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弁当の味

 最近さぬき弁当を食べることが多くて、先週くらいに、何日か「味が薄いな」という感想を持った日が続いた。丁度 Mさんと夜話す機会があったので、自分の感想として、参考にしてもらえればと思って、言った。

 何を伝えたかったのだろうか。

 例えば「34歳女性」である私が感じ取った味の一意見をMさんの耳に入れて、Mさんの中で参考になって、「より美味しい弁当??」になってくれれば、みたいな感じだったと思う。

 しかし、私の味覚した「あの味」とは、一体何だろうか? 
 
 食べたものは、「牛肉の旨煮」という食べ物であり、「鶏肉の照り焼き」というものであったり、なんらかの味付けされたそのものであった。
 それを私の舌や鼻やらの五感で受け取り、私の脳で今までの食べた煮物や照り焼きの記憶や、「冷めた弁当のおかずは濃い方がいい」とかいう価値判断などと照らし合わせて、「薄い」とか「もう一味欲しい」とかいう言葉に置き換えて出力したもの。極めて個人的というか、私的というか、独創的というか、「あの味」は、=「私」と言ってもいいかもしれない。他の誰でもない、私にしか感じることが出来ない味。他の人が知ることの出来ない味。
 (そしたらじゃあ、「『私』とは何?」となっていきそうだけどそれはちょっと置いといて。)
 煮物に、照り焼きに、「薄い」とか「たよりない」とかあるのではなさそうだ。
 
 普段はもっともっとこの辺をあやふやにしてやりとりしている。それで成り立っている?
 「薄いと思った。」「やっぱりそうか。」

 どうなっているか、ってもっと明確にしたいし、そのへんを、ある程度了解したもの同士として、やりとりできていけたらなあ。
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