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人を知る

人生を知るためのコースに参加して

毎日、自分を含め近い人について、
その人についての、体験や経歴や感想などを書いてみた。
どこで育った、どういう学校へ行った、こういう仕事をしていた、
結婚している、こどもが○人いる、こういう性格、
鈴鹿にきてから、こんなことがあってこう思った、、などなど。

書いてみるとその人や周囲の人から、
見たり聞いたりして自分の頭の中にできた印象だった。
でもそうはとらえていなくて、
その人のことをそういう人ととらえていた。
自分の印象でその人を見ていた、
一番身近かな自分のこともそう見ていたと思う。

人とはどういうものか、
自分は、自分やその人のどこと、何と接しているのか、
長年のおつきあいの人とは、
その人の何とつきあっているのか、
調べていくうちに、
自分がいかにその人の表面を見ているかがみえてきたと思う。

こういう仕事をしている、結婚している、こどもがいる、
近くに住んでいる、こんなことがあった、
というのはその人の表面で、
そういうことを全部とりはらったあとに、
あるもの、その人の本質・実質・本体。
そこを見ようとしていなかったと思う。

人は人として生れる、
身体は異常があったら直そうという働きがあるように、
人には人として成長していこう、
人として稔ろうとする方向、エネルギーが、
だれの中にもある。

一時的、表面的にどのように現れていても、
生きている間は人として稔ろうとする作用・火種は、
いつでもどの人の中にもある。

育つ過程で、周囲環境から受けてきたもので、
知らず知らずのうちに、
表面的なことに重きを置く価値観を植え付けられたと思う。
眼が表面を見る眼になっていたように思う。

日常の中で表面でない本質を見ようという眼に、
どれだけそうなるか、
これからが本番。
本質に重きをおくお互いに成りあっていきたいと思う。

今回、ゆっくりとじっくりと時間をかけて、
人とは、、と調べるなかで、
こういうものかな、と自分から出てくるものが、
知識として頭にある表面的なことで、
それでは調べる、、とならない、
どこまでも表面的でない本質に迫ろうとする、
調べる、、という体験に触れた感じがした。

昨日、家に帰ってから何人かの人に接した。
近くに暮らしているAさんBさん、
宅急便の人、犬の散歩をしている人、
その人と接するときの自分、
自分のどこと、その人のどこと接しているのか、
どこを見ようとしているか、
観察していこうと思う。
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