恵共同体・アズワン物語〈0〉「感動の涙」
韓国恵共同体81人と過ごした2泊3日は、私たちに多くの恵みをもたらしてくれました。改めてそのことを振り返ってみることで、それが何だったのかを検証してみたい気持ちです。そこでそのプロセスを一つの物語として綴ってみました。何かのヒントや問いかけになればと思います。(文:いわた)
プロローグ「感動の涙」
恵共同体の人たちと過ごしたのは、たった2泊3日だったが、別れる時は涙が溢れた。別れの悲しみではない。あふれてくる感動だった。この涙はいったい何だったのか?
私達は思わぬ出会いに感動する。心と心が触れ合ったとき。共にに共感し溶け合ったとき。
たぶん、そんな出会いだった。求めているものをお互いの中に発見できたことの喜びや嬉しさ。as one 一つであることを感じたこと。
私達は、私達が作り出している様々なフィクションの中で暮らしている。
国家も法律も貨幣も文化も、また、権利や義務というルールも。
そのことに縛られていることもあるが、言葉や文化の壁を超えて、人と人という実際(objective reality)の中では同じ人なのだ。そういう人と人の心の出会いがあったんじゃないか。
フィクションをフィクションと気づけば、人と人の壁はなくなるのではないか。
つづく
追記
私たちの日常はどんな日々でしょうか?
目の前の仕事に追われていたり、人間関係に悩んでいませんか?
なかなか立ち止まって、どうなってるんだろう? 何でだろう?と
考える時間もないかもしれません。
今の社会は…、と一括りにはできませんが、とても忙しい世の中だと思います。
みんなが、何かのために必死になっている感じがします。
一体それは何のためでしょうか?
仕事を頑張るのは家族を養うため、その家族のためにと思いながら、家族をなおざりにしていないでしょうか?
子どもの将来のため、と思って、勉強することを強要して、子どもを苦しめてはいないでしょうか?
こうした日々の行為を、じっくりと考えられたら、何故そうしているのか、本当はどうしたいのか、自分の奥にある何かに気づけるように思います。
そのために、一度立ち止まってみることをお勧めします。
これから綴る恵物語が、そのキッカケになれば幸いです。(いわた)
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