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『研鑽科学』第2号の舞台裏 その2

多くの人のおかげで② 編集の流れ

「研鑽科学」は研鑽科学研究所の研究・実践活動を広く人々に紹介していくことを主眼とする機関誌です。そこで、創刊号・第二号もサロン発表を主体に構成しました。そのサロン発表の記録テープは、毎回、本山照子さんがテープ起こしをしてくれて、古西隆一郎さんもチェックをして文章化して、研究所のブログに載せられているようです。それを編集部で編集・校正をして研鑽科学に掲載されているという流れになっています。第二号は座談会を企画・記録しましたが、一番始めに課題となるのがテープ起こしになります。今回は古西さんと牛丸さんで文章化したものを編集しました。

 サロン発表は、テーマが設定されていてスライドもあり、発表者も個人となるので、テープ起こしも一貫したパターンがありますが、座談会となると、何人かの話し合いで、話題も跳んだりしながら進むので、より一層テープ起こしは大変だと思います。現在刊行中の「山岸巳代蔵全集」でも、先ず、この作業が大きな課題になっています。ただ「全集」の場合は歴史的資料なので厳密さが要請されますが、座談会などの場合は、発言者の息吹が伝わることは大事ですが、細かい言い回しにそれほど拘らなくてもいいです。それでも時間はかかると思います。これからの出版・広報としても、実態を伝えていくのに、座談会・対談・インタビューなどを積極的に取り入れていきたいと考えていて、テープ起こしの陣容を整えていきたいと思っています。

 また、編集作業の最後の段階では、全体を見ながらの文章校正も大事な作業となります。創刊号・第二号と順子さんに見てもらいました。編集の人も最後まで確認しますが、なにせ頭がカチカチ、眼がショボショボ、口元がユガンデ、ワンパターンになりがちで細かいところに気が回らないので、全く違う人が見てくれるのはとてもありがたいです。

 そいうわけで、《テープ起こし仕掛け人・大募集》、最後の文章校正などやってみようとする気持ちがある人はKNI・広報部まで連絡ください。
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