PIESSニュース 31

PIESSニュースは、今回で31号になります。2009年12月の第1号発行から、3年が過ぎようとしています。編集部も、「PIESS活動とは何だろう?」と、自問しながら進んできました。PIESS NETWORK活動とは、「それぞれが自分の立場で、人と人が縛り合わない、何があっても崩れない親しさで繋がる『やさしい社会』をつくっていこうとする活動」といった感じでしょうか。
では、人と人とをつなぐPIESSニュース NO.31をどうぞご覧ください。

★新刊 SCIENZ NO.3 「やさしい社会2」
10月12日、サイエンズ研究所から、SCIENZ NO.3 「やさしい社会2」が発刊されました。「人間とはどういうものか」を探り、人と人がやさしく繋がってできる社会を、アズワンコミュニティの実践例を交えながら、やさしく解説しています。どうぞ、ご一読ください。
『やさしい社会2』-親しさで繋がる社会とは 発刊!


★愉快に楽しく 会社運営!
アズワンコミュニティの産業のひとつ「おふくろさん弁当」。ここに、『やさしい社会』の会社運営が現われているようです。
10月21日は、「お弁当まつり」。普段日曜日に製造しているお弁当の4倍の量、920食を製造。これを、「まつり」のごとく、愉快に楽しくやってしまえる、その舞台裏を紹介します。
「やさしい社会の会社運営」

また、おふくろさん弁当で営業をしている吉田さんの取材記事もあわせてご覧ください!
「僕は、自分の喜びに生きています」

★2012年10月 韓国情勢NOW
サイエンズ研究所の小野雅司さんが、10月15日~18日で韓国を訪問。その滞在レポートです。韓国江華島の柳相涌(ユ・サンヨン)さんが、PIESS NETWORKの活動に関わりだして、3年半。アズワンコミュニティと韓国の交流を深めながら
展開してきた活動の変遷と、今日の様子がレポートされています。
「韓国でのPIESS NETWORK活動レポート」

また、先月来鈴した韓国ミネサクラブのカンさんが、再び奥さんを連れてアズワンコミュニティを訪問しました。今度は夫婦でコミュニティを満喫。そのときの様子もご覧ください。
「韓国から夫人同伴、アズワン滞在記」


★鈴鹿カルチャーステーション 秋の企画賑わう
10月20日(土)、里山体験が開催。森遊びやキリタンパン、竹はんごうを体験!
この日は、日頃SCSの企画や教室に通う子どもたちの親子やそのつながりから参加者続出。子どもも大人も、ワクワク・ドキドキ、大盛況でした。
SCSの活動、新しい文化の創造と発信、街の縁側づくりが展開しています。
「はじめての里山まつり開催」

★アズワンコミュニティのFacebookページがあります。
http://www.facebook.com/as.one.suzuka


*************『やさしい社会』の入口コーナー *************
☆マイライフミーティング 11月10日(土)19:00~ 11日(日) 11月15日(木)9:00~
 「何気ない日常を振り返ってみませんか・・・」

☆普段着で探訪DAY  「アズワンコミュニティを訪ねてみませんか・・・」
11月3日(土)~4日(日) 11月10日(土)~11日(日) 17日(土)~18日(日)

☆マイライフセミナー 「本質に迫る道筋を体験する6日間!」
11月20日(土)~11月25日(木) 1月4日(金)~9日(日)


*ご意見、ご感想、配信停止は、下記メールアドレスまで
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PIESSネットワーク事務局
〒513-0828 三重県鈴鹿市阿古曽町14-28 SCS内
E-mail news@piess.net
URL   http://as-one.main.jp/
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サイエンズスクール 『活用する人達の声』

スクール「人としての成長」をサポートする機関、
NPO法人サイエンズスクール。
誰でもが生涯を通し、心と知性を培い育て、豊かな人生を送ることを目指して活動しています。
現在会員は、119名。
老若男女、年齢も20代~70代まで様々です。
また会員は、日本各地、そして韓国やブラジルなど海外にもいます。
さて、ここを活用している人はどのように感じているのでしょうか?!
サイエンズスクールのHPに、「活用する人達の声」が掲載されています。
どうぞご覧下さい。
 ↓ ↓ ↓
サイエンズスクール「活用する人達の声」
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韓国でのPIESS NETWORK活動レポート

10月15日~18日で、韓国を訪れてきました。
韓国でのPIESS NETWORK活動の現在とこれからを、僕なりの視点でレポートしてみたいと思います。
小野雅司(サイエンズ研究所)


◎今回の訪問の背景
江華島の柳相涌(ユ・サンヨン)さんが、PIESS NETWORKの活動に関わりだして、3年半が過ぎました。
(アズワンコミュニティとの関わりは、「韓国との交流」にこれまでの経過がまとめられています)
IMG_0350.JPG相涌さんや、奥さんの長尾ゆきさんも、サイエンズスクールのコースに参加したり、サイエンズ研究所と連携を取りながら活動を拡げていき、アズワンコミュニティと韓国の交流を深めていきました。
昨年の夏からは年2回、自ら経営するペンションを会場に、サイエンズスクールの「マイライフセミナー」を開催できるようになり、今年の7月には、アズワンコミュニティやサイエンズの考え方を紹介する『人の本性に適した社会』という本を出版することができました。

この3年半の活動の中で、韓国からアズワンコミュニティを訪れた人は、80名を超えています。
また、僕も昨年3月韓国の3カ所で講演(江華島、YMCA総連本部、ノンシル人文学校)したり、今年7月の本の出版などを通して、アズワンコミュニティを知る人が、韓国の社会活動家の中にたくさん出てきています。
そういう情勢の中、今後の韓国での「やさしい社会づくり」活動を一緒に考えようということでの訪問でした。

◎『人の本性に適した社会』の出版からの拡がり
img403_851.jpg出版元のミネサクラブの人達が、8月にアズワンコミュニティを訪問したり、本を読んだ人からの問い合わせがあったり、「マイライフセミナー」への参加にも繋がったりし始めています。
相涌さんに講演の要請も何ヵ所からあったりして、また新たな広がりが生まれようとしています。
また、アズワンコミュニティを訪れた人達の中には、グループで輪読会を始めて、アズワンコミュニティのエッセンスをもっと学びたい、サイエンズという考え方を知りたいと心が動いているようです。

◎興味ある人達のいくつもの輪
IMG_0413.JPG訪問後も継続的にアズワンコミュニティと交流を続けている人達があります。
・相涌さんの地元の江華島では、社会活動を展開しているメンバーの何人かで研究ミーティングを毎週持ちながら、アズワンコミュニティの実践も参考にしながら、新しい展開を模索しています。マイライフセミナーを受けたユン牧師は、自分の教会の数家族で『人の本性に適した社会』の輪読会をしているそうです。来年の2月に予定されているマイライフセミナーにも1~2名が参加する予定です。今回、僕は、昨年2月鈴鹿に来たことのあるソ牧師と再会し、イ・ナリちゃん(2010年2月に2週間滞在、今年2月のセミナー受講)の両親と会食してきました。
IMG_0387.JPG
サンマウル高校は、相涌さんのペンションから1キロほどの所にあり、ゆきちゃんが日本語の先生として行っています。
今年1月には、アズワンコミュニティと国際友好交流協定の調印も行い、相互交流が盛んです。ユン校長や、アズワンコミュニティに来た事のある事務の人達とも再会。そして、今年の1月に交流に来ていた4人の学生とも出会えました。会えて嬉しかったです。

ノンシル人文学校は、昨年3月に僕も講演に呼んでももらった地域で、この6月には8人で鈴鹿を訪問しました。その中のウォンさんは8月にセミナーを受講し、その後、毎週『人の本性に適した社会』の輪読会が始まったそうです。
今回も僕にも来てほしいと声がかかりましたが、相涌さんの所から車で4時間半以上も離れている地域なので、時間が取れず残念ながら行けませんでした。時間を取って交流したい地域の一つです。鈴鹿へ、また韓国でのセミナーにも繋がっていきそうな所です。

ミネサクラブの人達・8月末に鈴鹿に来たミネサクラブの人達とは、ソウルで出会いました。カンさんは奥さんを連れて鈴鹿に来たばかりなのに、またソウルまで出て来てくれました。8月に出会ったチェさんとはまるで旧友のような親しさ。2月のセミナーの参加はもちろんのこと、来春には鈴鹿で長期滞在の希望もあるそうです。日本語も少し喋れるのですが、本格的に勉強を再開しているとのこと。その他にも、コミュニティに関心のある人達も3人集まってくれ、熱心な話し合いが続きました。
・その他にもYMCAからはセミナーの参加や相涌さんへの講演要請など、継続的な繋がりがあります。また、今回の本の出版を機に、貧しい子達への支援を続けているある財団の代表の人が興味を持って連絡を取ってきて、財団の活動メンバーでまとまって来年2月にセミナー受講を考えようと話が進んできています。

◎韓国社会の中での、「やさしい社会」づくり
戦車韓国は、今や自殺率世界一位の国だそうです。経済発展はすごいものがあるみたいですが、過酷な競争と貧富の差などに現れる社会の矛盾の数々・・・。
それは、モンゴル・中国・日本などから蹂躙され続けた歴史なども多大な影響があるようです。1945年に日本の植民地から解放された途端、国は南北に分裂し、その後も軍事政権の中の圧政。民主化が実現したのもやっと1987年のこと。そして、今なお、国家分裂は続き、徴兵制もひかれる国・・・。
高校生は夜10時頃まで学校があり(夕食の弁当を持っていく!)、その後に塾に行き、1時頃帰宅するのが普通?の暮しという、受験戦争の話も聞きます。
一方、民主化を勝ち取ったという社会意識の高い人達も沢山いるそうです。が、今、どういう方向に向かって進んでいくのかが見えず、新しい社会を模索しているエネルギーを感じます。
そういう社会情勢の中、新たな社会像として、競争も争いも、束縛も押し付けも、人の上下もない、アズワンコミュニティのあり方=「やさしい社会」の姿が注目されているようです。

◎これからのアズワンコミュニティへの交流
ノンシル人文学校では、輪読会には6人のアズワンコミュニティ体験者とあと6名の未経験者が居るそうで、まだ行っていない人達は是非行ってみたいと、この冬に訪問を検討中だそうです。
サンマウル高校では、冬の学生達の交流も検討中。他のフリースクールにも呼びかけて一緒に来るという案もあるそうです。イ・ナリちゃんの妹が高校2年生で、この冬は鈴鹿に行くと張り切っているそうです。先生達の研修にも送り出したいという声もあるそうです。また、写真を撮ってくれた学生さんは高校3年生で、卒業後は日本語を専門に勉強したいそうで、鈴鹿にも是非長期滞在で来たいということでした。
また、この冬休みには相涌さんの息子(中2)など、中高生の学生4~5人が日本交流ということで、鈴鹿に来たいという希望があります。
日韓の中高生交流の場に、アズワンコミュニティが使われていくことになりそうです。

◎本質的な方向性、道づくりを進められる人を探して・・・
これからもますます韓国とアズワンコミュニティとの交流が盛んになっていくでしょう。
相涌さんは、『人の本性に適した社会』の本を使った勉強会を開催して、本質的な事に興味ある人と出会い、探究する機会を創っていきたいという希望があるようです。
また、韓国でのマイライフセミナーの開催を通して、本質的な事に気が付く人が出てくるのが、韓国での「やさしい社会づくり」のベースになってくるのだと思います。そして次の段階として、来年くらいにセミナーの参加者の中から、もっと先に進みたい人向けに、サイエンズスクールの「自分を知るためのコース」などを用意して、より本質的な方向性への理解が進むようにしていきたいと思いました。
そして、その中から、本質的な事に重点を置ける人が生まれ、韓国の中で「やさしい社会づくり」活動を展開しようという、相涌さんと共にやっていける人が現れてくるようにやっていきたいと思います。

相涌さんとは、この3年半、ほぼ毎週1回Skypeで、色んな事を相談しながら進んできましたが、やはり実際に韓国の地に足を運んで、人々と出会い、その地の空気や距離感や背景を感じることで、より理解が進む感じがしました。また、相涌さんとも直に会って、時間の制限もなくいっぱい話が出来たことも大きいと思います(それでも時間足らずの感じでしたが!)。
今後も、僕らも韓国との交流を深めながら、韓国の地に「やさしい社会」の実態が生まれてくるところを一緒に進めていきたいと思います。
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韓国で『人の本性に適った社会』の勉強会

韓国ノンシル村で、「やさしい社会」の試み、その活動(PIESS活動)が始まりました。

ノンシル②今年6月、韓国ノンシル村より男女8名の方々が、アズワンコミュニティを探訪しました。
「韓国からコミュニティ探訪」
「韓国からの友人、鈴鹿滞在記(1)」

そして最近、その方々を中心に、7月に韓国で出版された『人の本性に適った社会』(詳しくはここをクリック)を使って、勉強会を始めたそうです。
初回は、6月に探訪に来た5人が中心となり、若い女教師や味噌工場の人、そして村の人などが集まり、総勢12人になりました。

みんな近くに住んでいる人達だそうで、普段、日常でやってることを話し合う機会ともなって、とても楽しかったようです。これから、毎週火曜日夜7時に寄るそうです。
勉強会だけでなく、地域の人達が寄ってこれる機会にもなっているようです。

ノンシル村は、昨年の春、小野さんが、「アズワンコミュニティ鈴鹿の試み」という講演会をした地でもあります。(その様子はここをクリック)

お隣韓国でも、ジワジワっと、PIESS活動が展開されています。

以下の「続き」は、その内容を記した手紙です。
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『やさしい社会2』-親しさで繋がる社会とは 発刊!

やさしい社会2特定非営利活動法人サイエンズ研究所出版の
SCIENZ NO.3
「やさしい社会2」-親しさで繋がる社会とは

がいよいよ発刊されました。
SCIENZ NO.1「やさしい社会」の第2弾です。
社会をつくるのは人間ですが、
その「人間とはどういうものか」を探り、
その人と人がやさしく繋がってできる社会を、
アズワンコミュニティの実践例を交えながら、
やさしく解説しています。
また、韓国から、やさしい社会の実現を試みているアズワンコミュニティを訪れた時の様子の記事も掲載しています。

誰もが願い「やさしい社会」、誰もがつくれる「やさしい社会」、その実現への道筋。
ぜひ一読ください。
チラシは、こちらをクリック
 ↓ ↓
チラシ

販売価格は880円です。
問い合わせ、購入希望の方は、以下へ連絡ください。(書店での販売はしておりません)
特定非営利活動法人サイエンズ研究所出版部
FAX  059-375-1550
Email publish@scien-z.org

なお、鈴鹿カルチャーステーション(SCS)では、随時販売しております。
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