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「農と食の繋ぎ」は子ども達



好天に恵まれた5月7日の日曜日、街のはたけ公園で「はたけに行こう!はたけで食べよう!」が開かれました。参加者親子はトーモロコシの苗植えとピーナッツの種蒔きをしました。以下、スタッフの大平さんによるレポートです。どうぞ!



鈴鹿循環共生パーティーの「農のある暮らしづくり」として「街のはたけ公園」を舞台に5年ほど前から実施されている。

それは、畑に集うシニア達の「熱き心情」を現すことはできないものかと、はじまった企画だ。シニア世代はある意味用済みの存在でいわば怖いものなし。自己実現化は極めて早い。行政のお達しに沿って進むのも「もっと根本的に」と自己解釈をプラスして「次代に繋ぐ」「根源的」なことをやるのみ、と人生の「遊び」に嵌っているのだろうか。

シニアと子ども達がその家族や友達と共に食する物の種を蒔き、気候経過に左右されながらも成長を待って、やがて収穫し食するという、この地味な一つの行いは、無意識な子ども達だからこそ「農と食」の繋ぎをいざなってくれるのだろうか。

さて今回は参加者30名程で子ども達も17人ほど。
いつも多い人数で、待てるこんな好機は滅多に無い。
参加者どうしの交流をメインにしようと考えていた。





参加者が畝に集まってきた。
トーモロコシの苗植えの前にマルチの穴あけを募ると4人ほどが手をあげた。
一人ずつ3、4カ所穴をあけ終えると順番に交代していく流れができるが、時間がかかっていた。苗を植える子ども達は待っている。手を空かせてはの配慮をするスタッフもいるが、この空気を大事にしたいと伝える。

間隔を測りながら穴あけをしている。それをじっと見ている。待っている。

何だかここに苗植えの流れをつくる前の大事にしたい場面があるようだ。
パパママは子ども達とお喋りしながらも子ども達だけで植えられるように誘っていた。時間はたっぷりある。反対側からも穴あけて苗植えが進んだ。途中に苗の無い余った穴もできたがそれも微笑ましくみえた。





さて次はピーナッツの種蒔きだ。
小さな掌に種をのせてどう蒔くのかと説明を聞いている。
この種蒔きはパパやママが活躍し始めた。
一気に躍動感が畑に漂い、種は蒔かれていく。
畑は大人と子ども達の遊び場となった。







人数も時間もゆったり、ご飯ものんびりと楽しい一日。








(文・大平)
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