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サイエンズカレッジ、下半期も開催です。

今年度、特定非営利活動法人サイエンズ研究所は、
本質的なものを探究する機会として、またサイエンズへの理解を深める機会として、
『サイエンズカレッジ』を設けています。

研究所会員対象に開催されていますが、どの講座も盛況で、定員いっぱいです。
上半期は、4講座ありました。下半期は、
・「20代・30代のための思想研究」
・「社会気風の研究」
・「人は環境の子なり(2) ~”育つ”を科学する」
・「話し合いで営まれる社会 ~「人を聴く」をベースにして」
・「主体的な人、主体性を育む社会」
の5講座が設けられます。

各講座それぞれですが、講座メンバー自身が報告・発表者になったりしながら、研究、理解を深めていったりもします。

以下は、上半期のカレッジに参加した人の声です。
 ↓ ↓ ↓
「人は環境の子なり」という課題で半年間やってみて
自分が発表したりみなの発表を聞いてみても
調べる、、ということがある暮らし
現実の生活の中から表れている発表という感じだった

人として健康な心で生長していきたいと願うけど
それは自分だけでできるわけではなく
そうできる環境が必要、、ということ
回を重ねるごとに「人は環境の子」ということが
沁みてくるように思ったのと
関係性ということにも関心がわいてきたように思う

同じメンバーと毎回顔を合わせて
今の段階で考えたことを聞き合うというのも
楽しみでした
(「人は環境の子なり」コースに参加の女性)

人を聴く文化の創造コースに参加しました。
小野さんはじめ11人の仲間に助けられ、
ここまでの月日の時を過ごせて真面目に勉強してました。

発表となると1週間が課題に包まれ思った感で、
いざその時の発表印象は今も記憶にございません?
ただ初体験の発表は、かけがいのない有難いことの様に感じました。

3なぜ、「聴く」が実現しないのか?(スライド13)を僕の発表後、
身につまされて、かえって強く(実際は以前からで気がつかない)なって、
勉強の成果は0の実情に隠しようもない。
そんな自分も日増しに日常生活が勉強の場になっていく様でした。

「聞くは一時の恥、聞かぬは…」の諺にある位、
訊ねるを含め、聴くは本当に理解できないとならないじゃないかな~。
またどんなに名文(サイエンズ0号や研鑽科学)読んだからと言っても、
例えば「聞く」というのは、そもそも反応する事というふうになってしまってる意識構造。(研鑽科学創刊号p52)
そうだそうだなでは理解に至らない。

初歩的かもしれないが、カレッジへ通ったからこそ、
我が草ぼうぼうの道も、
踏んだ回数が同位でなくても(このあたりの表現は難しい)、
馬鹿でもすこしは発表をする気に、
「しょうがねぇな~」と馬鹿丸出しながらも、
大変な機会を得ました。
理解するうえでも各部の回路を、
この歳でも耕作(発表)したのかなと思います。

(「人を聴く社会の創造」コースに参加の男性)

明日最終回を残しカレッジコース前期が終了しようとしている。
僕にとっては、一種あこがれにも似た、
知的欲求を感じさせるコースの開催だった。
しかし、その興奮にも似た感情は、
6回目のカレッジコースが終わる頃には、急激に冷めていった。

それと同時に、まだ若かった頃、
ただ大学へゆきたかった、
何を学ぶのか、学びたいのか探ろうとする前に、
それを放棄してしまった自分が出てきた。
「全然変わっていやしないじゃないか。」
「ただ、あこがれだけで参加しただけじゃないのか?!」と、
自分で自分を責めた。
「もう、(カレッジを)やめよう・・・」そう思った。

しかし、あきらめなかった。
僕はそのことをブログのせた。
そうしたら、ひとりコメントを寄せる人がいた。
その時どんな気持ちだったかははっきりと覚えていない。

次の週だった。小野さんの方から、
「始めるにあたって何かありますか?」と、投げかけがあった。
「はい。あります。」と言って手を挙げた。
みんなの中へやめたくなったことや、
良く理解できないことやらいろいろ出した。

今の自分には、一緒に学び、探って行こうとする仲間がいること、
ここにとても大きな安心感を感じている自分がいた。
そんなことを出して以来、
改めて今の自分からスタートしてゆこうという気持ちになった。

一言ではとても言い表せないけれど、回を重ねる毎に、
ひとりひとりが身近な存在に思えてきた。
なおなお調べ検討し合ってゆきたい気持ちです。
(「人を聴く社会の創造」コースに参加の男性)
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