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秋の実り、お米を作る目的は何だろう?


(スズカファームの稲刈り風景)

お米が問いかけるもの

黄金色に実った稲穂をコンバインが刈り取っていきます。秋晴れの空が眩しい収穫風景です。今年も豊かな実りを迎えました。

スズカファーム(アズワン鈴鹿コミュニティにある会社)では、周囲の人たちの協力の中で、機械も田んぼも、借りたり譲ったりしてもらいながら、毎年お米を作ってきました。お米は、コミュニティの人たちの食卓に上ります。

「お米作って、売って、ナンボの世界で農業してるんでなく、食べてくれる人がいるから作ってる。本来、農業ってそういうもんやろ。食べてる人もファームで作ってるという安心があるんじゃないかな」とファームの稲垣さん。

「お金を介在しないで、実際のものが行き交う関係だから、実際のことに関心が向いていく。でないと、スーパーでお金出して買ったりしてたら、自分が買った米って思っちゃうかな…。実際は、自然からの恵みだし、人が作ってるもの。そういう実際があるんじゃないか」とも。

農業を営む稲垣さんに、コミュニティづくりと農業経営の関連を聞いてみたのでした。お米を食べられるから、食べている人たちが暮らせています。そのお米づくりも周囲の協力や自然の恵みによってもたらされているという実際があります。


(稲垣さん)
コミュニティで農業をする人が、その本来の働きができ、その働きがコミュニティの暮らしを支えている、そんな活かし合いの社会の一端が垣間見えるようです。
その本来のありようは、このコミュニティに限ったことではないはず。

お米は何のために作るの?

食べる人がいるから?

食べる人は、何のために食べるの?

お腹が空くから? 生きるため?

その目的は何だろう?

こんな問いかけはちょっと直球すぎるかもしれませんが、米作りに限らず、自分の仕事や暮らしや活動も、「何のためにしてるんだろう?」と問い直してみるとどうでしょう。自分の気持ちの方にあるもの、やっている事の方にあるもの、を振り返ってみれば、その奥の方に、自分の本当にしたいことや願いが浮かび上がってくるかもしれません。





お米も、その一粒一粒に何か目的があって、この地上に実っているのでしょうか。逆に食べる私たちが問われているような…(写真と記事:いわた)
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