SCS茶室「清鈴庵」の庭園完成

庭2.jpg茶室の庭

7月3日にオープン予定の鈴鹿カルチャーステーション(SCS)。
現在急ピッチで内装工事が進んでいる。
その中につくられる茶室は「清鈴庵」(せいれいあん)という名称がつけられた。ここは職人さんたちの腕の見せ所。匠の技が随所に見られる。
そして、大きな窓の外には庭園が造作された。
この庭は、久米伸明さんの作。10年の修行を経て独立第一作目の庭だという。
伊勢の森工務店の佐々木さんの息子で、アズワンファームの佐々木貴宏さん(26歳)の友人だそうだ。カリフォルニアでの造園研修中に出会って親しくなり、今回の話を聞いて、買って出たという。

植物と石にふりそそぐ陽光や風によって刻々と変化しおりなされる光と影、見る
人の心と響きあってそこにあらたな小宇宙が生まれるように、そんな願いを庭造
りに込めての独立後の初作品となった。

庭4.jpg
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SCSオープニングイベント7月3日4日に

現在、改装工事が進む「鈴鹿カルチャーステーション(SCS)」の
オープニングイベントの日程が決まりました。
地元の皆さんの来場を呼びかけると共に、興味関心のある多くの
方々にSCSの存在を知って頂き、「新しい文化の創造と発信」を
共に進めていこうというイベントです。

7月3日(土)、4日(日)
 3日 オープニング・セレモニー
   お茶会、講演会、演奏会、カルチャー教室の案内、各種展示等を企画しています。
 4日 文化教室オープニング体験コースを企画中

SCS情報は随時お知らせしていきます。

改装工事中!
お茶室.jpg
室内に茶室を作っています

画廊から受付.jpg
エントランスから受付までのスペース

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文化教室になります


西側.jpg
西側の壁を取って大きな窓がつきました。採光抜群です
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お金は人を幸せにしているか?

第3回講座.jpg
内藤氏(中央)と参加者

第3回講座に参加して(岩田隆)
「循環共生とは何か」をテーマに内藤正明氏の第三回目の講座が4月20日、アズワンカンパニーで開催された。今回は、人と人の関係とお金のあり方をポイントに、地域通貨の可能性を探った。
内藤氏は、Euro通貨の設計に携わったというベルナルド・リエター氏との最近のやりとりを紹介しながら講座を進めた。リエター氏は、現在のグローバルな通貨に対して、地域通貨を補完的に流通させることが必要だと説いている。
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ボランティア・市民活動団体紹介パネル展に参加

鈴鹿市市役所で26日まで開催されていた「ボランティア・市民活動団体紹介パネル展」に、サイエンズスクール鈴鹿と、サイエンズ研究所が出展しました。
パネル展.1
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「循環共生とは何か」内藤先生講座 第2回目開催

「なぜ地球環境の危機が生じたのか」
人々.jpg
先回に引き続き第2回目の講座が3月17日に行われた。今回は、「なぜ地球環境の危機が生じたのか」といったテーマ。
そんなのは、人間の活動が地球規模になってきたからだろう、石油資源を使い過ぎたからだ、と一言で終わらせてしまえば、それまでだが、学者はその原因を科学的に論理的に紐解いてくれる。そして、原因を探究することで、これからの私たちの歩むべき道が見えてきそうなのだ。
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鈴鹿カルチャーステーション(SCS)工事スタート

概観2.jpg鈴鹿市阿古曽町に文化の発信基地を

既存建物を活用した地域の拠点づくり
かねてより構想していた「鈴鹿カルチャーステーション」(略称SCS)の開館に向けて、
3月18日より改装工事が始まった。

鈴鹿カルチャーステーションは、地域の縁側として、学び舎として、人と人が繋がり、新しい文化を創造し発信していこうと、昨年11月の循環共生シンポジウムでその構想が発表されたものだ。エコステーション、コミュニティーステーション、カルチャーステーションの3つの機能を持っている。
茶室、カフェ、文化教室、画廊…
KIESS事務所、鈴鹿循環共生パーティの事務局…
サイエンズ スクール鈴鹿…その他諸々のスペースがあり、誰もが気軽に寄れる場所にしていきたいと、その内容もまだまだ構想中のようだ。

また、環境に配慮しエコ型モデルとして、既存の商業施設をリユースしているのも特長の一つ。
5月の連休開けぐらいのオープンを目指して、準備を進めているところ。
工事と内容の進み具合を随時お知らせしていきます。(岩田)

SCS構想図
図面3.jpg

室内2.jpg
約800平方メートルの室内。以前は商業施設だった。

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工事の着工は、まずは床材剥がしからはじまった。
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「お金とは何か?」講座はじまる

~地域通貨を考える~
P1000252.jpg石見尚先生

前日の内藤氏の講座に引き続き、翌日(2月13日)は石見尚氏による「お金とは何か」の講座が開かれた。

石見氏は「生命系の経済」「新しい貨幣の創造」など訳書や、多くの著書を通して、資本主義ではない、人間中心の経済を、貨幣の本質から見直して、具体的に法制度化がなるまでシステムとして整えようと、80歳を超える今も現役で活動している学者だ。

鈴鹿での新しいコミュニティづくりに共感され、今回、講座を開講することになった。

第1回目は、石見氏が現在取り組まれている「共同労働」の法制化の動きが紹介され、後半では、「お金とはそもそも何か」という貨幣の本質を探る講座となった。地域通貨についても言及され、鈴鹿での可能性についても意見が飛び交た。

現状の貨幣経済は、本来のお金の役割から大幅に多様化し、架空の貨幣が世界に流通している。実態経済と貨幣経済が何倍も乖離しているのだ。そのために、バブルが生じたり、金融危機や経済恐慌を引き起したりと、世界中を不安定な状態にしている。貨幣の動向に、世界が一喜一憂し、振り回されているのが実情だろう。

しかし、そんな貨幣だが、その価値は信用の上に成り立つのだという。一万円札が、印刷物の価値ではなく、一万円の価値として、商品と交換出来るのは信用があるからだ、という。ではその信用って、何を信じているのだろう? ある意味、お金とは互いの幻想の上に成り立っているものかもしれない。

このお金という存在について、私たちは、その本質を見極めて、お金に振り回されるのではなく、私たちの暮らしがより快適に充実したものになるためのお金、貨幣を創造していく必要があるだろう。
その一つの試みとして、地域通貨が考えられる。一つのコミュニティで使える通貨で、その実践は、世界各地で行われている。

人が人らしく生きられる社会づくりを進めている鈴鹿コミュニティで、地域通貨や貨幣がどうあったらよいか。お金を中心とした社会ではなく、人が快適に暮らせる社会の中でのお金とは何か。今後、この講座を通して探っていきたいと思う。(記者=岩田)
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「循環共生とは何か」講座 その③

鈴鹿モデルが鈴鹿ブランドに
内藤講座2.jpg

講座の後半は、内藤氏の発表を受けて参加者から積極的な意見が交わされた。
「循環共生型社会」に向けて、まずは、食と農をつなぐことが焦点になった。

農業経営をするKさん――「石油がストップした場合、いまの農業は出来なくなる。トマトハウスでも重油を使っているし、有機肥料を畑に撒くのも機械だ。だけど、ビジネスとして成り立たせていきたい。石油を使わない農業が出来れば、それが一つの魅力になるのでは?」

食品販売経営のKさん「農業だけで成り立つというより、生産から食品加工・流通販売まで一環させて、その中で利益を生むことが出来ると思う」

「6次産業・10次産業にしていくということだね」
(第1次産業(農業)から2次産業(食品加工)3次産業(流通・販売)まで足したものを6次産業。これに子どもの教育や心のケア(4次産業)といった福祉産業を加えていくという発想が10次産業)

「そこを食べる人が支えていく。食べて応援していくことがコミュニティで出来るんじゃないか」

「顔の見える関係が築かれていけば、結構いけそうな気がする。実際にやっていても、これは、○○さんのつくった野菜だ、となると、無駄なく活かしたくなる。使い方が違ってくる」

「普通、地域ブランドというと、その地域の特産品を売り出そうとする。それで、儲けようとするけど、今の話では、循環共生のモデルとしてそれがブランドにならないか、ということだね」

「これは、外に売り出すためのブランドではなく、モデルとしてのノウハウがブランドになるってことか」

「循環共生のために何かをしなければ、という義務感では実現は難しい。だけど、自然と共生する生活は意外と快適だとなれば、無理なくいけそう。そんな暮らしのモデルが出来ないだろうか」

市議会議員さん「学校給食を地元の農産物でまかなうことの意味は、将来、子どもが大人になったときに、その大事さに気づいていけると思う。それがまた次の世代にと繋がっていくと思う」

次世代につながってこそ、持続可能な社会といえるだろう。それぞれの立場からの意見交流であったが、話し合うだけで、発想が広がり、いろんな繋がりが見えてくる気がした。
現代社会は、人と人のつながりを見失っているが故に大きな問題を生んでいるように思う。「循環共生型社会」は、そのつながりを見えるようにしていくことにヒントがあるのかもしれない。

大学生たちも「ここに来てやりたかった勉強が出来た」「新しい農業のスタイルを学びにまた来たい」という感想だった。(記者=岩田)
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「循環共生とは何か」講座 その②

鈴鹿モデル鈴鹿ブランドへの胎動
sekiyu.JPG石油資源の消費状況

石油エネルギーに支えられた現代文明
「循環共生とは何か」の講座の中で、再認識したことは、現代の豊かな文明は、石油エネルギーによって支えられているということだ。
その石油資源も既にピークを過ぎ、あと2、30年もすれば枯渇するとも言われている。そんなことになれば、石油の豊かさに乗っかっている日本の国は、たちまちパニックになってしまう。
 石油に代わるエネルギー開発も進められてはいるが、気がついたら、もう輸入できないなんてことも十分にあり得る。
 あのモアイ像で有名なイースター島も、かつて豊かな森林資源があったそうだが、伐採し尽くして、文明そのものが滅んでしまった。部族間で、相手が使うのをやめたら、こっちも止めようと、お互いに自分からは止められなかったという。今のCO2削減の国際会議とまったく同次元の話だ。
こういった問題を引きおきしている根本問題は、人がどう生きるか、という問いに行き着く。だが、内藤先生の話によると、「学者や政府は、人の生活の仕方までは、関与出来ない、口出しは出来ない」という。だから学者は、科学技術の進歩による解決策を考え、政治家は、規制する法律を作るしか対策が立てられないと。それが今の社会の現状であろう。
イースター島の悲劇を今また繰り返すのか、それとも根本原因の解決に着手するのか、問われている。(この問いに対する研究は、SCIENZ研究所に期待したい)

地域だからこそ実現可能
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「循環共生とは何か」講座はじまる その①

~鈴鹿を循環共生型コミュニティに~
内藤講座
地球温暖化といった国際的な問題に、私たちに何が出来るだろう、と動き出した鈴鹿での活動。昨年11月にはシンポジウムを開催し「鈴鹿を循環共生型コミュニティに」とスタートを切った。そして早くもその実現に向けた活動が始まっている。
アズワン㈱の農業部門スタートがその筆頭であろうか。農地も更に広げつつ、若者たちが次々と参集している。また、アズワン㈱不動産部門では、現在「エコ型住宅」の建設が進行している。設計はシンポジウムに集った研究者の提案が盛り込まれている。

そして、2月12日、内藤正明氏(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター長・KIESS代表理事)をお迎えして3回シリーズの講座が行われた。テーマは「循環共生とは何か」。ちまたに「循環」とか「共生」という言葉が使われてはいるが、その根本の理解を深め、地域社会づくりに役立てようというものだ。
この企画も、「鈴鹿カルチャーステーション」(略称SCS)主催によるもので、やはりシンポジウムで提案された構想の一つが、一歩を踏み出したともいえよう。

さて、今回の講座の様子をレポートしていきたいと思うが、私(記者)にとって、とても興味深く、何か新しい動きや実践が生まれそうな予感があった。その内容を私見を交えながら何回かに分けて報告したいと思う。

何かが始まる予感
最初に注目したのが、集まった出席者の顔ぶれだ。簡単に紹介しよう。
まず、講師の内藤氏をはじめとする環境問題の研究者グループKIESS(HPはこちら)の面々。各地自治体・研究機関や団体と共に持続可能な社会づくりの提案をしている。
次に、鈴鹿市の市議会議員さん。「学校給食を地元の農産物で」と運動をしている。すでにお米に関しては実現しており、今からは、野菜を地元産のもので、と手がけている。
その一翼を担おうというアズワン㈱農業部門メンバー。そして循環共生の町づくりに農業と地域を結ぼうという「おふくろさん弁当」の店長。
現在建設中の「エコ型ハウス」の建築設計士と建設業者。施主のアズワン㈱経営者。
これらの実践を地域で支えようという鈴鹿コミュニティーのメンバー。更に、新しいコミュニティと人間の本質を研究するSCIENZ研究所の所員などだ。
「循環共生」の実現に向けて、見事に役者が揃ったといった感がある。
また、今回は、新しい農業スタイルを学ぼうと訪れた大学生と環境学専攻の大学生もお目見えした。
そのほか、農業者、養豚家、獣医師等々と多彩な顔ぶれの24、5人が相寄った。

前半の内藤氏の問題提起となる講座に始まり、後半では、この面々がそれぞれの立場からの活発な発言が飛び出し、熱気を帯びた。さて、その内容は次号にご期待。(記者=岩田隆
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