お金を稼がない仕事

「稼ぐ(生活の)ために仕事をするのは当たり前」、それが常識のようですが…、
でも、仕事って何なんだろう!? なんで仕事をするの!?
ここに暮らしているうちに「お金を稼がない仕事」を実感しているMさんのレポートを紹介します。
今、生活の不安なく報酬など考えずに働けるということが、わたしの生活感覚を意識を大きく変えているように思う。何が、どう変わったのだろう。
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【仕事、働くことについて 前編】
ここでの生活で、私にとってものすごく大きい要素になっているのは、JOYでのお金を使わない生活というより、お金を稼がない仕事のように思う。

学生時代のバイトを含め40年以上、働いてきた。パート・アルバイト、会社員、派遣社員、団体職員、フリーランス、自営業と形は変われど、自分の時間や技術を提供してお金という報酬を得る、そしてその得たお金で生活をまかなう、ということをしてきた。けっこう好きなことを仕事にしてきたので、生活のために仕方なくいやな仕事を我慢してするようなことはなかったけど、やった仕事への対価としての報酬の多寡には敏感に反応していた。より豊かに楽しい生活を送るために、少しでも報酬の多い仕事を求めてきた。

今、生活の不安なく報酬など考えずに働けるということが、わたしの生活感覚を意識を大きく変えているように思う。何が、どう変わったのだろう。



《他者評価から自分の満足へ》
報酬というのは仕事に対する評価、そしてさらに人への評価にもなる。報酬が多いということは知識や技術、地位などを必要とされるりっぱな仕事、値打ちのある仕事であり、その仕事をする人間もそういう知識や技術、地位をもつりっぱな人、値打ちのある人となる(他からの評価)。
かつて、より多くの報酬を求めてスキルアップに励んでいたが、その元には、自分の値打ちを上げたい、というのがあったようだ。だから、思ったような報酬が得られないと、自分を否定されたような気持になり、好きな仕事でもやる気をなくしてしまうこともあった。



それに対して、報酬のない仕事というのはどうなんだろう。報酬というモチベーションが外れたとき、なにが原動力になっているのだろう。
それは、「自分を満たす」ことじゃないかな。自分のやりたいことをやったり、相手の希望や周りの必要に応えたりすることで自分を満たすこと(自分の満足)。そしてさらに、自分自身の心地よさや満足だけでなく、相手や周りの喜びや満足を得ることでより満ちあふれる自分になりたいという思いが原動力なんじゃないかな。物事を作り上げたり、やったことを喜んでもらえたりすると、もっともっとやりたくなっちゃう。人って、そういうところで動いているように思う。
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続きは後編にて・・・
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