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韓国で、「アズワンコミュニティ」についての本が出版

その本のタイトルは、『人の本性に適した社会』。
韓国江華島で活動を続ける柳相涌(ユ・サンヨン)さんにより、アズワンコミュニティや、その元になる「サイエンズ」という考え方を紹介するために、出版されました。

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本の紹介が、相涌さんから送られて来ました。

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『人の本性に適した社会』
著者 : 柳相涌/ 杉江優滋
出版社 : ヒアナウシステム (ミネサクラブ出版部)
2012年 7月 15日発行

この本は、2001年から始まったアズワンコミュニティが、探求と実践を通じて成して来た新しい社会の実態と成立過程、その元の考え方などが書いてあります。

”新しい社会”というのはどんな社会でしょうか?
普通の人々が自分の本性を尋ねるのが日常になった社会
人の成長を一番中心に置く社会
人間の幸福の要素が明かされて実現する社会
・・・・
ここではそんな社会を ”人の本性に適した社会”と表現してみました。
この本は人の本性を定義付けるとか、 それにふさわしい社会はこんな社会だと規定するためではなく、それがどんなことなのかを探求し実現していく過程に関するものです。
アズワンコミュニティの実験も、もちろん完結版ではなく、創っていく途中の創作報告書と言えるでしょう。

韓国語の紹介文のPDFファイルがあります。

☆韓国からこの本が送られてきています。
この本を購入希望の方は、以下にメールを下さい。
PIESS NETWORK事務局 info@piess.net
販売価格:1000円
送料等:200円

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●本の内容としては、以下のような感じになっています。
「はじめに」で、相涌さんが自分の経歴を紹介し、何故韓国でこの本を出そうと思ったか、アズワンコミュニティや、サイエンズという考え方が、韓国でのコミュニティづくりにとって、どういう意味があるのか、これからの展望などが書かれています。

第一章は、サイエンズ研究所の杉江優滋さんの『やさしい社会(SCIENZ 1号から)』と『サイエンズについて(SCIENZ 0号から)』の二つの論文が韓国語に訳されて収録されています。

第二章では、第一章で書かれてある理論がどのように現実化しているかということで、鈴鹿でのアズワンコミュニティの実態紹介とその思想的背景が書かれています。
2010年8月にアズワンコミュニティ鈴鹿を訪れた社会運動研究家グループの一人、草の根自治研究所所長のイ・ホさんのレポートも収録されています。

この本の出版元の「ミネサクラブ」は、精神的な教育活動や社会活動を進めているそうで、有料会員が1000名以上いて、毎月月刊誌をもらいます。そのうち500人の専門会員には、年4回別冊として、出版された本がプレゼントされるそうです。今回はこの『人の本性に適した社会』がプレゼントされ、早速、読者の一人が8月の韓国でのマイライフセミナーに参加したいという反応があったそうです。

また、この本の出版をキッカケに、「ミネサクラブ」の代表の人を含め、5人~10人の人が、柳相涌さんを通訳に、8月21日~24日でアズワンコミュニティ鈴鹿を訪れる予定になっています。
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