話し合いをベースにした縁側づくり

表紙先日、「MOH通信」(くわしくはここをクリック)という循環型社会を目指す活動を紹介する冊子に、「鈴鹿カルチャーステーションとアズワンコミュニティ」という題名で記事が掲載されました。
2年前にMOH座談会に参加した、鈴鹿カルチャーステーション(SCS)理事の片山 弘子さんが寄稿したものです。その時は、SCSがこれからスタートする頃で、その構想などを話しました。それから2年、その間の、「まちに縁側をつくろう」という新たな試みの実践経過が紹介されています。

記事
「やりたい、やろう!」だけでは実現しないことを痛感しながら、夢の実現へ向けて、お互いが話し合いのできる状態になっていこうと、学びあいながら進んでいる様子などが書かれています。

以下、そのPDFファイルです。3ページあります。
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PDFファイル①1ページ目PDFファイル②2ページ目PDFファイル③3ページ目
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心のつぶやきを語る

ほっと一息NPO法人サイエンズスクール鈴鹿では、合宿コースだけでなく、随時参加できる『マイライフミーティング』も開催しています。
鈴鹿だけでなく、東京、石川県、富山県、静岡県、兵庫県などからもやってきます。時には、ブラジルからも・・・
開催は毎月一回、週末の2~3日か、平日1日です。
期間中は、半日でも、途中抜けてもOK。
月に一度の交流機会でもあり、みなさん気楽に参加しています。

その『マイライフミーティング』、9月度の様子が、サイエンズスクールのホームページで紹介されています。どうぞご覧ください。
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『心のつぶやきを語る』
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シニア世代活躍中 「堆肥作るぞ~!」

回転寿司「かいおう」のアラの堆肥化
ある日、”暮らしのなかのエネルギー地域自給を考える会”で、『魚のアラ』が話題になった。

野尻さん、隆杉さんではじめた回転寿司「かいおう」というお店がある。
この会のメンバーの一人、中井さんが、さっそく野尻さんに電話をかけた。
「「かいおう」のアラは、どんなふうにしている?」

恩田さん
それから数日後、恩田さんが毎週土曜の午後、回転寿司「かいおう」にアラを取りにいき、街のはたけ公園内のハウスにある設置型コンポストまで、運ぶことになった。
恩田さんは、アラが堆肥に活かされることがうれしいみたい。
回転寿司「かいおう」で出たアラを、夜に取りにいく。

作り方設置型コンポストは、滋賀県東近江蒲生の岡田さんに教えてもらった。
4枚のコンパネで、90センチ四方の箱をつくる。フタつき。基材は、もみがらと米ぬか。身近にあるもので。
岡田さんの所では、近くの割烹料理屋さんがアラをもってきてくれるという。
「いい堆肥が出来る。果樹などには、最高」と岡田さん。
フタを開けてみたけど、へんな臭いはない。
コンポストでは、アラを入れたら、撹拌する。
撹拌するといっても、手前のものをフォークで奥へよせるだけ。

大平さん鈴鹿では、ベジコミクラブの大平さんがやりはじめた。
彼は、このコンポストもじぶんで組み立てた。
前々からおもっていたが、よっぽど微生物のことが好きな男だ。
里山大好き男もいれば、微生物大好き男もいる。

ダンボールコンポストでも、薀蓄を語ってきたが、これからは設置型コンポストについて語りはじめるにちがいない。

エネルギーの地域自給とどう関係するか、わからないが・・・
こうして回転寿司「かいおう」のアラの堆肥化は始まった。

お弁当屋さんの生ごみ堆肥化
一方、素人野菜作り集団ベジコミクラブでは、お弁当屋さんの生ごみをねらっていた。といっても、メンバーのなかに、家庭用の生ごみをダンボールでコンポストにして、
それで野菜をつくろうという物好きがいた、ということにすぎないのだが・・・
家庭用でできるのだから、お弁当屋さんもというわけだった。

ひらめいただが、「そうしたい」といったら「そうなる」というわけでもない。
お弁当屋さんでは回収業者に持っていってもらっているので、
ごみの分類など、なかなかそこまでは・・・という段階だ。
そこで思案・・・
魚菜部門の生ごみは、分けやすい。そこから、はじめよう~と開始した。

「そうなる」というタイミングってあるんだなあ。
はじめに、魚のアラの堆肥化がはじまり、大平さんが堆肥づくりに乗り出した。
勢いがついた!
アラを運んでくれる恩田さんが、お弁当屋さんの生ごみも毎日、街のはたけ公園にある設置型コンポストに運んでくれることになった。
大平さんは、アラを撹拌、ついでに生ごみと、楽しみが増えた?!
これで、アラ用と生ごみ用の二つの流れが出来始めた。

ダンボールコンポスト
こうなってくると、欲がでるもの。
「おい、あと3個、箱をつくりたいなあ」
「そうそう、この間、すこしだけど臨時収入があった。それ使おう」

こんなんで、いいかどうかわからないけど、
「身近にあるもので、美味しい野菜をみんなで食べよう」

これ、ぼちぼち進みそう・・・

(べジコミクラブの日記より)
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頭の中のケア~日常化レッスンから~

『日常化レッスン』という言葉を、
アズワンコミュニティのブログで、目にしたこはありませんか?!

これは、サイエンズスクールの研修コースのひとつで、普段の暮らしをしながら参加するコースです。ミーティング
合宿コースで理解を深めたところが、日常生活の中ではどうなっているか見直していく機会でもあります。
コミュニティに暮らす人の中にも、この機会を活用している人たちがいます。

マッサージ日常の暮らしには、お肌のケアー、身体のケアーとか、やっている人も多いでしょうが、頭のケアーもどうでしょう?!
でも、『頭のケアー』ってなに~?!
その辺をのぞいてみてみませんか?!
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サイエンズスクールHP 「頭の中のケア~日常化レッスンから~」
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アズワンコミュニティの「問題」・・・韓国ミネサクラブの雑誌より②

イさん
ミネサクラブの隔月の雑誌「ヒア・ナウ」9・10月号の巻頭言の文章です。
8月にアズワンコミュニティを訪れたミネサクラブ代表のイ・ワンギュさんが書いたコラムだと思います。



コラム
アズワンコミュニティの「問題」

問題とは何だろうか? 私たちの言う問題とは、漢字語で「質問するテーマ」という意味です。

あることが起こって、これに対して「これは何だろうか?」と、尋ねようとなるのは一種の「質問材料」だということですよね。
これは、英語も同様です。problemの語源は、ギリシャ語のproblemaであり、「私の前に投げられたこと」という意味です。
これは、ただ中性的に「起こったこと」という一種の変化を意味します。

ところで、この変化が私達の内面に固定されている「基準」とぶつかれば、それはまさに本当の「問題」となることでしょうね。

今回、日本のアズワンコミュニティ訪問後感じた点は、彼らにとって「問題」というのが無いということでした。
彼らの一番重要なモットーは、心の「固定」と「断定」が無い人達の社会をつくりあげるのだということです。
どんなことが起こっても、どんな言葉を聞いても、その言葉の真意は何だろうか? その物事の本当の意味は何だろうか?ということを聴くという、「質問」だけがあるのみ。

万一「あなたは間違っている」という言葉に、「そんなことはない」と反応したとしたら、それはあなたの中に、「正しい」と言い張るような「固定した何か」があるという意味であります。
それよりは、「その言葉の真意は何だろうか?」と自分自身に対して聴いてみたら、その時、質問材料である「問題」となる。頭の痛い「問題」ではなく、質問材料である問題と見ること、全ての内面にある「こうでなければならない」というものを捨て去って、単純に「質問すること」、これがアズワンの人々の気分、態度であるようです。

こうなってくると、私達がよく言う「問題」とは世界に無いのです。変化だけがあるのみですよね。変化は絶え間なく起こっているのに、私達が立てて置いた計画、私の心に「こうでなければならない」と決めておいたことに、変化が起きたら、それを「問題」としていて、ここには、未熟な心があるのみであります。

それ故、「こうでなければならない」が無ければ、「問題」というのもあり得ないのであります。

「問題」の無い人生、何も「問題」とならない人生、それは即ち、「自由なる人生」とも言えるのではないでしょうか。


logo.jpgミネサクラブとは、「”未来にむけて前へ進む”というハングルを略した造語」だそうです。
ミネサクラブは、1996年に設立し、物質と精神の両立を究明してきたそうです。
人の内面の意識やその根源を観て、その内容を月刊誌で会員に公開し、講座を開設して、それを体験する機会もつくってきました。
専門会員500人、一般会員1000人。今、個の内面世界の解決にとどまらず、内面を探求し合う、”教育”共同体づくりに着手し始めています。

次号の「ヒア・ナウ」(11・12月号)に、アズワンコミュニティ訪問の詳しいレポートが載る予定と聞いています。

これからも、連携しながら一緒に進んでいけるように・・・と願っています。
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澄んだ空のような心を使う・・・韓国ミネサクラブの雑誌より①

8月末にアズワンコミュニティを訪れた韓国ミネサクラブの人達。熱心で真剣に本当のものを探っていこうという姿勢が、今でも心に残っています。
ミネサクラブでは「ヒア・ナウ(here now)」という雑誌を1996年から隔月で出版しています。
Here Now
その9・10月号に、早速アズワンコミュニティ訪問記が掲載されました。
それもトップの「動静」というコーナーに採り上げられていました。

チェさんが、その雑誌を送ってくれました。
チェさん

アズワンコミュニティとサイエンズ研究所の皆さん、元気にしていますか?
鈴鹿での余韻がまだ心の中に穏かに残っている感じがしています。

照子さんが作ってくれたサラダと、おふくろさん弁当で作ったという茄子の天ぷらが思い出されて、家で試しに作ってみましたが、無残にも失敗してしまいました。しょうがないので、早いうちに鈴鹿に行く以外になさそうです。

今度、私たちミネサが発行する「ヒア・ナウ」に、アズワン訪問記を掲載しました。早急に作業をしたため、見て感じたものなど全てを扱うことはできませんでしたが、うちの会員達に、感じたことをより生々しく伝えたい気持から、内容はちょっと少なくなりましたが早く掲載しました。

これから、頻繁に交流しながら親しくなっていきたいと思っています。
ありがとうございます。

チェ・スンピョ

P.S. サイエンズ研究所で発行した『やさしい社会』、『人を聴く』をもらうことができますか?

アズワン訪問記

去る8月21日から24日まで日本の鈴鹿市にあるアズワン(As One)コミュニティを訪問して来ました。

人の本性に適した社会を作ろうと、10余年以上尽力して来た人達、そこに集まって住む構成員達。
仕事のための事業ではなく、本性を見つけようとする場で成長する目的で事業をする人達。
たくさんのことを深く考えてみる時間でした。

独島(竹島)問題で日韓摩擦が最高潮である時期に、時を同じくして、摩擦があっても親しい関係は変わらないでいることもできるというアズワンコミュニティ訪問の旅路に私達は踏み出しました。
これはまるで、いくらひどい摩擦があっても家族は家族だという東洋伝統の血縁思想が地域社会で拡がった姿です。

ソウルから仁川に行く明け方の道は、夜のうちに降った120mmの豪雨で、空港リムジンバスのTVが伝えるニュースは事故と水害のことばかりでした。
そのがらんとしたバスに、苛立った顔をした乗客が一人乗ってきてもバスの中の雰囲気は大きく変わりませんでした。
しかし、空港に近くなるほどバスの中はいろんな顔のお客さんたちでぎっしりになりました。この時乗って来た一人のお客さんが不満で一杯な顔で乗ってくると、バス全体の雰囲気はピリピリムードで反応しあい、不満一色になりました。
心ががらんと空いている時は余裕があり、緩衝の役目をするけれど、何かで一杯になる時はその反応が激しくて、軽く受け流すことができないことのようです。
だからいつも心を空っぽにしていること、必要な時満たした後は直ちに又空にすること、それが心の力をうまく使う秘訣ですよね。そういう時に、親しい関係が可能になるのではないでしょうか?

そのように雲がいくら多くても、青い空は常にあるのだということを知れば、親しい関係は可能なのでしょう。
アズワンの人々は、心の中に、断定する固定的な意見を置かないことで、澄んだ空のような心を使うようにしたのです。
今後ともサイエンズ研究所とミネサクラブは持続的な交流を通じて、意識探求と平和で楽しいコミュニティづくりの経験を分かち合っていくこと事にしました。

立派に通訳してくれたユ・サンヨンさんと、丁寧に説明し案内してくれたアズワンの小野さんに厚く感謝いたします。

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(写真1) 名古屋空港に到着しました。
(写真2) 船を降り、鈴鹿の方に行く港で出迎えに来られた宮地さん達。
(写真3) 特定非営利法人であるサイエンズスクール研修所。
(写真4) 毎夜懇談会を通じてその日の経験を分かち合いました。
(写真5) 研修所裏手の大きな貯水池。シラサギが一杯に集まって住んでおり、すがすがしく、開けていて散歩に良かったです。
(写真6) コミュニティの鈴鹿カルチャーステーションで、坂井さんの説明を聞きながら、彼らがどんな風に地域社会とつながりを持っているのかが分かりました。
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(写真7)「おふくろさん弁当」店に立ち寄って、事業も本性探求の場として使っているということ、それでも事業のように熱心にしているなどの話を聞き、職務上の責任が別になくて平等であり、リンカ(Rinka)という地域通貨を使っている点等を説明してくれました。
(写真8) 中井さんから農場説明を聞いて、蓮華池を作った話を聞きました。この日夕方の懇談会で中井さんは自分がどんなに日常のレッスンをしているか話してくれました。
というのは、この日私達の中の一人が、「どうして蓮華が池の中心にはないのか」という質問をしたのに対し、彼は「まだ作ってから 2年にならないからそうなんだ」と答えたが、心に咎めるものがあって、注意してよく調べてみたと言いました。
すると自分の無意識で「この池は失敗した」という考えがこの間あったということが思い起こされたというのです。
それで彼は、「失敗」を隠すために「2年も経っていないからだ」という言葉が無意識のうちに出ていたことに気付いたと言いました。
彼らは日常の中でこういう風に自分を観察して、「私はそんな固定された考えの中にあったな」と眺め、それを通じてそこから自由になるようにしていました。
(写真9) 宮地さんの家で私達のために見事な昼食を準備してくれました。
(写真10)私達が泊まる間の食事を真心込めて準備してくれた照子さんが、リンカ(Rinka)という地域通貨で運営される、無人の野菜が置かれた店の説明しています。
誰でも来て、必要な分の野菜を計り、この店に置いてあるノートに重さと価格を書いて品物を持って行くと言うのです。
もちろんリンカはこのコミュニティの事業体で働いて受けとったり、自分のサービスをして受け取ったものを使います。
したがって一般で価値ないと思われることでも、リンカを稼ぐことができる利点があります。
彼らが大切に思うことは何でも価値あるようにできる可能性があるという感じがしました。
(写真11) サイエンズ研究所メンバーと懇談会を持った後一緒に写真を撮りました。
(写真12) 自分が好きな料理作りを周りの人と一緒にする中で、自分の家を開放して食堂を出すようになった場所で食事をしたのですが、彼女は、いつでも自分がしたくなければ店を閉めて休むことができると言います。
このコミュニティのモットーは何でも、「やりたい分だけやる」で、「私が無理にしていないか」をよく見ていると・・・
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(写真13) お茶会を終えて
深い愛情と真心でお茶をいれる姿を見て、それぞれの茶碗が作られた歴史を聞きながら、一杯一杯真心で茶碗を受け取る間、私達は茶道の深い雰囲気が心に染みこむようでした。
(写真14) 里山の森で
子供達のための「里山作り」をしているこの人は(最前列右側)、「作業中他人の森に入ってしまって、主人を怒らせたが、すまないと謝りに行って、その趣旨を聞いた森の主人が自分の森も使ってくれと言い、それからは大きな森の道が造られ、子供達が楽しく遊べる空間となった」と言います。
(写真15) 日本を出発する前サイエンズスクール研修所で

アズワンに関する記事はこれだけと思ったら、巻頭のコラムにもアズワンのことが採り上げられていました・・・・。
ミネサクラブのイ代表が書いているものです。(次回に続く)
続きは、こちら→アズワンコミュニティの「問題」・・・韓国ミネサクラブの雑誌より②
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いっちゃん 25歳 大転換!

木今回、イモちゃんのコミュニティ探訪は、今年3月に東京から鈴鹿に移り住み、今は、おふくろさん弁当でアルバイトしたり、鈴鹿カルチャーステーション(SCS)の窓口をしたり、サイエンズスクールに関わりながら楽しく暮らしてる25歳のいっちゃんに話を聞いてみました。

自分の変化に、自分でもビックリ!
びっくりあれだけ人と関わるのが嫌だったのにな~、
人と関わるのが楽しくなってきたんだー。
この前なんて、SCSのカフェスタッフしてた時、自分から話しかけていったんだよねー。こんなの初めて。

それとか、前は自分のうちに親の知り合い(自分にとっては見知らぬ人)が来たら、落ち着かなくてすっごくイヤだったんだけど、今は、拒絶するでもなく、歓迎するでもなく、タダ人がいるみたいな感じで平気なんだよね~。
こんなふうに思うの、自分でもビックリ!どうしたんだろう?って感じ。

5月に行ったマイライフセミナーで、私、心が変わった気がする。終わった直後は、なんだか浮かれちゃったんだけど、でも世の中が変わった感じがする。結果だけど、自分から出てくるものが今までとちがうんだ~

-----「へー、マイライフセミナーが大きなきっかけだったんだね。」

自分が決め付けていることに気づいて
大して期待もせず、参加したんだけど・・・星
『自分自身が自分をこういう人間だ!』と決め付けているということに気づいたら、なんかひっくり返っちゃったー。
自分はこういう人間だと決めてるけど、
案外そうじゃないかも?!
『本当にそうかどうかわかんない』となってくると、『自分の中にはどんなものがあるんだろう?!』ってなってきたの。

ずっと、いい人間、人に好かれる人間になりたいと思ってやっていた。
そうなったわけじゃないんだけど、むしろそういう人間にならなくてもいいなと思うようになってきて・・・

そして、『本当は、人と関わりたい!!』という気持ちに気づいたの。
でも上手く関われないから関わりたくないと思うし、自分は人と関われないってしていた。がんばって自分を変えようとしていた時はどうしようもなかったのになー、こんなふうに思うなんて。

(その時の感想文はここをクリック)。


-----「”ゆっくり、じっくりしらべてみる”と見えてくるのかな~
ねぇ、ところでここ来る前ってどんなだったの~?」

きびしい環境
怒られる鈴鹿来る前は、『自分はダメだ!ダメな人間だ!』としか思えなかったの。
上司、会社の方針に添わないといけない、ミスは厳禁、責任を負わないといけない、「これは強制じゃないよ」と言うが、こうするのは当たり前でしょと暗に押し付けられる。
経営者、技術職の人が上で、誰でもができるような事務職の自分は会社の底辺、社会の中では負け組み・・・。
私はミスも多くて、上司には目つけられ何かと怒られてばかりで。

会社が求めるいい人間になりたい、人に好かれるようになりたいとがんばるんだけど、なれなくて・・・。そして、そうなれない自分が苦しくて・・・。
心も身体も疲れきって、正社員だった仕事も辞めてお父さんとお母さんがいる鈴鹿に来たんだー。

-----「う~ん、きびし~い。ヘトヘトになっちゃうのも無理ないね。そこにいたらそこに染まろうとするしかない感じもあるし。でも、ある意味そこでやれなくて良かったかも。要領よく上手く仕事をこなし、そこに染まってたら、自分がつらいなーと思ってることとか、そこがどんなところかとか気づかないかも・・・。」

本当の人間らしい幸せって何?!
老後前は、お金をちゃんと稼いで、
結婚して子どもを産み、育て、
老後は年金で暮らしていく、
それがこの社会で幸せに生きていくことだと思っていたの。
それが人間としての当たり前の姿で、疑問に思うことすらなかった。だから、そこからこぼれ落ちそうだけど、こぼれ落ちないように必死にしがみついてがんばっていた。苦しかったー!

でも、マイライフセミナーで、私、ここで『本当に人間らしく生きる』ってことをやりたい!って思ったの。
ここは、『本当の人間らしい幸せって何か?!』、それをやろうとしているんだなーと思った。
私は、苦しい社会で生きたいなんて全然思っていない!と気づいて、
『初めて、ここ鈴鹿に来てよかったなー』と思ったんだー。

-----聞いていて、『ここって、やさしい社会なんだなー』とあらためて思いました。
ミスしたりするけど、それを咎められない。
休みとか勤務時間とか、相談しながら、自分のやりたいだけでやっている。
お店を経営する人、パートの人、作業もいろいろ、手早い人、器用な人、そうでない人いろいろいるけど、そこに上下は無い。
環境的に、ずいぶんとちがうなーと思いました。

受けるものばかりで・・・
アズワンコミュニティに暮らし始めて5ヶ月。
5ヶ月でここまでなるなんて、ビックリ!!
ここでは、受けるものばかりで・・・、でも自分も大きなグルグル循環している中のひとつにもなっているみたい。
だんだん、アズワンコミュニティに溶け込んできたかな~


-----コミュニティハウス江口での食事会にも毎週行っていて、ずいぶんと楽に過ごせるようになってきたそうです。

自分をもっと知りたい!
まだ一番大事なところには到達してない気がしてるけど、それはやりながら。
今は「自分を見る」ってことをもっとしたいんだー。
自分をもっと知りたい!
今は、ここでの暮らしを通して、そしてサイエンズスクールに関わりながら、その時々の自分がどんどん変わっているのを感じていて、楽しい!
今、ここにいるのが不思議、めぐり合わせが不思議。
いまだかつてないくらい幸せな時間を過ごしている。
会社勤めとか辛かったけど、あれがあったから今があると思える。
ここまで楽にやれているのは、小学校へ入学する前以来だな~


-----この前は、お母さんと一緒に、サイエンズスクールの研修コース(日常化レッスン)に参加し、母と子の関係も徐々に変わってきたそうです。
やさしい社会に包まれ、自分を知りながら、自分の本当の人生をスタートしたいっちゃんのようです。

(記事 中野敏美)
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清鈴庵で「お茶事」体験

鈴鹿カルチャーステーション(SCS)は、
街の誰でも いつでも 寄ってきて憩える 街の縁側づくり
大人も子どもも学ぶ 街の学び舎づくり
循環共生型コミュニティづくりの起点に  
そして、新しい文化の創造と発信
というコンセプトで活動しています。

清鈴庵SCS館内には、『清鈴庵』というお茶室があり、
先日は、そこで「お茶事」体験が行われました。
茶道では、少人数を招き、食事(懐石)を差し上げ、濃茶、薄茶を点ててもてなす
“茶事”と呼ばれる接待があるそうです。

参加された方から、
初めての お茶事に 初めはドキドキしていましたが、
とても 気持ちが安らぐのを感じました。

茶室独特の、外とは一線を画した空間で、
ゆっくりご飯を味わわせて頂き、お腹よりも心が満たされ、

お茶のお手前を拝見させて頂く間の、
生け花静かな中のお茶を立てている音が
なんとも心地よかったです。

今 あの感覚を思い出すと また、とってもしあわせです。

お花や 掛け軸も 素敵で、『山色清涼身』じっくり観たので、今もまだ覚えています。
という感想が寄せられました。

9月29日には、秋の名月茶会 月到中秋満 も開催されます。
(詳しくはこちらをクリック)
新しい文化の創造と発信。
イベントを通して、目には見えない何かが伝わっていくようです。

その様子は、SCSのホームページをご覧ください。
  ↓  ↓  ↓
清鈴庵で「お茶事」体験
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里山のナラの木で、暮らしを見直そう・・・

里山をつくろう、里山を守ろう
高崎さん今、ちまたでも見直されている『里山』。
鈴鹿カルチャーステーション(SCS)から車で15分ほどの鈴鹿市徳居町にも里山があります。
2年ほど前から、高崎さんが里山作りに着手してきました。
この夏は、『普段着で探訪DAY』や『一日てっらこや』などに訪れた多くの方々が、(大人も子供も)豊かな自然の命に触れました。
その里山プロジェクトのひとつ、
『里山のナラの木で、暮らしを見直そう・・・』を紹介したいと思います。
宮地さんの個人ブログ『かたつむり・つれづれ』をご覧ください!
  ↓  ↓  ↓

ぶらんこ
「こうしたい」というアイデイアがあっても、
「だれが・・」となると、そこで止まってしまう。

ここに、山里大好き男、高崎広がたまたま、鈴鹿に暮していた。
2年余、ほとんど彼が一人で、笹竹を払い、道をつくり、密生した木を伐り、枝からロープをおろし、ブランコをつくった。

-----続きは、ここここをクリックしてください。
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秋のベジコミくらぶ

ベジコミくらぶ日記より、秋のひとコマをどうぞごらん下さい。
「さて、この後、なに植えよう?」
ブロッコリー苗苗

街のはたけ公園、秋の植えつけ着々すすむ。
素人野菜集団と自称しているが、わがベジコミくらぶもおちおちしてられない。
雨が止んで、畝立てが出来た。
きょうは、九条ネギと分葱を定植した。

べジコミ夕方、帰ろうとしていたら、向こうに須賀亨さんがいる。同じ、ベジコミ仲間。
須賀さんは、夏中、オクラを収穫して、街の中にあるコミュニテイー通貨のお店に届けつづけた。
もちろん、他の野菜は、コミュニテイー通貨”りんか”でもらっていく。

耕一君宮地さん、「そのあと、なに植える?」
須賀さん、「去年みたいに、エンドウとか豆類植えるかな・・・」
---そうそう、この春、絹さやがいっぱいなって、うれしい悲鳴?だったなぁ。

須賀さん、「キュウリ、耕一くんが余ったからといって、くれた。 大きくなるの早いね」

須賀さんは、昨年春、鈴鹿に引っ越してきた。べジコミ
イタリアの共同体ダマヌールの勉強をしている。
畑は初めてらしいけど、鈴鹿ファームの耕一くんや中井さんに聞きながら、育てて、収穫するよろこびをどうも味わっているみたい。
リンカのお店に届けるよろこびも・・・

リンカのお店、もっと腕をあげて、繁盛させたいなあ。
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