震災から 人の復興を思う

3.11、東日本大震災から丸8年が過ぎました。岩手に住む吉田直美さん(アズワンネットワーク・イーハトーブ)が、その震災を振り返り、思いの丈を綴っています。人が人らしく暮らすには、吉田さんがやろうとしていることとは――




◆震災のあとから

吉田直美(アズワンネットワーク・イーハトーブ)=上記写真


あの日、静かで穏やかな日だった

弱いもの,無防備なもの,自然環境から収奪して成り立つ資本主義経済が浸透し,人々の価値観や行動も「金の原理」に縛られ,日本はなんて息苦しいんだろう。この国を脱出して,南の島で貨幣経済と積極的にかかわらないくらしをしたい。。あの日まではそう思っていた。

これまでに体験したことのない激しい揺れに襲われたあの日。電気は止まり,スーパー,コンビニも限定営業。こんな状況の中で自分の身の回りで起こったことは,ないものを奪い合う自己中心的な暴動ではなく,あるものの分かち合い,工夫して使う利他的なくらしだった。道路の信号も機能していなかったが,交通事故も起こらなかった。いつもより,静かで穏やかな日だった。
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高齢者の居場所と子供食堂から探る「居場所の力とは?」(後半) 



◆居場所の力と本人の力

司会進行役の中井さんが、自分の関心事を各パネラーに質問していました。
子供食堂の伊藤さんには、子供を“褒める”ことについてどう思うか?と。
伊藤さんは「形だけ褒めたとしても何が子供に伝わっているか、それよりも一緒になって楽しんだり共感すること。子供の方がピュアで発想も豊かです。そこを大事にしたい」と返していました。


理想の暮らしを語る会の中井正信さん



中井さんは、様々な観点で質問をぶつけていました。子供を叱ったことでその子の中に何が残るのか。社長夫人だった人が認知症になり施設に入ったが、社長婦人のままの態度で施設職員を叱ったりして居られなくなった、その人のアイデンティティとは何だろう?など。
本人の力と居場所の持つ力の関連の中で、自分が認知症になっても、そうなる前に本来の自分を知っていければ、認知症になっても周囲の人と仲良く暮らせるのではないか。そういう本人の持つ力と、居場所の力によって、その人も周りもラクに暮らせられないだろうか。そんな内容だったと思います。
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高齢者の居場所と子供食堂から探る「居場所の力とは?」(前半) 


2月度公開講座パネラー



◆安心した居場所はどうやって?

人生最期まで自分らしく、そう生きられる地域社会にしたい。そんな願いで活動する「理想の暮らしを語る会」の2月度公開講座が2月23日、鈴鹿カルチャーステーションで開かれました。今回は「自分らしく暮らすには、『居場所と安心』が不可欠」をテーマに、高齢者の居場所づくりに取り組む西村美紀子さん、子供食堂の活動を続けている伊藤美枝さん、人と社会の本質を研究するサイエンズ研究所の小野雅司さん、そして理想の暮らしを語る会メンバーでケアマネの森原遼子さんをパネラーに3時間半に渡るディスカッションがありました。

安心した居場所がどのように作られ、どのように自分らしく過ごしているのか、その実践例が各パネラーから紹介され、会場とのやりとりの中でテーマを深めていきました。浮き彫りになった事は、安心できる場所が居場所となり、そこでその人がその人らしくイキイキとしてくること。そういう場を運営する人たちには、「人が好き」という愛する心があることでした。パネラーの発表をザックリと紹介します。


「協」の西村美紀子さん

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