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【3泊4日の異文化体験】奥田智子さん体験プログラムレポート(2月23日~26日)

初めて体験プログラム(3泊4日)に参加した奥田智子さんの感想レポートです。
アズワンセミナー、自分を知るためのコース、そして今回の体験プログラムの前に「自分を見るためのコース」に参加していました。
鈴鹿コミュニティでの暮らしを体験してみて、どんなことを感じたのでしょうか。
奥田智子さん体験プログラム

【自分を見るコースを終え、翌日から体験プログラムへ。3泊4日の異文化体験】


初日は生活スタッフの方と。見るコースを出たばっかりだったので、いつも家事としてやっている「食器拭き・洗濯物を干す」の動きや思考を丁寧にみてみた。
いつもは時間に追い立てられながらやる作業。
やることとして、やっている
作業前(干す前)と作業後(干した後)
としかみてなかったけれど、細かく見ていけば、前と後の中に、動作も思考もかなりある。こんなにもあるのに「ない」と思ってる。もしくは、あることすら気付いてない。なんてことー!?
そして、気づくと何故かお茶してた。
あれ?仕事、、、?仕事って、、、?
 仕事をしているわけではない
 やることをやってるわけではない
と聞いたかな。
じゃあ、何をやっているのかな?
私の日常はやる事でいっぱいで。やる事で終わってる感じがするな。


翌日からはファーム。ブロッコリーや春菊を愛でながら袋詰め。詰めていたら、ちょっとした違和感を捉える。
「おかしいな。今まで愛でながら作業していたはずなのに、いつの間にか愛でられなくなってるな」
いつもならきっと感じない。そんなことにも気付く。そのちょっとした違和感の元を探っていくと「褒めて〜。凄いでしょ私〜」みたいなのがわらわらわらわら出てくる出てくる。それに気付くと、なんかわかんないけど、笑っちゃう。今思えば、そこで立ち止まって、その場でみんなに出せばよかったなぁ。スッと出せない自分にも気付く。

宿泊していたアズワンハウスは今回で2回目。
突如始まる探究会。ふと話した事や、反応したことに対して、それはどんな感じなんかな?と尋ねてくれる。そしてまた、一緒にみてくれる。ひとりじゃないんやなという安心感。そして、それが日常。
初日はなんだかソワソワしてて、落ち着かなくて、緊張してて。でも、ダイニングでご飯を食べた時、
あれとってー、これとってー
あれしてほしいなー、これしてほしいなー
言葉が飛び交うのを聞いて、
「あー、ここはひとつのおうちやったんやった。職場も、ここも、寝る場所も、全部含めて<おうち>なんだよな」
なんて思ったら、なんだか落ち着いて、ホッとする。それ以来「ずっと住んでましたけど、何か?」みたいな気分で過ごせたな。


毎日ミーティングのある生活。その日あったことや、そこから思いつく事、あれやこれやと話し出す。あんなに「どうですか?」と聞かれることが苦痛やったのに、話が止まらない。泣いて、笑って、笑われて、とりあえず全部だしちゃう。
 
聞いてくれる、見ててくれる、その安心感。

自分を見る濃さ
自分をみててくれている濃さ、
人と人の間の濃さ、


濃ゆすぎて輪郭が見えない。
というか、ない?
ひとりひとりなんだけれど、みんなでひとつ。
 as one
まさしくそう。

私できてへんやん!と最終日にどでかい塊が出て泣いてしまったけど、この「ひとつ」をなんとな〜く感じることができただけでも、体験プログラムをしてほんまによかった。今度はガッツリ1ヶ月くらいで来たいな。プログラム中はほんとにゆったりと時間が流れていて、そして「やりたくない事」を無理矢理することがなかった気がする。

終えて、自分の中が何かで満ちている。

満たされて。満ちすぎて。自分から泉のように溢れだしたものが、
また、誰かを満たしていく。
そういうの、いいな。そういうふうになっていきたいな。

そして「異文化」ではなく、これを日常に。
互いに満たして満たされて、満ち溢れる。
そういう世界になってほしい。


そう思うと、胸がキュッとなる。

私の願い。
そして、きっと、みんなの願い。
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