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「40代からの移住計画」ブログでアズワンスタディツアー紹介

「“次の社会の試み”を見てみよう!」とアズワンスタディツアーが始まっています。参加された方は、その試みに触れて刺激を受けているようです。3月17-18日に1泊で参加された宝塚の近藤昌正教さんは、早速その体験をご自身のブログに綴っていました。以下に紹介させて頂きます。「ミーティング」体験でも何か見えてくるものがあったようです。


アズワンスタディツアーに参加して
2018-03-20 09:22:44 | パーマカルチャー

僕の周りの人々の影響で、アズワン鈴鹿コミュニティの話を聞いたり、
そこの方と関わる機会が増えて来たことと、
実際はどうなのかが気になっていました。

ただ、いきなり行くにはきっかけやタイミングが合わず、
行けずじまいでしたが、
今回は、コミュニティの人の生活やお話しに
触れることができるとのことで、
アズワンスタディツアーを1泊2日で
体験して来ました。
結果的には、期待以上に濃い体験ができました。

アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティは、
「安心して豊かに暮らしたい」という願い、
それを探究して研究すること、
それを学び、深めること、
実際の生活に反映して実施していくことを
繰り返していく試みを2001年から続けて来て
今に至るとのことです。

その代表的な存在として、組織や働き方で
話題になった「おふくろさん弁当」

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生産の場だけでなく、住民とのイベントや
体験を通じて、人々が集う「街のはたけ公園」


個と公の中間の場であり、物だけでなく、
相談事や生活の一部を共有できる、
「コミュニティステーション」


現場で感じたこと

印象的だったのは、どの施設も整理整頓が
なされて、「場」が良いということ。
そして、様々な人が、自然に関わっていること。
前の仕事柄、様々な現場の裏側を見る機会が
多かったのですが、うまく行っている場所は、
整っていること、関わる人が多いことが
共通していたので、
いつ誰が来ても整っているということは、
とても大切なことです。そして、関わる人が
多いのは、孤立しないために必要です。

紆余曲折の末にできている現在進行形の
施設を見て、お話しを聴くと、
皆さま「特別なことはしていない」とのこと。

しかし、皆さまお話しの中で、共通するのは、
「決めつけをしない」でお話しされること。
そしてこちらの質問や話すことをよく聞いて
くれるということです。

それが普段の生活や組織の運営にも生かされて
いるのであろうことは、推測できました。
それができる背景にあるのが、
サイエンズスクールという「学びの場」を
持つことにあるのだと思います。
アズワンでは、「人間を知り、人間らしく生きる」ことを研究していて、
それをサイエンズと言っています。
その研究結果をサイエンズメソッドといい、
みんなの学びに生かしているのがスクールです。

おふくろ弁当やコミュニティの方は全員では
ありませんが、アズワンスクールのセミナーに
積極的に参加して、サイエンズメソッドで
「心」や「自分」「他人」「社会」を
みていくことをされています。

具体的に、どうなのかを説明できるまでに
僕もなっていませんが、
このツアーでも、「ミーティング」という
形で体験しました。

今回は、僕と他2名参加者の方と
現地の方2名で5名でのミーティングでした。
約2時間づつ2回行いました。


「ミーティング」で感じた心、自分、他者

「身近な人と話し会いができているのか?」
といった、シンプルな問いから出てくる
「反応」を言葉にしてお互いに聞いていきます。

そうするとまず、自分をみていくことを
することになります。普段の生活では、
「決める」ことは結構あるけれども、
時間や行動を止めて「心」と向き合えることは
少なかったと気付きました。
ほとんど頭で考えて、決めていたのです。
この時間を持つだけでも変わるように思います。

そして、他の人の言葉を聞けることで、
それぞれの「反応」の違いや感じ方を
知ることができて、反対に自分への
興味が湧いてきました。

自分へ興味が湧くと、自分の「心」をその場に
出すことに抵抗が減っていき、他の人のことにも
興味が湧いて来て意見が違うことが、対立で
無くなっていきました。

「ミーティング」とか会議とかは、今までの
経験では、決めることだったりするものでしたが、
ここでは、そうでなく、感じたものを出すことでした。

今回は短い体験だったので、
僕の理解はまだまだですが、これが、
遠回りなようで、「なんでも話し合える」
下地になっているように感じました。

おふくろさん弁当で、
「ルールや責任が無くて、問題はないのですか?」との質問に対して、
「問題は、ルールや責任があれば起こらないのですかねえ?」と反応されました。

そう言われると、問題とルールや責任を一緒に
していた自分に気づきました。
そもそも、それが、組織の運営の方法だとは、
自分の経験や知識からくるもので、
ゼロから考えたら全く別物です。
その方は、「問題は、その都度みんなで考えます。」と答えられました。

ひとつの例ですが、ことの大きい小さいに
関わらず、事実をゼロから考えていく。
この積み重ねが、結果として現れているの
だろうと思います。そして、居心地が良いと
感じられる場ができていくから、強制もなく
みんなが集まるのではないと感じました。

以上、ブログ記事を転載させて頂きました。
近藤さんのブログは下記をご覧下さい。

>>>40代からの移住計画

次の社会の試みを見てみよう!
詳しくは>>>アズワンスタディツアー
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