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新たなシルバー世代のパワー活用! 子ども達の学び場にも

――新農場・古西さんに聞く(構想編②)
苗の定植.jpg日曜日に子ども達が植えた苗
「子どもたちの農業体験の場としても既に近くの幼稚園や小学校の生徒さんに活用されている農場なんだけど。ただ、トマトを収穫して“楽しかった”だけで終わっている。僕は、もっと楽しんだり、興味をもってもらえる受け入れが出来ると思う。理科的にも数学的にも興味を持てる体験が。そういう演出も考えている。アイディアもある。」

離れの畑.jpg少し離れた場所の畑

「この周辺は、お年寄りの方が畑をやってるんだけど、そういう方たちは農業経験がとても豊富。だから、そんな力も生かしたい。たとえば、栽培まではやってもらって、収穫は、若者たちで一気にやるとかね。口も多いけど手も早いという農家のおばちゃんたちだから、そういう持ち味をどんどん生かして、地域ぐるみで生産性を上げていけるんじゃないか。」
 これは新たなシルバー世代のパワー活用ともいえる構想だ。若者のパワーとつながることで、シルバー世代のパワーが発揮されるという考えだ。その他、機械類の共用貸し出しや技術提供、生産物の買い取り、などの構想も練っているようだ。

 また、この農場は、すでに地域の交流の場としても成り立っている。販売所では、地元のおまつりや、餅つき大会、カラオケ大会なども開催され、地域の文化ステーションでもある。ここに今年始まる鈴鹿カルチャーステーション(略称SCS)とも連動すると、幅広い交流の場が出来そうだ。
 2010年の幕が開け、アグリビジネスのスタートを切ったアズワンカンパニー。今年は、ますますこの農地も広がりそうな予感である。地元からは、「鈴鹿で採れた農産物を鈴鹿で」という地産地消の運動も託されている。(取材=岩田隆)
ハウスの前で古西さん.jpgハウスの前に立つ古西さん

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