベントでした。約40人参加。(Takasaki)


天気もよく、たくさん掘れて、料理も美味しかったし、元ヤンチャキッズメンバーもやってきて、子どもたちは大盛り上がり、満々足でした。

- | -

「介護は新しい文化を創造する!」理想の暮らしを語る会



10月20日、「介護は新しい文化を創造する―助けっぱなし、助けられっぱなしで成り立つ地域」をテーマに、理想の暮らしを語る会10月度公開講座が、5人のパネラーが登壇して開催されました。




「介護は新しい文化を創造する」この言葉が誰にでも見えて、知ることが出来た公開講座でした。しかしこれが結論だというものでなく、それは益々鮮明になり、やがては当たり前になっていく、誰もが望むもの、そして実現されていく姿そのものだろう。それぞれのパネラーは次のような話をされました。(中井正信)

<パネラー>

親の介護者 辻屋康子
日本の介護の問題が、嫁がになうものから開放され、社会で考えるテーマになった事が新しい文化だと言えるのではないか。


ケアマネジャー 森原遼子
安心して暮らせる社会という言葉も「全部人に受け入れられた時」人はそこが家になり居場所となる


理学療法士 水谷裕哉
寄り添うとはその人を知るということ、生い立ち、家族、、人生の楽しかった嬉しかったこと。理学療法士は助けている立場だが、人生の先輩から学び自分が助けられていることを知った。知ろうとすることで近しさを感じ、心が動き当たり前の価値観が形成されていく。


問理学療法士 浅川太陽
機能回復がリハビリの目的ではなく全人間的復権の回復だ。ホーキング博士は人やものに助けられながら自己実現している。人やものに助けられながら人は自己実現をしていることは人における普遍性を意味しているという壮大なテーマがそこにある。いやそれは日常的な普通のテーマかも知れない。


社会福祉士 玉井功補

地域包括ケアシステムの進む中、親族に恵まれなかったり生活に困窮する人の中には制度に行きつくことのない人もいる。そういう人をも包括して支えていける地域包括ケアシステムを目指す必要があるし、その中では公助がしっかりとしたセーフティネットとして機能しないといけない。
- | -

里山NOW“たけのこ堀り”

4月22日、晴天の日曜日。鈴鹿市三園町の「すずかの里山」で『里山へ行こう!里山で学ぼう!』企画がありました。主催は、NPO法人鈴鹿循環共生パーティー「未来の里山プロジェクト」と「みどりの大地」の共催・協力で開かれたイベントです。
この日は、竹の子を掘って、天ぷらにして食べよう!との呼びかけで、親子や家族で、子どもからシニアまで集まりました。竹の子を堀り、バーベキュー、里山遊びを存分に楽しんだよう。自然の豊かさを満喫しました。その様子を写真で御覧下さい。


里山に集合


受付




「みどりのだいち(農産物直売所)」の後藤さん=写真右=が里山のお話しをしてくれました。左は鈴木さん




高崎さんがタケノコ堀りのアドバイス

いざ出発!


3つのグループに分かれて竹林に向かいます。
- | -

「じゃがいもを植えよう~」

3月11日鈴鹿市内の「街のはたけ公園」で「畑に行こう!畑で食べよう」企画(鈴鹿循環共生パーティの主催)が開催されました。
今回は、「じゃがいもを植えよう~」です。



企画運営に携わっているOdairaさんのレポートでお届けします。
- | -

アズワン スタディ ツアー始まる!知性を伸ばそう!



研究と試験を重ねて17年、「次の社会の試み」を見てみよう!
そんなキャッチコピーで「アズワン スタディ ツアー」が始まります。
1DAYコースも出来ました。舞台は鈴鹿コミュニティ。
これまで「探訪デー」と呼んでいた企画でしたが、なぜ名称が変わったのか、内容はどうなるのか? 企画窓口の坂井和貴さんにインタビューしてみました。

最高の研究者は子ども?

 ――「探訪DAY」という名称でしたが、「アズワンスタディツアー」と名称を変えたのは、どうしてですか?

 坂井 ここでの study というのは、「勉強」ではなく「研究」という意味です。
 17年間、研究と実験を積み重ねてきたアズワンネットワーク鈴鹿コミュニティ、その「次の社会への試み」を是非、見学し研究対象にしてもらいたいのです。

 ――勉強ではなく、研究という意味はどういうことでしょうか。研究者や専門家の方に来てもらいたい、ということですか? 一般の方はあまり意味がないとか?

 坂井 そうですね、確かに「研究」というと、学者や研究者の専売特許のように思われがちで、一般の人には縁遠い印象があるかもしれません。
 しかし、本当にそうでしょうか?
 私は、最高の科学者は実は子ども達ではないかと考えています。
- | -

はたけで食べよう!新春餅つき大会

街のはたけ公園で、恒例の「はたけで食べよう」企画が開催されました。今回は新春餅つき大会。賑やかに華やかに、そしてほのぼのとした空気だったようです。スタッフの大平さんのレポートをどうぞ!



「街の畑公園」で1月14日新春恒例の子供達による餅つき大会が行われました。
「鈴鹿循環共生パーティー」主催です。

この企画はシニア世代が健康生きがいづくりとして、
そして何より「未来ある子供達」に
畑という「空間」で遊んでもらおうと
「シニアと子供のコラボ」のメンバーが考えてのことでした。

一般的に畑は、遊ばない場所としてあり、
また大人達が指示した事だけをさせる農業体験では、
子供達にとって「親しむ場所」にはなりにくいのではと思ってのことです。

ここでは、まず種や苗を植え、経過を見て観察し
そして収穫して食べる事までの一貫した企画の内容です。

その事に関心のない子は付近で土や虫と触れ合って
畑に溶け込んでいくように遊んでいます。

「真剣」な遊びです。

畑という環境に触れることは
子供達にとって全く未知の世界で、
物珍しい、新らしい空間の様です。

特に2歳から4歳位では土いじりや、虫や草、
いろんな野菜のそのままの姿が、驚きや感動に繋がります。
その子にとってそんな「環境」は宝探しのようです。

- | -

いずれくる老いや死を明るい未来にするには?

「理想の暮らしを語る会」の11月度公開講座「介護は新しい文化を創造する」が鈴鹿カルチャーステーションで開かれた。
主催者の一人、中井正信さんの「老いてボケて死んでゆくことを、明るい未来としてとらえて、あぶり出してみたい。老いを見直す機会としたい」と言う挨拶から始まった。
6人のパネラーが一人ひとり自分の体験を通して、老いや死をどう捉えているのかを発表した。




心を観て欲しい
宮地昌幸・小浪夫妻(心臓疾患者と家族)
- | -

気持ちを知りさえすれば『どんな時にも命は輝く』

「理想の暮らしを語る会」の宮地昌幸さんが、10月15日桑名市で開かれた秋山正子さんの講演会に参加し、感想を自身のブログに綴っています。「気持ちを知りさえすれば、どんな時ににも、どんな人も“命は輝く”」と思ったそうです。以下に紹介します。


秋山さんの開設した「暮らしの保健室」(東京戸山ハイツ商店街の中に)

『どんな時にも命は輝く』

 ~最期まで暮らし続けられる地域を目指して~
  講師 秋山正子さん
(看護師になって、在宅ホスピスの訪問看護からはじめた。訪問看護の会社を立ち上げ、地域に”暮らしの保健室”を開設、近所の方々の健康相談をはじめる。今は、がん患者と家族のための相談支援センター”マギーズ東京も開設している)

 10月15日桑名市大山田コミュニテイプラザにて。

ab2.jpg
- | -

願いは届く!人間中心のケアと街づくりへの第一歩 


10月3日、介護の日 市民公開講座 講師の堀田聰子さん

10月3日、鈴鹿市文化会館けやきホールで、「介護の日 市民公開講座」が開かれました。鈴鹿亀山地区介護支援専門員協会の主催で、「設立10周年記念」イベントです。講師は、堀田聰子さん。介護や福祉の現場から研究を重ねているスペシャリスト(慶応大学健康マネジメント研究科教授)で、「私の暮らしとこれからの社会~年齢を重ねても、住み慣れた場所で暮らし続けるために~」をテーマに講演しました。


鈴鹿市文化会館けやきホールで

この講演会の開催を誰よりも心待ちにしていた人がいました。「理想の暮らしを語る会」の活動を続けている中井正信さん(アズワン鈴鹿コミュニティ)です。堀田さんの介護や福祉に対する見方や考え方に響くものがあったからです。

堀田さんの主張は、
「介護や福祉の仕事がいかにクリエイティブなものなのか、地域社会に新たな循環を生んでいける可能性に満ちている」
「地域包括ケアシステムの構築とは人間復興の文化的な運動ではないか」
「患者とか専門職とかを超えた一人の人間としてその関係性の中で人間中心のケアと街づくりを追求していくことが極めて重要だ」
と語っています。
- | -
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 >>