<< アズワンコミュニティが東京デビュー!? | main | 炭窯づくり、新たなチャレンジ? >>

「何をしようとしているのだろうか?」

9月に発足したトランジションタウン(TT)鈴鹿。
その活動を担っているひとつに、「地域創生みえの会」があります。

「地域創生みえの会」は、今年になって、田園風景
街のはたけ公園で「はたけに行こう、
はたけで食べよう」の企画を
地域の子育て世代の親子に呼び掛けて、
開催しています。
鈴鹿の里山では、炭窯づくりがはじまり、
南伊勢の楽農会の人たちとの交流や、
地域の人たちや子どもたちとのつながりも
広がってきています。

楽農会のメンバーとはたけ企画

先日、そのメンバーが寄り合って、それぞれ思っていることを出し合ってみました。
以下、その様子を宮地さんのブログから抜粋し、紹介したいと思います。
--------------------------------------------------------------
前々から、「地域創生みえの会」とか言っていたのは、大平さん。
中井、宮地がやってみようと同調した。

寄り合い①寄り合い②

きのう、その活動に関わっている人たちが寄り合った。
『こんなの初めてかなあ・・・』
声かけは、中井さん。誰に声かけたのか?、僕は、知らず…。
その日寄った人たちも、『なんの会?』といった雰囲気。

中井、宮地、大平から、それぞれ自分が思っていることをしゃべって、
「そいじゃ、それぞれ自分がやっていることや気持ちの辺、出し合うのはどうかなあ」
と大平さん。
実に多彩な人たちだった。


恩田さん
アジサイたち恩田さん 生ごみコンポスト
「はたけ公園に、今年あじさいの苗木200本植えた、木を育てるのははじめて。
雨が降らず、水遣りした。天気のこと、こんなに思ったのは初めてだった。」

彼は、おふくろさん弁当の野菜くずなどをはたけ公園の生ゴミコンポスト場に毎日運んでいる。「おもしろいんだよなあ」

北川さん
子供たちとすいか北川さん
「気がついたら、はたけ公園でやっていた。
日曜夕方のサンデイ屋台に参加しているうち、
子どもたちがはたけに来たとき受入れをすることになっていた。」

大内けい子さん
けい子さん①けい子さん②
「庭出柿の苗が育っている。生ゴミダンボールコンポストを庭に撒いたら出てきた。昨年、はたけ公園のイモ煮祭で食べた焼き芋味が忘れられない。健康生きがいづくり三重の会の俳句の会や、東海道ウオークにも参加している。」

森原とし子さん
とし子さん「はたけ公園で野菜をつくっている。
今は、贈り物のお店に届けるのが、楽しみ。」





森原さん
森原さん「はたけ公園で妻とやっている。
土づくりが肝要だと思ってやっている。
土と親しむ、これいいねえ」





大平照子さん
照子さん①余川翁 焼き芋
「はたけ公園でナスから学んでいる。こんなこと初めて。
これまでの人生で早朝起きたことないのに、ナスを思うと起きられるナスの木にあわせる。シンプルだな、と思う。体調、良好!」

余川翁
余川翁余川翁 焼き芋
「とにかく、ここの連中とつきあっていると、おもしろい。
”健康生きがいづくり”とか”地域創生”とか”アズワン”とか、
そんな区別はどっちでもいい。
誘われたら、出かけていく。
人と人が隔てがない。中井さん、大平さん見ていても、仲がいい。”
会長”とかいっても、上下がないのもいい。」

辻屋康子さん
やすこさんやすこさん②
「孫は”はたけに行こう”の企画が大好き。つられて参加している。
どんなことがあっても、ニッコリわらって参加費をもらっている。
夫が炭焼き窯やドラゴンフルーツ栽培に没頭している。
できるように、こころしている」

郡山さん
郡山さん郡山さん②
「うーん、あんまりかかわってないんでね。
消費者から生産者に変わろうとはおもっている。…発酵に関心がある…
どぶろくなんか作るかなと・・・」(何人か拍手)

小浪さん
小浪さん①カンパーイ
「はたけ公園でニラをつくっている。
贈り物の店に新鮮なもの届けたい。
朝起きができるようになった。
暮らしとエネルギーの会をやっていたとき、薪で暮らすことやってみようとなって、
日曜日の夕方、おくどさんで調理した。」

須賀さん
須賀さん 畑にて須賀さん ストアにて
「ぼくは、ベジコミクラブのつながりですね。
3年前、鎌倉から鈴鹿に引っ越してきた。
そのとき、中井さんにすすめられて、はたけをはじめた。畳3枚ほどから。」

「今では、相当な地主さんになっている」と中井さん。

「地域通貨のお店に出してきた。
今は、贈り物のお店になり、惣菜も届けられている。
どんな野菜を店に出そうか、考えながらやっている。」

須賀さんは、鈴鹿に来る前は、
トランジッション鎌倉の立ち上げメンバーだった。

辻屋哲男
辻屋さん辻屋さん②
「健康生きがいづくりの会がキッカケ。
はたけ公園では蓮根に打ち込んだ。
やり始めたら、トコトンなんだ。
今は、鈴鹿の里山の炭窯づくり。
天井が崩れたときは、ホント落ち込んだ。
崩れない窯を絶対完成させたい」

彼は、ドラゴンフルーツをはたけ公園で育てている。
こよなく愛している。
だんだん増えている。

鈴木英二さん
鈴木さん鈴木さん②
「炭窯づくりの前、山神さまに祝詞をあげた。
やれ、と言われてやったけど、じぶんのことになった。
窯が崩れても、南伊勢の楽農会の人と再チャレンジしている。
窯の周囲に瓦を敷き詰めたいと探していたら、
この里の地主さんが俺んとこにあるよ、といってくれた。
まあ、なんというか・・・」

栗屋さん
東海ウォーキング栗

「東海ウオークでは、
鈴鹿峠は越えるたいと思っていた。
里山にかかわってきて、
人が生きるのに必要なものと思っている。」



中井佳子さん
佳子さん佳子さん②
「地域創生といっても分からないけど、
わが家を開放して、来訪者の人を受け入れていて、楽しい。」
佳子さんは、”コミュニテイ食堂ふぁみーゆ”という暮らし、活動をしている。

中井さん
中井さん はたけ公園の案内中井さん
「4年前、隣のショッピングモール”ハンター”さんから1町5反の土地を草の守りをするというので借りた。
この土地をまちのはたけ公園にしていきたいと、社長さんに話した。
共鳴してくれた。

十五夜の月蓮池でお月見
そいで、先ず池を掘った。蓮根を植えた。酒のアテになる。
泥田のなかから咲いて出る浄土の華、これもいい。
秋には月見もいい」
・・・・やれやれ、どこまでいくのやら。

大平さん
大平さん大平さん なすの出荷
「はたけ公園でナスをつくっている。野菜づくりは、はじめて。
ナスを10本ぐらいとつもりしていたら、中井さんが100本やらないかといってきた。
本腰が入った。今年は、200本。
地域の若いお母さんや子どもの受入れ、使ってもらいたい。」

大平さん、なにかのキッカケで、
インカ帝国が滅びるときの王さまのことを話しだした。
「スペイン人は黄金のすべてを持ち去った。
しかし、持っていけないものがある。
本当のタネは、自分たちの心の中にある。」

うーん、なにか含蓄がありそう。
大平さんの奥さん、「それで、なにが言いたいの?」
「・・・・・」(一同、笑い)

持ち寄って
会合のあと、はたけ公園で持寄りのお酒を飲みながら歓談。
大平、中井コンビで作った薪で炊いたごはん、カレーを「うまい、うまい」と堪能した。

それにしても、今日寄ってきた人たちを繋いでいるものってなんだろう。
やっていること、というところでは脈絡がない。
あえていえば、
それぞれがやっていることを通して、何をしようとしているのか?
それぞれ、その人がもつ井戸の底へ掘り下げていくようなところ、
だれもが、『そうだよなあ』、となるような世界、
そんなところに向かっているのかなぁ。
はっと気がついたらそんな世界にいた!
そんなこと言えば、この会に関わっているいないにかかわらず、
活動しているいないにかかわらず、
誰もがこれなら満ち足りたという世界は足下にないだろか?!
- | trackbacks (0)

Trackbacks