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アズワン18年目 初の世界ミーティング開催


第1回アズワンネットワーク インターナショナルミーティングが、1月13日、14日の1泊2日でアズワン鈴鹿コミュニティを会場に開催されました。
日本からは、岩手、東京、静岡、奈良、神戸、福岡、地元三重からと、海外からは、ブラジル、スイス、韓国から、メンバーが集い、ミーティングを持ち、交流と親睦を深めました。夜は、Zoomでのオンラインで、ブラジルと韓国とを繋ぎ、現地メンバーの様子を聞き、お互いの活動を発表しながら、その元にある一つの願いを確かめ合えたように感じます。

「アズワンネットワーク」とは、世界が一つであることを願って活動する人たちのつながりです。自分たちの活動をそう呼ぶようになったのは1年半前のことですが、その活動自体は、すでに2001年から始まっていたのです。
その活動とは、いろんな表現があります。
「争い対立のない誰もが幸せに暮らせる社会をつくる」
「そのひとらしく自分らしく、本心で生きられる社会の実現」
「やさしい社会」「次の社会」…
と様々ですが、私たちが本当に願っている人間社会の理想を実現していくことが活動の目的です。

この活動が始まった当時、希望に燃える有志たちが鈴鹿に参集してきました。

その当時のことを、開会の挨拶でサイエンズ研究所の小野さんが、こんなふうに話しています。
「やる気の人たちが集まったが、理想は実現出来ない。やる気でやっても出来ない。そのことが2、3年やってみて分かってきて、研究に本腰が入った。
 本心とか、自由に生きられる社会とか、幸せとか、そのことを知っているようで、本当に知らないことを知った。そして、そこを本当に知ろう、と研究してきた」と言います。

それがサイエンズ研究所です。その研究と試験する場としてのコミュニティと、学び場としてのスクールが出来てきました。

その一連の中で形に現れてきたものが、鈴鹿コミュニティの会社「おふくろさん弁当」や「スペースJOY」という贈り合いの場です。

この理想を実現していく方式を『サイエンズメソッド』と呼んでいます。

昨年からその方式が明確になり、また確立してきたことによって、サイエンズメソッドを使って、いま各地で活動が活発になってきました。この方式は、ブラジルでも通用し、韓国でも、日本各地でも使われはじめています。このような展開の中で、今回、鈴鹿で、より交流をはかり、「次の社会」に向けて、初めてインターナショナルミーティングが開催されたのです。

活動が始まって18年目。その過程で見出されてきたものに、触れたい出会いたいという有志たちが、今回のミーティングに集まりました。

本当、本来を明らかにし、そこを知っていくだけで実現していく、というサイエンズメソッドとは、いったいどんな方式か、もっと知りたい、体得したい、と強い関心が寄せられたのです。

◆13:30~オープニングミーティング


全国から集まった人たちで輪になって。


「アズワンネットワークとは?」をみんなでゼロから探究。
教えてくれる人は誰もいません。毎回、毎回、みんなで探っています。




◆19:00~インターナショナルミーティングスタート


司会は、岩手イーハトーブの吉田直美さんと活動事務局の北川道雄さん。
会場には、鈴鹿コミュニティのメンバーもいます。


アズワン留学生も参加してます。


サイエンズ研究所の小野さんが開催主旨を挨拶。


ブラジルから来日中の箕輪アラン賢治さんがブラジルでの活動を報告。
「問題をどうする、こうする、という頭でやってきたが、メソッドとして、どうなっているか、と探究することで、自然に融け合える、一つになっていく可能性が見えてきた。文化や国の違いを超えた人間の普遍性だと思う。」


ブラジルのホメオさんがオンラインで、現地から。
「エコロジー運動の中でも、サイエンズメソッドとして伝えていくことで伝わりやすくなった。次回のセミナーも15人の若者たちが申し込んでいる」


韓国からサンヨンさんが、今の様子を報告。
サンヨンさんの住むカンファドウは、北朝鮮との国境近くにあり、泳いで渡れるほど距離。北朝鮮の人たちの動きや姿を目にすることが出来るそうです。そんな緊迫した現場に面した場所で、平和な社会を考えています。ジェオンくんからも、サイエンズスクールコリアが始まって、ベーシックコースはこちらのスタッフで成り立つようにしていきたいと抱負を語っていました。


アズワン鈴鹿コミュニティの今を小林耕一さんが話してくれました。
そのビデオを見た、コミュニティの宮地さん(病床の身)が、こんなコメントを寄せています。

小林耕一くんが、鈴鹿コミュニテイの紹介をしてくれて、心に残った。
「最近、研究所のゼミなどで、素直さ、人の素直な姿って何だろうと見てきた。
それに関連して、鈴鹿コミュニイテイの実際って何だろう?となってきた。お弁当屋やファームなども規模が大きくなってきたが、この実際は何だろうと、見てみた。自分たちで大きくなったと、思っていないか?実際はどんなふうに成り立っているか? ほとんどを周りの人たちの力で出来てきたんではないか。一つの社会って、どんなふうに成り立っているか、そこを見ています」

稲垣くんが夕方、顔を見せにきてくれた。「人生を知るためのコース」に参加したとのこと。「喜美(奥さん)と今朝はげしくやりあった。やりあったけど、なんでそんなにやりとりをしてしまったのか、とならず、実際は何が起きているのかに、関心がいっている。不思議。
いつもなら、なんでそんなに感情的になったんだろう、とそんなのアカンとなっていた。そっちへいくと、自分の思いだけの世界に嵌っていく。実際の方に、焦点が当たらなくなる。おもしろい」
と聞かせてくれた。

これは、凄いことだとおもった。
ここに根本からの転換があるとおもった。



理想の暮らしを語る会の活動を中井正信さんが語りました。

「目的は、みんなで仲良く繁栄していくことを願って社会をつくることです。公開講座を開くことはその手段だが、それをすること自体が目的になっていないか、と気づいた。例えば、活動するにはお金がいる。それは仕方ないとしてやっていたら本当に願っていることをしていない。ハツカネズミが輪の中を一生懸命回れば回るほど速くなるだけで、一つも目的に近づいていないのと同じ。徒労に終わるだけだ」


理想の社会づくりカレッジの活動を浜松の増田力也さんと鈴鹿の山浦登志彦さんが発表。


ガイアエデュケーションについて、参加した池田麻矢さんから紹介


タイから、ガイアエデュケーションのトレーナー合宿に参加しているGEN-JAPANの片山弘子さんからメッセージが届きました。

この他にも各地からの活動紹介がありました。
岩手イーハトーブ(八重樫信子さん)、
神戸シェアハウス和楽居(井上孝史さん)
福岡の「結い村」(門寺太さん)、
東京アズワンミーティング(城石雅行さん)
横浜ウエル洋光台(戸谷さんからビデオメッセージ)
サイエンズアカデミー(坂井和貴さん)、
サイエンズスクールJAPAN(岡部知弘さん)







◆22:00~ 懇親会(ビジターズハウス)


夜は持ち寄りのお酒とおツマミで親睦を深めました。
最後は深夜2時過ぎまで話ていたとか。「これから繋がっていきたい」という仲間になったようです。

◆1/14 9:00


3月にオープン予定のアズワンハウスを参観しました。

◆9:30~クロージングミーティング


最後に記念撮影

参加したメンバーの感想を紹介します。

ミーティングでは、アズワンネットワークやサイエンズメソッドについて、安心して話し合える中で、深く探っていく時間を持てました。2018年の年頭に、こういう機会を持てたことは、ここ数年の本心からの活動があってのことだと改めて思いました。何かをどうする、こうするとかではなく、どうなっているのかを知ろうとする、探っていくことを、もっと自分自身がやっていきたいと思った二日間でもありました。(ミッチー)

いろんな発表があって、それぞれの場所で、活動の内容も様々だけど、それぞれが何をしようとしているのか、その元のところにある一つのものに、何か触れたような感じがして、胸が熱くなりました。自分も何をしようとしているのか・・(iwata)

(記事:いわた)
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