<< SCIENZ 2号 発売開始! | main | コミュニティハウスえぐち 繁盛期 >>

ラダックもアズワンコミュニティも人と人のつながり

11月19日~20日、NGO法人ジュレーラダックの代表、スカルマさんをはじめ、9名の方が普段着で探訪DAYにやってきました。

ラダック3
コミュニティマップを片手に、鈴鹿カルチャーステーション(SCS)、アズワンカンパニー、街のはたけ公園、おふくろさん弁当、お肉とやさいのお店、サイエンズスクール事務局、サイエンズ研究所事務局などを参観。
(参観の様子はこちらをクリックして下さい)
参観してみて、『コミュニティ通貨RINKAって、どんな~?』と興味がフツフツ・・・湧いてきたようでした。

夜の懇親会では・・・
「RINKA、マイナスでも使える?、仕組みはどうなってるの?」
「いろんな最終決定は、どこの誰がするんですか?」などなど質問続出。
参観中カメラマンをしてくれた青年の例を皮切りに・・・
彼は、RINKAでいろんな家で晩ご飯をご馳走になっている。
宮地宅、本山宅、中井宅、江口宅etc.、そうじゃない時はおふくろさん弁当でお弁当をRINKAで購入し食べる。食べることには、円がなくとも暮らせている。
本山照子さんは、そうやって青年たちが食べに来てくれるとき、RINKAをもらったりもらわなかったり、いろいろだそうだ。
自分は、マイナス10万RINKA位だけど、だからRINKA稼ごうというようには、思わない。実際はやってもらったり、自分のやれることをやったりの暮らし。RINKAに現われるものもあるけれど、そうじゃないものも多々ある。
RINKAがプラスの人もいるけれど、マイナスの人も多い。
マイナスなのは、サイエンズスクールのコース参加費が大きい。それだけ、ここにはサイエンズスクールに関わっている人、自分をしらべながら暮らしていきたいという人がいる・・・

などなど・・・、そんな話が飛び交う中、
スカルマさんが、「今、ラダックにいるようだ~」と。
そして、ラダックでの暮らしのエピソードが・・・
ラダック2
子供の頃、うちにはいつの間にか居候が住みついていて、うちの家族と一緒にふつーにご飯を食べていた。でも、彼はお金払うわけじゃない。でも、村の作業とか自分のやれることに参加していた。
家の中のものがなくなっても、「あーあいつが持ってたのかなー」、あいつはそういうやつだと思ったりはするけれど、咎めがない。
冬は、長く厳しい。その時期は、家で長老の人たちからチベット仏教のいろんな教えを聞くことが多い。それがそこの人々の思想のもとになっていく。それは、アズワンさんのスクールと同じようだ。などなど

ラダックの暮らしが、人と人の間に隔てのない中で成り立っていたのかな~
スカルマさん、普段は東京で暮らしているそうですが、窮屈に感じるそうです。
でも、その日の懇親会では、なんだかとってもリラックスし懐かしく楽しんでおられるように見えました。

アズワンコミュニティを参観し、コミュニティの人の話を聞きながら、スカルマさんを始め、ラダックに心惹かれる人たちは、何を感じてるのかなー?

スカルマさんも、ラダックの暮らしに惹かれる人達も、その形ではなく、人と人のつながり、家族のような境のない関係、そういうものに心惹かれているのかな。
アズワンコミュニティは、都市の街中で、一つ一つの家族は個々に暮らし、一人ひとりそれぞれの活動をているけれど、緩やかではあるがド~ンとした人と人のつながりがベースにあるようです。
そういう家族のような人と人の繋がりは、誰もが求めているのかもしれないな~

また、研究所の事務局参観時には、なんとその日刊行されたSCIENZ NO.2『人を聴く』や、SCIENZ NO.1『やさしい社会』を計6冊購入。『す・す・すごーい!』
今回訪れた中には、30代が5人。彼らは、今の社会に疑問を持ち、コミュニティを模索しているようでもあり、そして、理想のコミュニティを創ろうと活動しようとしている様にも感じました。

23日は、ブータンからもアズワンコミュニティを訪問。
ラダックと同じような状況だそうで、伝統文化、これまでの人と人の暮らしを守りながらグローバル化をしていきたいと。

未来を照らすコミュニティ、それを考え、創ろうとしている人たちが世界の各地にいるのを肌で感じた、今回の探訪DAYでした。
(中野敏美)

【関連記事】
サイエンズスクールブログ『人と人のこと』(ここをクリック)
かたうむり・つれずれ『ラダックmeetsスズカ』ここをクリック)
- | trackbacks (0)

Trackbacks