書籍 SCIENZ NO.5 『サイエンズ入門』

「やさしい社会」を試みるアズワンコミュニティ鈴鹿。
そののベースになっている「サイエンズ」という考え方を解説する
SCIENZ NO.5 『サイエンズ入門』が8月1日に出版されます。



「サイエンズ」は、人間が人間らしく生きていくための、新しい知恵の使い方を提案しています。従来の社会の延長や修正・改良ではなく、ゼロから、争いのない幸せな 世界、つまり本当に人間らしく生きられる社会を実現しようとしてきた、これまでの実践と研究から生まれたものです。

アズワンコミュニティには、生活用品や食料品などが、お金を介さずに手に入れられる場所「コミュニティスペースJOY」があり、通常の会社ではごく当たり前にある上下関係や、命令、罰則、ノルマなどなしで運営している「おふくろ さん弁当」という社員60名ほどの会社があります。
「なぜそれができるのだろう?」
その秘密は「サイエンズ」にあるようです。

第一部:サイエンズ研究所の杉江優滋氏が「サイエンズ」を解説。
第二部:サイエンズという考え方が、サイエンズスクールを通して学ばれ、 実生活でどうのように関わり、人にどう影響してきたのかを手記として紹介しています。
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「持続可能な社会づくりカレッジ」感想と第4期開催のお知らせ

第3期「持続可能な社会づくりカレッジ」の感想がアップされました。
自分の内面に目を向けるおもしろさ、オープン成り合っていくおもしろさ、「人と人」のつながりを実感したカレッジだったようです。北九州~横浜、東京、各地から、自分の地元にコミュニティを作ろうと集まってきた12人の感想をどうぞ。
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第3期3回目の感想(2015/7/18-20)


感想は、以下の質問で構成されています。
●カレッジに参加して、持続可能なコミュニティへのあなたの理解は、どのように進化/深化しましたか? また、自分の中で起きた一番大切な変化があったとしたら、それは何ですか?
●カレッジで体験・理解したことの中で、これからの人生の中に取り入れていこう/いきたいと思う体験や、実践していこう/いきたいと思う体験などがあればお書き下さい。
●カレッジの内容や環境などについて
●他の人にカレッジを推薦するとしたら、どんな人に推薦したいですか?
推薦するとしたら、どんな言葉で推薦したいですか?
●その他リクエストなど


また好評につき、9月から第4期も開催。詳しくは、「こちら」をご覧ください。
●第1回  9月25日(金)午後1時受付~27日(日)午後4時解散
     「持続可能な人間関係とは?」
●第2回 10月23日(金) ~25日(日)
     「コミュニティづくりのベースとなる「話し合い」について、
     ---アズワンコミュニティの失敗から学んだ事例を参考に」
●第3回 11月27日(金) ~29日(日)
     「コミュニティづくりの核心とは?」
       ・ルールやリーダーがなくても運営できるベースとは
       ・贈り合いの経済のベースとは

そして、会社・団体等の経営者、起業家向けに、10月2日(金)~4日(日)、「経営者カレッジ」も開催。人を大切にすることで会社が繁栄していく経営を探っていきます。
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「人の変化について」 アズワン・コミュニティに行ってきた

「瞑想とギフトエコノミー」の著者、熊倉敬聡氏の紹介により、今年2月にコミュニティ探訪にやってきた京都在住のYonedaさんのブログを紹介したいと思います。彼は、その後、今年3月「マイライフセミナー」、7月「自分を知るためのコース」に参加しました。


最初のころは、肯定的な変化を「成長」と考えてきたが、今はその言葉は使わない。このブログの最初のエントリーも『「成長」しない』だった。

できなかったことができるようになったり、うまくいかなかったことがうまくいくようになることはあるだろう。そういう時、一般に成長という言葉がよく使われている。

そのようにみえる現象があり、それがある種の変化をさしていることは同意する。

しかし、それは実際に「私」が 「成長」しているのだろうか。本当にそういうことはあるだろうか。自分なりに確かめてきた結果、「人格」というものも実際にはない。それゆえ成長する主体がないのだから「成長」もない。

「私」が「成長」する。この言葉を鵜呑みにしたときのギリギリとした緊張感が、実際には変化や移行を阻む。「成長」を仮定した瞬間、「成長していない私」がいる。「成長」しないといけない。ここに否定がある。この否定がもたらす緊張。あってはならないことへのおそれ。この緊張状態が今の状態へのとどまりを強化する。

「私は成長した」と高らかに宣言することは、近い将来の停滞を宣言しているのと同じだ。「成長しないかもしれない私」という恐怖を抱え、すでに緊張しているからだ。そして往々にしてその緊張があることにも気づいていない。その緊張はいらない。ないほうがうまくいく。それは実際には詰まり以外のなにものでもない。

・・・・・(中略)



6泊7日では、普通の正社員はほとんど休みとれないかもしれない。しかし、人に変化がおきるにはそれぐらいの期間は妥当だと経験的にも思う。日本社会が正社員に休みを与えないのは、人のモードを変えずそのままに固定させる作用があるだろう。

日常を離れるというのは、日常を奪うことでもあるけれど、いつもさらされている規範から少し離れたときに、揺らぎが生まれ、内在化された規範を破綻させる生体の働きが働いてくる。

徐々にではあっても、本当にこのやり方で変化を起こしていけるのなら、革命的といえるのではないだろうかと思う。瞑想も観察によって変化をもたらす方法なのだけれど、瞑想は個人にとどまりがちだと思う。ところが、コミュニティの一人一人が実生活でおこる問題を通して自分のあり方を観察するということをやっているから、グループ・ダイナミクスも働く。そのときだけのセミナーではなく、日々の生活そのものが観察や気づきの機会となる。

僕の実感でも、確かに6泊7日のコースも意味があるだろうけれども、アズワンにいったときに自分に残るのは、実際に自然体な人たちのあり方にふれることのほうが大きいように思う。まだ数回しか行ってないけれど。

アズワンのホームページのコースの説明に「成長」とか、「本質」とか書かれているけれど、実際のコース中には本当にそういうものがあるのか、実際のことは知ることができず、感覚を通して捉えたことはどこまでいっても自分の頭のなかでとらえたことでしかないのでは、という徹底した吟味が続けられる。

こういう言葉を僕は使わないけれど、わかりやすく書くために便宜的には仕方がないのか。個人的にはそこはちょっともったいないなというか、残念な感じがする。人によってはど真ん中のNGワードだろう。実際はそこからイメージされるものと違うのになあと。

全文はこちら→「人の変化について アズワン・コミュニティに行ってきた2」

参考:3月「マイライフセミナー」に参加してみて
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「経営者カレッジ」いよいよ始まる!

昨年5月に始まった「持続可能な社会づくりカレッジ」は、好評の内に、第3期を終えました。そしていよいよ「経営者向けカレッジ」が始まります。10月2日(金)~4日(日)、会社・団体等の経営者、起業家のみなさん、いかがですか!?。

命令・罰則や上下がない、責め合いや対立がない、何でも話し合える会社を目指し、その実践試みを続けている「おふくろさん弁当」。そういう経営がなぜ成り立っているのか!?を探りながら、人を大切にすることで会社が繁栄していく経営を探っていきます。

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第3期「持続可能な社会づくりカレッジ」終了

5月から3回シリーズで開催してきた第3期「持続可能な社会づくりカレッジ」が、20日(月)終了しました。スタッフの北川さんの感想を紹介します。
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7月の探訪DAY その2

7月18日(土)~20日(月)、アズワンコミュニティ探訪DAY2泊3日コースが開催されました。


東京方面から40代女性2人と高校1年の女の子が探訪。案内する人、出会う人、そして参加した人、お互いに心がオープンになっていく2泊3日だったようです。


以下、参加した人の声を抜粋します。
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お金のいらない暮らし 「値札の無い生活」

値段のない仕事でお金を稼ぐこともなく、値札のない「JOY」でお金を使うこともなく、「値札の無い生活」が始まっている。コミュニティスペース「JOY」を使ってみての声を紹介します。

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サイエンズ留学 はじまりはじまり

鈴鹿へ移住したあまなん(鶴島夕子さん)、3カ月が過ぎました。
「サイエンズ留学は文字通りZEROからのスタート!
一緒に話し合いながら、サイエンズ留学をつくっていこうね。」
そんなふうに始まったここでの暮らしを、ブログに綴っています。

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本気で ZERO に立ち返って
考えていけるように
2年間の「サイエンズ留学」を決めたから。

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ぐるぐる巻きの思考から離れて
知的に探ってみようという気になっていくのです。
人間本来の姿が探究されていくエネルギーが回復するのです。

サイエンズで経験するのは、そんな道すじです。 

わたし自身の癒しと変容がどのように進んでいくのか
自分を題材にした研究過程を記録していこうと思っています。
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 「こころを耕す 自然と暮らす⑨」



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2014年の秋頃 「サイエンズ留学」という言葉が
アズワンコミュニティにあったわけでもなく
サイエンズスクールにもなく
サイエンズ研究所にもなく

だけど

サイエンズを学びたいという思いに応えてくれた人たちによって
その思いを受け止めて、ついてきてくれた家族によって
今、わたしは、鈴鹿にいるのでした。
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 「なにもないところから」
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「街のはたけ公園」企画

ますます人気アップの「はたけ・里山親子企画」。梅雨の晴れ間の好天にも恵まれて、スタッフ合わせると90人近くが思い思いに楽しんだようです。


大豆の種まき、とうもろこし収穫、そしてスイカ割りと盛りだくさんのメニュー



準備は、シニアスタッフを中心に汗だくなりながら奮闘。
みなさんに楽しんでもらいたいなー


「街のはたけ公園」として描いていきた姿に近くなってきているようです。
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SUZUKA FARM 「ジャガイモ収穫」

7月11日(土)、梅雨の中休み、久しぶりのお天気で「ジャガイモ収穫」の様子を見に行ってきました。




涼しいうちに作業ができるように早朝より作用を始め、畑で朝ごはん。Kimiさんがおにぎりをにぎり、お漬物は「JOY」でもらってくるそうです。


やり方も、少しずつ進化してきました。今年は「ミ」がたくさんそろい、畝一列にずらっと並べるやり方ができるそうです。



おみやげにビッグジャガイモをもらって帰ってきました。これは、「JOY」へ…。


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