韓国サンマウル高校生との交流



今年も韓国江華島にあるサンマウル高校からアズワン鈴鹿コミュニティに、高校生たちが交流にきました。7月24日から28日までの4泊5日間、学生9人と先生2人が過ごしました。韓国から来ているアズワン留学生のメンバーが主にお世話にあたり、交流プログラムも考えたようです。その一人、ジンちゃんが、「送り出し会」のお誘いにこんなメッセージを発信してます。



新バージョンプログラム
今年のサンマウル交流は今までとは違って、韓国での流れと繋がるようなもの、そして、この後の続きができるようなものにしたいなと思って、いろんな人の協力を得て新しいバージョンを試みています。

ちなみに、韓国では丁度同じ時期に、サンヨンさんが関わっている『ジンガン山教育共同体』と『ウドンサ』(ジェウォン、アーちゃん、ジンソン)が一緒に、中学生キャンプを設けて昨日ぐらいに終わったばかりだそうです。この全てが繋がりの中のことで、これから、より面白い展開へ進んでいけるのではないか、と楽しみです。

今回関わった方も、関わってない方も、子どもたちがこの間、何を思い、何を感じ、これからどこへ進もうとしているのか、その話を聞きに来ませんか?

今晩、19時(最初の予定より30分早めにしました)、SCSで、みなさんをお待ちにしておりま―す!^^(Jinsoon Parkさんより)


ホームステイ


ホームステイにやって来ましたよ‼️😁みんなで手巻き寿司を食べました~



里山体験





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大阪から7月1~3日の探訪DAY


ゲストハウスで

7月1~3日には3組、大人7人と子ども2人の探訪がありました。

それぞれ、以前からここのことが気になっていたり、おふくろさん弁当のお話し会やら、知人からの紹介など、きっかけはそれぞれですが、みんな大阪からで、しかも話してみるとこんなに近くからという人たちで、探訪DAYを機会にすっかり打ち解けていました。

子どもの貧困や引きこもりなど、課題をもって活動していて、どうしたらこんなコミュニティーが出来るのかと、その方法に関心がいきますが、参加者同士でも影響しあって、形のもとにある研究所やサイエンズスクールに、焦点があたっていったようです。(本山)



街のはたけ公園で


蓮池で


鈴鹿カルチャーステーションの前で
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韓国訪問団「人のための社会」にふれて(2)感想は

韓国からの訪問団の方々の感想を紹介します。これは、出発前日の夕方に書かれたものです。この段階から、夜の交流会や懇親会、翌日と、また変化もあっただろうと思います。年齢順に並べてみました。



◆今、気持ちが軽く愉快だ
思想レベルでは“無常”というものがあるから、多様で自由な生き方もできると学んできたが、現実では難しいだろうと思っていた。でも、それを職場で、町で、人との繋がりの中で試みることができるのを直接見ることが出来て驚きだった。今、気持ちが軽くて愉快だ。家にまた帰っても、人との関係や仕事でこういう気持ちで、今までとは違う観点で生きてみるのができるだろうか?(20代・男性)

◆自分の本心は何だろう?と思うようになって―
「そうなんだ、そうだったんですね」という受け止め方が印象的でした。本質に集中しようとする心を感じました。先のことを決めていたり、相手を自分勝手に規定してしまうことで、辛い感情が湧いてくることがありましたが、「それが本当に自分がやりたいことなのか」「自分の本心は何だろう」と思うようになり、私のものでない、社会や親から受けてきたものを自分から取り除けている時間だった(ラクになった)と思います。(30代・女性)

◆私はずっと固定観念を取り除く方法を探していた
「幸福とは何だろうか」「幸福に生きるとは」を知りたくて参加しました。
探訪中ずっと疑問に思っていた「人間の本質」について、絶え間なく研究したり、その研究したことを日常で軽くやってみながら創っていきつつあるというところが印象的です。
特にサイエンズスクールの教育は「教育」ではない。今までの社会の枠の中で学んできた観点や固定観念を一つずつ取り除いていく練習だという点で、私がずっと探していた方法を見つけたような感じがしました。しかも、それを軽く、日常で、本当にやっていることが驚きでした。
何日間か見えることだけを見たとしたら氷山の一角だろう。実際にこれが自分の暮らしにどう適用されるのか。そして、それを行った時の自分も自由で幸せになれるのか、実験してみたいです。(30代・女性)



◆仕事より人、心を大事に思う姿が
「何もしなくてよい」「おふくろさん弁当は人と人の心がふれ合う場だ」―言葉の意味より、その言葉の奥にある心がどんな状態なのかを見ること。人間の本質を探究して、常に「心から願うことは何か」と自分に問う日常での姿。仕事より人、人の心を大事に思う姿が心に残りました。(40代・女性)

◆コミュニティの実体を見つけにくかった
温かさが湧き出る家族関係。明るい表情で親しく声をかけるやさしい人々でした。子どもが見えないのは残念でした。コミュニティの実体を見つけにくかった。案内者の愉快さはあるが、生き生きとした暮らしの現場としては感じられなかった。(40代・女性)



◆私も友達と分かち合って暮らしたくなった
人のための社会・会社。その中心には人がいる。見えるところは氷山の一角だ。私はどれだけ見えないところを見ようとする努力をしてきたのだろうか、と思いました。日常でもそうしていきたいと思いました。

弁当屋では、会社対社員ではなく、人と人。人の中にある心を見る。安心して話し合える。何でも相談し合える。何かを決めるためじゃなくて、お互いの話や心を聴き合う過程が大事だという話が心にピタッと来ました。

2日目に深田さんの家に招待してもらって行きましたが、本当に和やかで楽でした。私も自分の住んでいる所で、喜んで友達の休みの場にしたり、美味しい食べ物を分け合いながら仲良く暮らしていきたいと思いました。
里山で本当にやりたいことをやりながら里山を耕している高崎さんの表情が本当に幸せに見えて、それを感じられました。(40代・女性)

◆規則・命令でなく、心の奥を見出していく
おふくろさん弁当に訪れた時、社員さんが話したことに響きました。私と会社との契約関係ではない、人と人が向き合う感じだったという話でした。今は辞めるたのですが、以前の職場で部下に対しての自分の姿とオーバーラップしました。自分なりに合理的で、公正な物差しで評価してきたと思ってきたが、会社を代表する部長と代理という職級と職級との関係だったと思います。人と人の関係ではない…

「こうしなければいけない」という規則・命令で押し付けるのではなく、心の奥の本心から本当にやりたいことを見出していく、という内容に共感します。

しかし、例えば一日8時間の勤務を法律で規定するというのは自分に「強制」される感じもあるけれど、逆に8時間の務めの後には業務から自由にできるという最小限の権利が与えられているとも…。要するに、共同体のための最小限の規則は必要ではないか。(40代・男性)



◆コミュニティを支える価値と哲学
いろんな難関があったと思いますが、スクールでプログラムを構築して運営していく姿に何より深い印象を受けました。コミュニティを支えている価値と哲学について少しは理解が進んだような気がして訪れた甲斐がありました。(50代・男性)

◆スクールの内容に好奇心が出た
「人のための会社、人のための社会」という言葉がキャッチフレーズと思っていたが、実際に実現されていて、しかも見事に成果を出している姿が印象的だった。人間の本質の探究と本質に基づく運営が、アズワンの核心と言えるだろうが、説明だけでは納得しにくく、サイエンズスクールの教育内容について好奇心が出た。(50代・男性)



◆出会いから感じた喜びと感謝
1.従来の社会(人間関係、組織、企業)の枠組みを破く試みである。2.個人の覚醒や内面の省察を通した理想の実現である。そして、生活の中での実践がある。3.1と2についての学びと、自分の暮らしの観察、可能性を自覚した。4.穏やかな心とやさしい態度を持っている方々との出会いから感じた喜び・感謝の気持ちがある。(60代・男性)

◆シニア達の幸せで謙虚な姿!
このコミュニティを最も望ましい方向に成長・発展させようとする、シニア達の本気での努力や献身、そして、幸せで謙遜な姿! 探訪団を案内したり、食事や生活を世話することに参加した皆さんの温かくて心の籠った態度も感動的でした。(60代・女性)



(韓国訪問団の記事=いわた)
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韓国訪問団「人のための社会」にふれて(1)



持続可能な社会への強い関心

6月23日から3泊4日でアズワン鈴鹿コミュニティに韓国から11人の訪問団がありました。韓国でアズワンネットワーク活動をするサンヨンさんがツアーを呼びかけ集まった人たちで、お互いは初対面のようです。

メンバーは20代30代の若者から60代まで。中には、韓国ユニセフの前事務総長の方、韓国でも国民的な歌を作曲したという作曲・演出家、ドキュメンタリー映画監督もいました。政治共同体を準備中という人達も。

キッカケは、韓国でのアズワン講演会でその存在を知ったとか、ウドンサ(シェアハウスを中心にいろんな活動をしている青年住居共同体)にふれて参加したなどで、持続可能な共同体をどうやってつくったらよいのか、そこに強い関心を持っていました。

鈴鹿では、はたけ公園、おふくろさん弁当、コミュニティステーション、里山にも出かけて、コミュニティの人たちに触れ、話を聞いたり、ミーティングをしました。

おふくろさん弁当を参観した時に案内をした社長係・龍さんは、その時のことをこんなふうに語っています。

「組織には必ず利己的な人がいます。おふくろさん弁当では、利己的な人をどのように教育していますか?」などの質問がたくさん(*^^*)

「教育はないですが、利己的な《人》は本当にいるのでしょうか?
 もしそう見える人が居るとしたら、なぜそういう現れになっているか?ですね。
 どうしたのかな?と心配したりはしますけど」
「心が大切にされる組織とは?」



お弁当屋さんで


街のはたけ公園で


スズカファームで


コミュニティの話を聞く


スズカの里山へ

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生きる目的を求めて アズワン留学を終えて

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韓国よりアズワン留学で「アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティ」に滞在していたチョン・ジェウォンさんが今月三カ月の留学生生活を終えた。今の心境などを語ってもらった。
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日本でのガイアエデュケーション開催が国際ニュースに

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4月21日から日本のアズワン鈴鹿コミュニティで開催された第1回ガイアエデュケーションのことを、その時の講師だったジョバンニさんがGENインターナショナルのニュースとして発信してくれました。原文は英語ですが、その日本語訳をしたものが、GEN-JAPANのホームページに掲載されています。

・日本での開催がインターナショナルのニュースに!
・英文のオリジナルはこちらから

以下、本文を転載します。

日本のアズワン鈴鹿コミュニティで、
ガイアエデュケーション認証EDEコースが開催

                byジョバンニ・チャ―ロ
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韓国からの探訪団 その1

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鈴鹿コミュニティで留学しているセリちゃんとフンミちゃんの友達が、このたび探訪にやってきました。
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中国からの来訪者「わがままでもコミュニティは作れる?」



中国にエコビレッジを

「グローバルかナショナルか」で世界はぶつかり合っている、という先回の辻さんのお話でしたが、グローバル化が進む中国から先日、アズワン鈴鹿コミュニティに来訪者がありました。
中国でも貧富の格差や都市化による自然破壊などで、エコビレッジに関心を向ける人たちが増えているようです。そんな中で、中国杭州にコミュニティを作ろうという6人と、上海でエコビレッジを推進する韓国のキムさん、その日本の友人ら8人が1泊2日で訪れました。動機の一つに、「中国人は個人主義が強く、自己主張や我がままでもある。そんな私たちに合ったコミュニティはないか、探している」ということでした。



夜はコミュニティの人たちと懇談会をしました。
中国には仏教的、思想的な土壌があり、生命やいのちのことによく精通し、宇宙自然の摂理などの知識は豊富でした。ところが思想や知識があっても、人と人のつながりや関係性がよくなるわけではないことも分かっているようで、そこをもっと学びたい、とそんな方向に進んでいきました。
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アズワンセミナー開催 迎えた人たち



 5月2日に始まった第3回アズワンセミナーは5泊6日の合宿を終え、7日、参加者23人は元気に出発していきました。
 別れ際では、お互いにハグしたり、涙したり、別れを惜しむ姿があり、その光景に記者もホロリ‥。この期間に何があったのだろう? お互いの中に結ばれた心の絆? そんな人の情が溢れているようでした。

 鈴鹿でのセミナー開催にあたっては、多くの人たちが関わりました。直接・間接を含めたら、どこまでが関わった人と言えるだろうか、と判断しかねます。参加者と寝食を共に過ごしたスタッフ8人、食事を用意してくれた生活スタッフ、料理を作ってくれたおふくろさん弁当の方々、事務局・運営スタッフ、送迎ドライバー、コミュニティ案内メンバー、交流会に参加した人たちなどなど、最終日は鈴鹿コミュニティ総出だった印象です。

 そんな人たちに迎えられ、見守られ、支えられて開催出来たセミナー。この開催を喜び、協力したい人たちの気持ちが、参加者へと届いていたようにもみえました。最終日、鈴鹿コミュニティを参観した時の様子を写真で紹介します。


おふくろさん弁当でエピソードを話す岸浪知子さん。
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山中さんが語る「アズワン留学」1年半の大きな変化

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アズワン鈴鹿コミュニティで1年半、留学生として過ごした山中祐樹さんが、その生活を振り返りました。自分に強いていたものに気づき、息苦しさが溶け、「軽くなった。人間らしくなった。」とその変容を語っています。そこには、彼の心の成長を感じずにはいられません。そのレポートを紹介します。

中略した部分は、【続きを表示する】に掲載しました。「現状、人にとって、最も警戒すべきものが“人”になっている。」という内容です。彼が言う「人間らしさ」を抑圧している原因は何か。その洞察も見逃せません。(編集部)

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山中祐樹さん



心を重視する新しい文化――留学生活を振り返って

2015年10月から2017年3月までの約1年半の留学生活。自身の変化を一言で表すと、「軽くなった」「たるんだ」「人間らしくなった」というような表現がしっくりくる。人づきあいの際につねに付きまとっていた緊張感や引け目ようなものが、気づけば薄らいでいる。自然な言葉、自然な笑顔が増え、冗談も言えるようになった…かもしれない。不要だった“大荷物”に気付き、やっと処分できた、そんな感じだと思う。「争いや対立がない、本心で生きられる社会を」と、おそらく誰もが望んでいることだろうが、一向にそうなっていかない。その原因や構造が、なんとなく見えてきたように思う。

(中略)➡【続きを表示する】に掲載

留学期間中は、勉強会、ミーティング、ゼミ、コースと、サイエンズを学び、自分をじっくり振り返る機会がたびたびあった。それだけでなく、コミュニティ内で生活を送る中で、体験を伴ったことで初めて深く理解できたのだと思う。仕事や休みの相談、食事会、入院生活などなど。気をつかわずにいられる、何でも話せる、安心の間柄。まるで自分の実家にいるときのように、緊張なく過ごすことができるようになっていた。

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 変化のきっかけ

留学8ヶ月目、「社会を知るためのコース」の中で、望んでもいないのに「強いている」自分に気付くことができた。自分に対して、人に対して、社会に対して、「~すべきだ」「~してはいけない」といった強固な考えが、自らを息苦しくさせていた。それを自覚し、後日職場の人たちに「つらいんだ」と打ち明け、受けとめてもらった体験。留学生活中、一番の大きな変化のきっかけだったと思う。

知識を入れるというよりも、「腑に落ちる」という感覚、実感を伴う理解。「留学」という選択、理解ある人たちの中で実際に生活するということは、非常に有効だったと思う。相手を責める、自分を守る必要がない、そういう環境に身を置く。「本当にそうなんだ!」という体験によって初めて、強固な刷り込みから解放されるのだと思う。

 誰でも変わっていくことができる

留学前に比べてかなり、アタマに振り回されず、内面に目が向くようになったのではないだろうか。人間の考えとはどういうものか。心とは何か、何のために心があるのか。「どうするか」の前に、「どう感じるか」、「どうしたいか」。今の社会、今の文化、今のアタマでは、心を充分に生かすことができない。心を重視する、新しい文化の社会。誰とでも、家族のような人間関係。きっと誰もが望んでいる。充分成りたっていくと思う。

変わっていくのに、一人で努力しなくてよい。というより、一人では不可能に近い。個人の問題ではない。しかし社会まかせにするでもない。変わっていく上で必要なのは、はっきり気づき、強く望み、実践していく人たち。その内の一人に私もなりたい。サイエンズと、それに触れる人たちに1年半触れ、「誰でも実践し、変わって(戻って)いくことができる」という確信を持てた。そこまで大きなエネルギーも必要なさそうだ。

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「自覚」すらまだまだ不十分な私が、今の社会で本当に通用するのか、周りによい影響を与えうるのか。かえって苦しくなるかもしれない。しかし、理解ある人たちは、少しずつ、着実に増えている。今はまだ始まったばかりの試験期間、失敗やダメージはつきものだろうが、次に繋がるなら、それらも積極的に受け入れていこう。やさしい社会への変革に、少しでも力ぞえできたらと思う。(山中祐樹)

➡以下、中略した文章です。

原因の全てが人間関係に由来する
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