自由になりたくて《3》~人の心に焦点が当たっているか


6年前にアズワン鈴鹿コミュニティの存在を知った吉田さん。自由になるには、人らしく生きることから、それには人を知ることから、と気づいていく。
そして、岩手でもコミュニティ創りに着手していくが…
「自由になりたくて」その3です。



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自由になりたくて《3》 ~人の心に焦点が当たっているか

今から6年くらい前は,この日本で自由に生きていくには,不自由の元になっている,社会システムや貨幣経済から離れて生きていく必要がある。そのためには,思いを一にした仲間と一緒にそういう社会を創っていきたい,そうしたら自由に生きられるのではないか,と考え,コミュニティ創りを試みていた。

最初は,知らない者同士が知り合い,互いに,家族のように交流するのが楽しくて,大いに盛り上がった。しかし,だんだんにメンバー同士が仲違いすることもあったり,また,自分自身も意識の囚われが強く出たりして,人のつながりが薄れていくようなことが起こった。自分自身,自由になりたいのに人を縛ったり,幸せになりたいのに自分の心の中が平和じゃなかったり,人らしく生きたいのに人のことをよく知らなかったり,そんな状態でうまくいくはずがなかったなと今では思っている。

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自らもそうだったように,この社会は,何をどうするとか,どのように進めるかとか,どうも事柄に焦点が当たっていて,それを実行する人,その影響を受けるだろう人の心にあまり焦点が当たっていないように思える。そうなると,人の心そっちのけで,色んな事柄が起こり,進み,結果,人を害するようなことも多々起こっているのではないか。これまで進めてきたコミュニティ創りも,ご多分に漏れず,このようなマインドセットで進めてきてしまったなと反省しきりである。

それでは,人の心に焦点が当たっているコミュニティや社会とはどんな風なのだろうか。まず,その人の言動よりも,その人の内面が重視されるのではないか。そうなると,表面的なその人ではなく,その人そのものが大事にされる感じがする。その人が大事にされると,その人も他の人を大事にするというよい連鎖が起こるのではないかと思う。このように,人と人との関係が円滑になってくると,気持ちが楽になって,自由な意思が発揮されたり,自由な行動が発露してきたりして,その人の可能性が広がっていくのではないか。これが,人が人らしくなり,自由に生きていくための一つのプロセスであるような気がしている。

これからのコミュニティや社会では,一人ひとりがこういうことから始めてみてはどうだろうか。自分も,これまでのマインドセットを一回リセットし,人らしく,自由に生きるために,人の心に焦点を当てていきたいと思っている。それが,自由に生きるための近道であるとも思っている。

(4へ つづく)

自由になりたくて 1 ~意識の囚われからの解放
自由になりたくて 2 ~人らしく生きる,それを知る
自由になりたくて 3 ~人の心に焦点が当たっているか
自由になりたくて 4 ~自由になるのは難しくない
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