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韓国2015年12月レポート

12月11~21日韓国に行ってきました。
韓国の地でも、争いのない幸せな世界の実現に向けての動きが着々と進展しています。
その様子を、簡単にレポートしてみます。(サイエンズ研究所 小野雅司)
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●韓国初の「社会を知るためのコース」開催


「社会を知るためのコース」が12月13~19日で、江華島の柳相涌さんのペンションで開催されました。このコースは、サイエンズスクールの中のアドバンスドコースに位置づけられ、6つのコースを経て認定された人が参加できるコースです。2011年8月に韓国でのサイエンズスクールが始まり、4年をかけて「社会を知るためのコース」が開催できるようになりました。参加者は少数精鋭の4人。柳相涌さんの奥さんの長尾ゆきさん、青年共同体ウドンサから3人。それぞれ実際にコミュニティづくりを進めながら、本質的なものを探って来た人達です。
昼と夜のご飯は、近くの食堂からの出前です。 6日目の昼ご飯の写真です。この日は、特に豪華!



一週間、みんなの知恵と心を寄せ、常識を外し、ゼロから調べてみることを通して、一切の縛り、押し付けのない、一人ひとりが安心、満足できる社会が、描けてきました。
持続可能な社会は、自由意思調和型社会。
韓国での新しい社会づくりの核が生まれた、記念すべきコースとなりました。


●江華島の動き
柳相涌さん夫妻が2009年夏に移住してきて6年半。コミュニティづくりを共に進めていけそうなメンバーが生まれてきて、相涌夫妻も嬉しそうです。



『やさしい社会 』の勉強会をしてきた女性二人(以前、フリースクール活動をしていた)と相涌夫妻で、コミュニティづくりの実践として新しいお店を企画中。コミュニティづくりに関心があり、秋に移住してきた男性と、この女性二人が、来年韓国で開催される「マイライフセミナー」、「自分を知るためのコース」に参加し、3月にはアズワンコミュニティ探訪へと、サイエンズを学びながら進んでいきたいと意欲的です。

●ウドンサ(青年共同体)周辺の動き
ウドンサの試みは、韓国社会の中で注目を集め、今年は韓国教育テレビでも紹介されたり、新しい育児の形態として教育雑誌に採り上げられたりしています。2011年6人でスタートした彼らも、人数も増え、活動も広がる中、今回、「社会を知るためのコース」に3人が参加したことで、共同体という枠を超えて、質的にも、形態的にも、新たなる段階に入っていきそうです。「社会を知るためのコース」に入っていたパク・ジンスンさんや、セリさんも、もっと本質を学びたいと約半年のサイエンズ留学に来ることになります。
13日(日)には、「マイライフセミナー」を受けた青年たちが集う「マイワールドセミナー」というミーティングがありました。マイライフセミナーで体験した「本当はどうか?」と探っていく空気に触れたくて10人以上が集まっていました。



夜には、ウドンサが経営するパブで、アズワンコミュニティの講演会がありました。



軽くお知らせをしただけなのに、30人以上の参加者がありました。関心が高く、質疑応答の時間も大幅にオーバーするほど熱心な空気でした。



本当に自由な争いのない社会を願う心が通じていくのを感じました。




●サイエンズスクール韓国活発化
サイエンズスクールは、人として成長し、自己を生かし発揮するための大人の学びの場です。ウドンサでの講演会でもマイライフセミナーに参加したい人が何人もいたり、他の活動団体からも参加申込者があったりで、1月「マイライフセミナー」、2月「自分を知るためのコース」は、既に定員オーバーの状況になっています。



そこで、急遽3月「マイライフセミナー」、4月「自分を知るためのコース」を企画中です。3月の「マイライフセミナー」は日本からのスタッフ送り出しが難しいということで、柳相涌さんと、今回「社会を知るためのコース」に参加したジョンフンさんとジョンアさんがスタッフをやろう!と立ち上がりました。ついに韓国メンバーだけでのコース開催が実現することになりそうです。

2016年はますます韓国の地での動きも活発化し、交流も盛んになりそうです。
韓国の心ある人達とつながり、持続可能な社会づくりを共に歩んでいけるのが本当に楽しみです。
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