○来年のはたけ公園・里山年間スケジュール、どんなに描くかなあ。
「この間、小学3年と6歳児の母Jさんと、1歳児のママMさんも交えて、話し合ってみたんよ。そうしたら、受け入れる対象をはっきりさせた方がいいって」
「そうだよね」
「Mさんは、ワイルドな企画がいいっていうんだ」
「ワイルドって?」
「あのな、キューリの丸かじりとか、成っているものを採って食べるとか」
「なるほど、たしかにこの夏、2,3歳の子がキューリ一本持ってかじりついていた。結局、全部食べちゃうんだよね。へーえと驚いた。」
「受け入れのとき、KさんとかTさんがいてくれるのも大きい。
この人たち、子どもが好きなんだよね。
芋堀でも、子どもたちになんでもかんでも用意しないんだ。
たとえば、移植ゴテも畑の畝に置いておく。親子でどう掘るか、考えられるように用意してるんだって」
「なるほど、そういうところに面白みが出てくるってわけか」

「見ている、パパやママが、あれしちゃいけない、これしなさいと、あれこれ子どもに言っているという場面があるよね」
「そうだね、子どもがそこからどうするのか、親が見ていられる余裕があったら、子どもはどんなことになっていくか?」
「そんなこと思うと、はたけ公園とか里山は、親と子が育ち合う場、空間というふうに見えてくるね」
「そうなんだよ、Jさんは保育園とか小学校のママさんと友だちがいる。Mさんも、地域のママさんと友だちが多い」
「はたけ公園とかなんかの企画というと、どうしても主催者主導になりがちだけど、実際、地域の子育ち環境と考えたら、保育園とか、学校、地域、家庭とあるわけだよね、そういう環境、空間の一つにはたけ公園なんかも、使ってもらえたらいいよね」
「そうそう、主体は子どもたちだし、パパママだし、どういう子育ち環境を用意したらいいかというのは、子どもたちの状態を見ながら、
親たちが話し合いながら、地域全体の視野で検討できたらおもしろいよね」
「シニアの企画はないのかなあ?」
「うん、今年は子どもの企画に参加するとか、サポートするとか、楽しんでもらうあたりで、どうかと思ってる。実際、味わっている人が
いるもんね」
「この夏、ブドウがいっぱい成った。来年はミカンもできてくる。
はじめ、ブドウ園・ミカン園として、入園料をもらって、地域の人
たちに開放しようかと考えたけど、ちょっとまてよ、と・・・」
「どうして?」
「なんか、もうすこし、子育ち環境の一つとしのはたけ公園という視野からみたら、どんな使い方がいいかなと思ってね・・・」
「ふーん?!」
てな感じで、はたけ公園や里山について、農ある暮らし、遊びのある暮らし、語り合える場がある暮らしなど、描いているところかな。
【 続 き を 閉 じ る 】