「コース中の生活も貴重な体験」サイエンズスクールに参加して


↑サイエンズスクールの各コース

アズワンネットワーク活動の一つにサイエンズスクールがあります。自分や人生や社会をテーマにしたコースが設けられ、各自が自分らしく人間らしく生きることを目的にした教育プログラムです。どのコースも参加者が生活を共にしながら過ごし、その暮らしもプログラムの大事な一つになっています。

先回、アズワンネットワーク福岡から参加した豊田高子さんの「人を聴くためのコース」のレポートを紹介しました。今回はそのレポート第2弾!「コースの暮らしについて」。人と人が「本当にラク」な関係になっていくってどういうことでしょう。ちょっと考えてみませんか?(編集部:いわた)


◆サイエンズスクールのコースはどんなところ?

                 ――豊田高子

先回は、コースの内容について書いたけど、視点を変えて、コースではどんな過ごし方をしているのかを書いてみたい。

◆ルールを守ろうとするのはなぜ?

合宿所と呼ばれている建物で、受講するメンバーと数日間寝食を共にし、スタッフが出すテーマについてひたすらに考える日々。
一応は、掃除の時間や食事の時間、お風呂の時間、寝る部屋などが決められている。



ルールがないはずなのに、掃除をしなくちゃいけないの?やっぱりルールがないとダメなんじゃない?などと思ってしまいがちだけど、「掃除はしないといけないんですか?」などと聞いても「え?誰が“いけない”って言ったの?」なんて返事が返ってくるだけ(笑)
普通の感覚では、「掃除は8時半に行なってください」なんて文章を見たら、しなくちゃいけないものだと捉えてしまうけど、ここではただの「お願い」として私は受け取っている。

なので、まじめに掃除する人は少ない(笑)



私は、ほこりが気になるし、トイレのタオルやマットが気になるので、心地よく過ごすために、自分の気になるところをざっとやる感じ。これまで4つのコースを受けた時点では、誰がどこをするかを見て、やってないところをやったりしていたけど、5つめのコースからは、他の人がどうかではなく、自分がしたいところをやれるようになった。したくなければしない。

◆気を使わない関係って?

63歳の女性と同室になり、寝る時にクーラーをどうするか、など話したけど、OKなこと、イヤなこと、お互い本当の気持ちを言い合うのでとても楽だ。嫌なことを我慢して無理して相手を気遣う必要なんてない。もう一人の女性は、一人で寝たい、とさっさと別の部屋を取っていた。
63歳の女性とは初対面だったので、最初はN子さん、と呼んでいたけど、だんだん打ち解けてNちゃんと呼びたくなったので、Nちゃんと呼ぶことにした。
上下関係がない、も本当に楽。



Nちゃんは、いつもは掃除しなかったけど、コース最終日だけは掃除していた。私は最終日だからと特別する気持ちにもならず、最終日だけは何もしなかった。
普通なら自分より年上の人が掃除しているのに、自分は何もしないなんて出来ないところだけど、ここならそれが出来る。本当に楽。

◆本心が言える間柄って?

コースが午前中で終わり、お昼をどうするかみんなでおしゃべりしていると、Nちゃんが「たかみちゃん、うちに来てそうめんでも食べる?」と言ってくれた。
すると、べつの人が2人、「いいな!俺も行こうかな」と言って、Nちゃんは「いいよ」と言った。
あとからNちゃんは、その2人に「私はたかみちゃんにゆっくりして欲しいと思ったんだよね。大勢になるのは違うなーと思ったんだけど、どう思う?」と話してた。

そういうことも、ちゃんと言える。もちろん、すぐ言えるわけではないし、言えない時もある。でも自分の本心と違うなと思ったら、自分を見つめて、あとから言うこともできる。
一度言ったから絶対守らなきゃ、とかはないし、気持ちが変わることは当たり前。
普段、こういう環境に身を置いていない私にとって、コース中の生活も貴重な体験だ(*^-^*)


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>>> http://www.scienz-school.org/hp/
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