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エクハルト・ハーン博士 来訪

環境先進国ドイツで持続可能な社会を研究しながら実現を図っているエクハルト・ハーン博士(ドルトムント大学院大学教授)。2009年からほぼ毎年、アズワンコミュニティ鈴鹿を訪れています。今回は14日(水)に到着し、次の日にコミュニティ探訪をしました。そして、17日京都、18日鈴鹿で、フォーラムで講演。その後全国各地を回り、27日は、東京学芸大学 環境教育研究センターで環境教育セミナーの予定です。
(鈴鹿シンポジウムでの様子はこちら→「自分達で創ろう!持続可能な社会! 」



ハーン博士は、2009年11月に開催されたシンポジウムで、「街のエコステーション」という位置づけを提唱しました。それを基に、鈴鹿カルチャーステーション(SCS)が始まり、現在に至っています。そしてシンポジウム後も、ほぼ毎年鈴鹿を訪れ、日に日に進んできているその変化に関心を寄せていただいています。

●14日、再会した時の様子を片山弘子さんのfacebookより紹介します。
ドイツからハーン博士、来日。
一年ぶりの再会を祝う。

互いの近況を聴き合ううちにアズワンコミュニティづくりの一年の成長点は、と身を乗り出して聴いてくる。

---そうねえ、最初に、自分を見つめる---
反省でも評価でもない、どうなっているのかな、と観察していこうとする、その道すがらで互いを知り合ったり、くすぐったい位に、人が好きになっていくんだよね~それで、もっと近寄りたくなる。もっと快適にしたくなる。どうやったらお互いがお互いらしく生き合えるか、仕組みを工夫する----
そしてまたまた、もっと気持ち良くなるって感じかなあ----

ドイツでは最近日本の様子を報じるニュースが毎日のように出ているそうだ。そこに日本人の心と環境が大きく変わり始めているのを感じるという。
個人主義がベースのヨーロッパでは、何かに反対するときには強い結束力が出るんだけど、日常の暮らしで、支え合いが難しい。持続可能な日常生活には程遠いんだよねえ---と頭をかくハーン博士。

まず、自分を見つめる、ありのままを認め、そこから始まる文化。高齢化が進むドイツで、これから特に学んでいきたいところだという。個人主義のお互いが、初めて自分一人では生きていけない実際に行き当たるチャンスだと、彼は思っている。


その後のコミュニティ探訪では、街のはたけ公園でのとりくみ(新しく移住してきた人達による無農薬・無化学肥料の野菜づくりを始めている)など、新たな動きを感じてもらいました。



おふくろさん弁当では、なぜ今のような会社の空気ができてきたかを、岸浪社長係から詳しく聞きいていました。



里山では、この1年半の間に奥の里沼へと広がってきている様子や、チームのメンバーが8人に増えたこと、それでも特に話し合って決めるということなく進んできている様子などを案内してもらいました。


6年前から毎年のように訪ねて来られていますが、今回はとても大きな進展を感じたようで、ぜひドイツにアズワンを知らせていきたいとおっしゃっていました。
(以上、探訪案内をした北川さんの感想より)

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