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RINKA試験運用開始から1年です。

”アズワンコミュニティ通貨RINKA”
試験運用が昨年9月に始まり、今月で1年になります。
現在、個人会員は、126名、法人会員は16団体です。
月間、約150万RINKAが流通しています。

9月20日(火)、22日(木)は、『第4回RINKAやってみての声を聞く会』を開催しました。

会員の中には、RINKA(地域通貨)をよく知らないでやっている人も多いです。
(説明会は受けていますが・・・)
まずはそれぞれにやってみて、
そしてやってみてを出し合い、
それぞれが検討しながら
進んできているように思います。

同じ通貨でも、『円』と『RINKA』のちがい
あるいは、コミュニティ通貨としての『RINKA』の特徴などが、
随分、明らかになってきているのではないでしょうか。
RINKAは、コミュニティを支え合うための通貨、
一緒に考えていく材料
になっているようです。
RINKAを使うというのは、円の受け渡しで済むところを、明細入力やRINKAの経営を考えたりと手間であったり、すでに人と人の関わりの中で暮らしている人には、不要のものかもしれません。
現状そういうのがある中、わざわざコミュニティ通貨RINKAをやっているのは、なぜだろう?
ここアズワンコミュニティは、常に新しい人の出入りがあります。
どの人も金のいらない関係になっていく、そういう関係を目指している途中、RINKAの役割がありそうです。

また、RINKAが流通するというのは、このアズワンコミュニティの実際、
あるいは、そこにいる一人一人の中身があってのことのようです。
今回は、法人間での『やってみての声を聞く会』も初開催され、
これからが楽しみになってきました。
また、最近は、「地域通貨」という観点から、アズワンコミュニティを調査研究に訪れる人もいます。ここに触れ、『驚き』を感じ、興味を惹かれるようです。

この会に参加した人の感想が寄せられています。”こちら”をどうぞ…。
以下は、今回やってみての声を抜粋しました。
ご覧ください。

 ↓ ↓ ↓
この一年、使い続けた。数字的にはかなりマイナスだけど、カフェでくつろぎ、文化的要素も加わり、生活が随分豊かになってきた。

リンカのやおやさんで・・・
作った人の名前が入ったなすを見ると、人の顔が浮かぶ
シソの実を見たとき、「RINKA可」だけ見て、『これご飯にかけたら美味しいよな~』と思った。あれっ?!値段みてないなー

RINKAは、必要以上に貯めておこうとか、余分に取り込もうという意識がない。

サイエンズスクール、野菜、カフェ、ヨガ等で使ってきて、「-RINKA」。「それだけお世話になっている」んだなー。「-RINKA」=「人の顔」=「愛情」に見えてきた。『何か返したい~』という気持ちが湧いてくる。

「何事にもお金がいる!」という思いが強いが、実際は金がななくともやれていることが多い。そういう世界へ行くよう、RINKAがあるようだ。

サイエンズカレッジや、カフェにRINKAで参加。行きたい気持ちだけで行け、そして、自分の中身の進み具合とRINKAの見方がリンクしているようだ。

”SCS”は、RINKAで支えてもらっている。RINKAがよく動いていて、よく動いているうちに、「±0」になっていくようだ。

SCSの企画『一日てっらこや』の青年スタッフは、RINKAでやってもらっている。彼らは、そのRINKAでコミュニティの各家でご飯を食べたり、お弁当を食べたりして暮らしている。

「お弁当ちょうだい」、「野菜ちょうだい」ともらってくる感じ。
「買う」って使わないなー。『お世話になっている』と思う。

日頃、人との関わりの中で暮らしている。RINKAもらおうという気にならない。実際は、RINKAのない暮らしがほとんど。

年末からRINKA使うばっかりだった。『何かできないかなー?!』とお米をRINKAで販売した。

「RINKAを介在させる」と言うけれど、「記録付けといて~」という感じ

使うばっかりで、『何かしたいなー』と思っていた。
「何かやって欲しいことを知らせて欲しいなー」との声に、「コミュニティ食堂で、スシバーやって欲しい!」と。「何かしたいなー」と言ったその人は、元お寿司屋さんでした。

コミュニティ食堂を使って欲しい。場所代と光熱費は円で。
ここで、スシバーや居酒屋がやれると、贅沢の費用が減って、満足度アップだなー

SCSカフェ、畑作業、RINKAのやおやさんなど、人が来て欲しいときに随時お知らせしたい。メーリングリストを活用してはどうか!

家族でゲストハウスに宿泊。お父さんだけRINKA会員で、宿泊費をRINKAで支払った。そのお父さん、いつになく、非常にくつろいでいた

『円』は、「ケリをつける、帳消しにする」という感じがある。
RINKAは、人がつながる

家電製品を修理した時、円よりRINKAの方がやりとりが楽な気持ち

夢はいろいろ。自家発電装置を作って、電気代をRINKAでなどなど。
『円』を使わないで、どれくらい豊かな暮らしが出来るか…!?
それぞれの力が、まだまだ温存されているのではないだろうか!


(記事 中野敏美)
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