恵共同体、アズワン物語〈7〉「人と人が出会うとき」



「お互いを引き寄せ合うものとは」

初日の「歓迎式」では、恵の人たちがジョンレノンの『イマジン』をアカペラで、そして全員による合唱を披露してくれた。それを聴いた時、その歌で表現したい何かに触れた気がして、僕の方は何だか胸が熱くなった。

昨年10月にアズワンの小野さんが恵共同体の暮らすシェアハウスに行き、その時、合唱で歓迎してくれたという。そのたまたまの出会いが今回のツアーへと発展し、鈴鹿でも、彼らの歌を聞かせてもらえたのだ。彼らが、ここで何をしたいのか、そんな気持ちに思いを馳せたからかもしれない。

前日の子どもたちを迎えた時も感じたが、人と人が出会うとは、どういうことだろう? まだ見ず知らずのお互いでありながら、どこか懐かしい友と再開したような感覚になる。何と表現していいか、互いに引き合うものがあるというか。心が相手の方に引き寄せられていくというか…。

こうした心の働きが親しさを生んでいくのだろうか。

この日の歓迎式でも予定外のことがあった。司会をするはずだったメンバーが来れずに、僕が急遽司会に立ったのだ。そんな内輪話しも公表しながら、和やかな式になった。彼らが、やたらと盛り上がってくれるノリのよさに、僕の方が面食らってしまった。

なんだか、いろいろ失敗しても許されるお互いになれたような気がした。

「どんなハプニングがあっても、その場を共に創っていこう!」

こうして、ようやく、2泊3日の「恵アズワンスタディツアー」がスタートしたのでした。(*^^*) つづく(文・いわた)
韓国恵共同体81人のスタディツアー!
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