熊倉敬聡著『藝術2.0』アズワンネットワーク~〈円〉の可能性



熊倉敬聡著 四六版 288頁 発行日:2019年5月 定価:本体2,200円+税


昨年10月にアズワンセミナーに参加した熊倉敬聡さん(元慶應大学教授)は、その体験を、今度出版された『藝術2.0』(春秋社)の中で取り上げています。
今人類は全く新しい創造性の形が芽生えつつあり、彼はそれを「藝術2.0」と名付け、多様な分野でイノベーションする変革者たちを訪ね、論考しています。そのキーパーソンの一つにアズワンネットワークも取り上げられました。

本の紹介文によると――
西欧近代が作り出した概念であり実践であるArtはもはや歴史的使命を終えようとしている――
いっぽうで人類が今や全く新しい創造性の形を模索しつつある――
そう捉える著者は、この新たな芽生えを、「藝」の字の由来(「植物に手を添え土に植える」)に鑑み、とりあえず「藝術2.0」と名づけ、工芸、発酵、場づくり、坐禅、学び、コミュニティ、茶道といった多様な分野でイノベーションする変革者たちの冒険の中に探り当てていく。先祖伝来培ってきた「冷たい」クリエーションへと「原点回帰」しつつも、それを現代の感性と美学=「熱い」クリエーションによって再デザインする藝術家2.0たちの創造の現場に立ち会いながら、自らもその実践に乗り出そうとする著者による、既存のアート界の常識を覆す画期的な論考。

キーパーソンたち:小倉ヒラク、藤田一照、中川周士、小山田徹、三田の家、アズワンネットワーク、陶々舎、ステファヌ・マラルメ、千利休、田辺元、野上弥生子、マルティン・ハイデッガー、久松真一、赤瀬川原平、ジャック・デリダ、河合隼雄

熊倉敬聡著『藝術2.0』(春秋社)の案内へ>>>http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-33372-3/



熊倉さんは2012年からアズワンに関わりはじめ、前著の『瞑想とギフトエコノミー』でも、アズワンのことを取り上げています。
今年3期目となるユネスコ認証の教育プログラム「ガイアエデュケーション」のスタッフとしても1期目から関わり、アズワンには何度も訪れています。

熊倉さんがアズワンセミナーに参加し、春秋社のwebマガジン『はるとあき』で、セミナー体験を論じた『GEIJUTSU論――藝術2.0をさぐる思考の旅』、第八回「アズワンネットワーク、あるいは〈中空=円〉の可能性」を掲載した記事はこちらをどうぞ!>>>http://as-one.main.jp/sb/log/eid1013.html
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