おふくろさん弁当を例に「自分らしくいられる場作りを考える」ワーク開催②
おふくろさん弁当の会社を事例に「自分らしくいられる会社作りを考えてみる」ワーク開催@京都 mumokuteki 記事②
主役は参加者に
岸浪さんの講演が終了し、グループワークに入っていきます。
ここからは参加者が主役です。
会場のセットチェンジを進行の岩川さんが声をかけます。
「椅子70脚を片づけて、簡易畳を敷き詰めたいです」。
参加者が率先してとりかかり、あっと言うまにお座敷会場になりました。
(この動き方にも主体性が現われています)
グループ分けも、「できるだけ初めての方どうしでグループを作ってください」という声に、すーっと分かれていき、「こっちのグループ、女性がいてほしいでーす」なんて声も上がったりして、6・7人の輪が9つ出来ました。スムーズです。
主役は参加者に
岸浪さんの講演が終了し、グループワークに入っていきます。
ここからは参加者が主役です。
会場のセットチェンジを進行の岩川さんが声をかけます。
「椅子70脚を片づけて、簡易畳を敷き詰めたいです」。
参加者が率先してとりかかり、あっと言うまにお座敷会場になりました。
(この動き方にも主体性が現われています)
グループ分けも、「できるだけ初めての方どうしでグループを作ってください」という声に、すーっと分かれていき、「こっちのグループ、女性がいてほしいでーす」なんて声も上がったりして、6・7人の輪が9つ出来ました。スムーズです。
会場一新、グループワークへ
輪の中には、グループワークシートが配られ、その用紙に個人が書き込んでいきます。
グループのファシリテータも自然と自発的に現われ進んでいきます。用紙にはテーマが書かれています。「講演会で感じたこと」「いまの職場や活動の場で感じる問題点」「職種や活動内容が違っていても起きる共通の課題」「グループワークで話しあって思ったこと、どうしていきたいか」その一つずつ話しあっていきました。
講演会の話は一つの参考事例として受け取り、今自分のいる場でどうしていったらよいか、そこを見出していく話し合いになっていきました。時間に押されつつも、それぞれのグループ内で深めていけたようです。最後は代表者が発表し合いました。
まず身近な人たちと関係を築きたい
「おふくろさん弁当は理想の会社だ。こちらのチームは、自分達の会社や組織でどう活かしていこうか、考えて参加している人ばかりだった。ただ、今の会社に落とし込んでいくのは難しい。トップとの壁や価値観の違いもある。まず、身近な人たちに共感者を増やし、周りの人間関係や仲間で関係を築いていきたい」
「自分らしさを大切にする生き方や働き方を大切にしていきたい。多様性のある受け皿があったらいいなと思う。それぞれの居心地のよさをつくれたらいい」
「何が出来るか? 単純に笑顔を増やす。笑顔でいられるようにする。そっちの方向にいけるように、周りの人たちとコミュニケーションを含めていく。そこが第一歩かな」
「今の問題点は、休みが取りにくい。言い出し難い。言いたいことが言えているか? 自分を客観的に観察することが大切だ。自分の内面が大事だ。
どうしていきたいかは、もっとサボる(笑)。職業も遊んでますって言えるくらい心から楽しくやっていきたい。職場だけでなく、家族、子どもに対しても、コミュニケーションし、無駄話をしていく。無駄じゃない。それが一番大事だ」
「仕事そのものには満足しているが、業績に貢献しなくてはいけないプレッシャーがある。ミスが起こったとき犯人捜しになり責められる。言う側には悪気がなくても、受け取る側からの何等かのアプローチが必要だ」
自分の中にある一人ひとりに敬意を持つことで
「会社には、設立趣意書があり、社会への貢献を宣言しないといけない。会社は厳しい、かわいそうな存在だ。会社が会社の目的を第一義にするよりも、会社が働く人の幸福のためにあるという存在の仕方ができているという話で、これはすごいことだ。そういうことを社会全体で受け入れられたらいい。そのために自分は何ができるか? ぼくが考えたのが、自分の中にある一人ひとりの個人を敬意を持ってみるということ。自分の中で処罰して見てしまうと、結局社員を処罰する会社と一緒だと思う。自分がそういう存在になること。それが広がっていけば、世の中に少しでも役に立てるんじゃないかなと思いました」
心が満タンになって帰れます
懇親会には半分の30人ほどが残り、更に熱く、語り合いは続きます。
8時までの予定が、気づくと夜9時でした。そしてお開きに。延長できたのは、ヒューマンフォーラム株式会社さんのはからいです。会社自体がとてもユニークな取り組みをしている所で、この企画の協賛者になっています。そのお陰もあって、今回のようなメンバーが集まったのだろうと思われます。会社のホームページを参考に。
岸浪さんが最後に話していたのは
「もし、本当に、日本中、世界中で、同じ思いを持つ人が出てきたら、一緒に考えていきたい。僕は自分の会社だけがよかったらいいって思っていない。もっとみんなと幸せになりたい。じゃあどうなったらそうできるか、一緒に考えたいと思っています」
その言葉も参加者の中に響いていました。
ここに集まった人たちで、「規則も命令も上司も責任もない」場がなんだか実現出来ていたようにも見えました。
岸浪さんの言葉にもそのことが表れていたのではないかな。
「今日はみなさんに温かく見守ってもらえてすごく嬉しいです。怒られないで。僕がみなさんに大切にしてもらって、心が満タンになって帰れます」
参加者のみなさんは満タンになりましたか?
オヤヂちゃんの音頭で乾杯!懇親会スタート!
ベジタリアンレストラン「TOSCA」トスカさんのお料理です
ヒューマンフォーラムのろくろうさん「この企画は社内の会議で企画書を検討して、大々的にヒューマンフォームの方で賛同していきましょうということで提供しました」と紹介してくれました。
* * * * * * * * * * * * * * * *
記者の感想を一言。
人を信頼し、尊重しているから出来たイベントでした。「京都にもおふくろさん弁当のような会社をつくりたい」と言う青年もいました。是非応援したい気持ちです。主催者の一人オヤヂちゃんも「扉を開いた感じ」とコメントしています。
「自分らしくいられる場」とは、主体性と自発性が発揮される場なのでしょう。そんなお互いが出合えたフラットな空間で、繋がり合えた感じがします。それにしても皆さんのパワーはスゴイ!(写真・記事:いわた)
懇親会後、全員で記念撮影
アズワンネットワーク事務局のミッチーこと北川さん(右)
- | trackbacks (0)